クライシュテルス、経験から語る!

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元女子世界ランク1位のキム・クライシュテルスさんは、女子ツアー最終戦であるWTAファイナルズのレジェンド・アンバサダーに就任して、4月30日にドイツはシュトュットガルトで行われたポルシェ・テニス・グランプリの決勝戦に招待されてインタビューに答えていたの。

そのレジェンド・アンバサダーにはこれまで、マルチナ・ナブラチロワさんとアランチャ・サンチェス=ビカリオさんが就任していて、クライシュテルスさんは彼女達に加わってシーズンを通して最終戦のプロモーション活動をするんだって。

これまで以上に大会などを訪れる機会が増えるクライシュテルスさんは「今の生活や家での家事などに慣れ過ぎてしまっていて、今ここにいる事やホテルの部屋で何もせずにいる事などがワガママに感じてしまいます。昨日ここへ着いて、大会まで車を運転して来ました。イベントまで数時間あったのです。部屋にいて、一体何をしたら良いのか考えてしまいました。子供達とスカイプで話をしました。」って、アンバサダーに就任した戸惑いを語っていたの。

そんなクレイステルスさんと言えば、結婚と出産を挟んで復帰してすぐにUSオープンで優勝するなど、第2のテニス人生でも成功を収めた事でも有名よね。そんな彼女だから、出産して復帰を目指しているヴィクトリア・アザレンカや妊娠を発表したセリーナ・ウィリアムズについても質問が飛んでいたの。

「彼女達との大きな違いの1つは、最初に引退した時はまたツアーに復帰するとは思っていませんでした。もうプロテニス選手としてのキャリアは終わったと思ったのです。結婚して子供にも恵まれるなど、素晴らしいギフトをもらい一年を過ごしていて、母親としての人生をスタートさせていたのです。とても幸せでした。」

「それは、復帰してすぐにUSオープンでの優勝にとても役立っていたのです。なぜなら、またアスリートとして再出発するまでに丸一年あったのですから。またテニスの練習を始めたのは、幾つかのエキシビションに招待されたからでした。トレーナーを呼んで軽いメニューからスタートしたのです。徐々に何か良い感じだと思い始めて、エキシビションだけに参加するにはまだ若すぎるのではと思い始めたのです。でも最初はそんな気持ちを自分だけに留めておきました。もしかしたらそんな気持ちはなくなるのではとも思ったからです。でも、モチベーションはどんどん大きくなるばかりでした。」

「復帰を決めてから最初の計画では2010年の全豪オープンを目指そうと考えてました。でも良く考えたら、すぐにそんな大きな大会で注目が集まってしまうのは嫌だと感じたのです。だからアメリカ国内の大会に幾つか出たのです。実際に子供を連れて試合をしたらどんなものなのかやってみようと計画しました。」

「すると、まだやり残した事があるような気持ちに段々なって来たのです。最初のテニス人生で見せた以上のものが自分に残っていると感じたのです。それがモチベーションになりました。多くの人が母親になった事について聞いてきたのですが、選手としてコートにいる時はそれを忘れていました。試合が終わるたびにメディアからは同じような質問が出たのです。これから何をしますか?とか、娘さんが待っていますか?とか、彼女はまだ起きていますか?などです。試合の時はそんな事は考えていませんでした。」

そしてセリーナやアザレンカについてはこう語っていたの。

「本当に興奮しています。セリーナやヴィカ(アザレンカ)に興奮しているのです。なぜならこれが真の人生なのですから。テニスが真の人生ではないと言う意味ではありません。でも時々あまり現実的ではなくなるのです。でも子供を産んだり母になったりするような気持ちは味わえません。勝利もトロフィーもありませんし、子供ができた気持ちはそんな物より遥か及ばないのです。彼女達がそんな経験が出来るのを嬉しく感じています。」

って語るクライシュテルスさん、自身の経験から語っているから重みを感じるわね。セリーナやアザレンカも、出産を挟んで次のテニス人生でも成功を収められるか注目したいわね。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 18:43 | コメントをどうぞ
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