嘘のない誠のシングルバックは古い気質の願いです!

昨日の予想が早くも覆されて、片手打ちバック世界一候補のワウリンカが敗退してしまいました。

でも、その対戦者で勝者となったガスケも正統派のシングルハンドバックハンダーなので彼がジョコピッチを打ち負かせてしまえば、未だ「片手打ちバックハンド世界一決定戦」の望みは繋がります。

ぜひとも、フェデラー対ガスケの男子シングルスファイナルが実現して貰いたいと思います。

ところで何故この絶滅危惧スタイルの片手打ちバックハンドの選手が活躍しているのか?

それはかつて片手打ちが主流だった頃に、今とは逆にダブルハンドバックが極めて少数派だった時のことを考えてみましょう。

ウィンブルドンで五連覇の偉業を達成したボルグはフォアハンド、バックハンドをトップスピンショットによって安定度抜群で、バックは数少ないダブルハンドスタイルでした。

それまでの片手打ちバックスタイルの選手達はバックハンドで攻撃するということはほとんどなく、バックに来たボールはスライスで繋いでしのぐしかなく相手にバックサイドを攻められてネットを取られると圧倒的に不利になるものでした。

そんななかでボルグ選手はダブルハンドをいくら攻められても動じることなく、ボレーの名手マッケンローが相手と言えども落ち着いて正確無比なダブルのバックハンドによるパッシングショットを放ち伝説のウィンブルドン決勝の1回目ではマックを打ち負かしてしまいました。

そして彼以降にテニス界ではトップスピンとダブルハンドのバックハンドストロークがスタンダードとなっていきました。

それで片手打ちバックの選手は絶滅危惧種となってしまったのですが、そうなるとかつては主流で当たり前だった片手打ちが稀少であるためどの選手もあまりそれに対しての慣れが足りないという全く逆転減少になってきた、ということなのかも知れません。

そうなると今年のウィンブルドン男子シングルス決勝が、シングルハンドバック世界王座決定戦となればこれから片手打ちスタイルが再び脚光を浴びて復活してくれるのではないかと密かに期待しています。

こんなことを言うとダブルハンドでバックを打つ方に顰蹙を買いそうですが・・・

テニスの楽しみにはいろいろとありますが、バックハンドの片手打ちでのクリーンヒットした爽快感と達人の証しとも言われる切れ味抜群の美しいスライスショットはその最右翼であることは間違いないです。

テニスで片手打ちバックが廃れていくのは、車で喩えるとポルシェのようなスポーツスタイル車でさえオートマチックシフトが当たり前になっているのと似ている気がします。

あぁ、これってやはり「昔は良かった」的な感想、もしくは「古い奴だとお思いでしょうが・・・」って話なんでしょうね :03 にっこり:

いや、年とるとそうなってしまうのかな、「昔は良かった、嘘もごまかしも大嫌いでそんなことを自分ではもちろん、身の回りでも絶対に許さない精神を堅持していたのに・・・」とつくづく思います :13 困った:

あれっ、また何か話が逸れてしまいましたね、話もボールもラケット?も逸れたりしたらいけませんね :36 冷や汗:

 

 

 


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 14:24 | コメントをどうぞ

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