カテゴリー別アーカイブ: サービス

サーブの膝屈伸

Sho』さんからの質問

以下がコメント中のその部分です

 

カラオケ  サーブ時の下半身の使い方のコツがあればアドバイスください。

(膝を曲げ、上方にスイングを試みていますが、

なかなか、それがスイングスピードの向上につながっていません)

Sho より

 

 

水瓶座  私の答えです

鞭の動きには

手元と先で時間差がありますよね

手元が動き、止まった後に、先が走る

 

サーブだと

膝を曲げ始めるときに

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ラケットを上げ始める

膝の動きと腕の動きは逆方向です

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一番膝が曲がったのは

CIMG5456

ラケットが立ったところ

膝を伸ばしながら、ラケットを落としていく

これも逆

CIMG5458

膝が伸び切ったときには

勢いあまって、軽く

ジャンプ

CIMG5460

その時に一番ラケットヘッドがダウン

身体の上方への動きが止まった後から

ラケットが振り出される

CIMG5461

膝の伸びとラケットの振り出しのタイミングは一緒じゃないんです

ラケットの動きはすべて遅れる

だから鞭

膝が終わってからが腕

ヒザーアー ウデ と言いながら振ってみるといい

ちなみに膝の伸ばしにかかる時間は 0.25秒くらい

結構ゆっくり

その後で腕を振る

フェデラーのサーブ

ゆったりした膝の屈伸を思い浮かべてほしい

急いで伸びようとすると腕の振り出しとマッチせず

かえってパワーダウンになるので注意。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:37 | 1件のコメント

内旋、回内、とは

サービスの話でしょっちゅう出てくる用語

念のために解説しておこう

内旋

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腕相撲の動きと思えばいい

両手を前に出して、肘を90度くらいにし

手を側に回して近づける動きが、内旋

反対は、外旋

 

次は回内

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手首固定して

前腕を左回りに回すとラケットヘッドが走る

両手を前に出し

手の平を側にす動きが、回内

英語だとプロネーションというらしい

40年くらい前の技術書は

プロネーションを間違って内転と訳していた

だから年配のコーチは

内転というかもしれない

正しくは回内

逆の動きは、回外

 

前腕を回すのが、回内、回外

上腕を回すのが、内旋、外旋、なのだ。  ひよこ

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 17:39 | 1件のコメント

ホーストレーニングは

昨日はホースを振るのもアリかなと言ったのだけれど

やはり

柔らかいものを振ると

昔風の手首を柔らかく使い

後ろから振り上げるサーブになりがち

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そうすると

肘の角度が90度より小さくなり

内旋が効きにくく

肘も痛めやすいという欠点がある

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お薦めは、棒投げ

昔、テニスジャーナルの解説では

新聞紙を丸めて、棒にし、投げる

というように説明したが

『リトルモー』という映画では

コーチがサーブがにが手のモーリン・コノリーに

中古ラケット8本を投げさせる

クラブのフロントで買うとき

「8本も何に使うの?」 と聞かれ

「タコに教えるのよ」 と答えるコーチ

右手打ちのリトルモー

伊達さんと同じ

実は元左利きだったというオチも

ちょっと話が横にそれた。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 12:23 | 1件のコメント

手首を固め鞭のように

サーブにつき 『sho』 さんから質問をいただきました

以下がその全文です

 

カラオケ  こんにちは、shoです。

前の記事の「サーブの打点はなぜ後ろ」で「手首を柔らかくした鞭のようなサーブだと練習していくに従い徐々にコントロールはついてくるが、しかし、肝心なポイントで心や体が揺れるとサーブも不安定になりやすい」と書かれておられますが、私が、鞭のようなサーブを練習すべきか否か、アドバイスください!

というのも、ここ1年、かなりサーブを練習し、それなりのフォーム、確率のサーブになってきたと思いますが、次によりスピードを上げるため(スマートセンサで現在最大130kmのところ、目標150km)、より鞭のような腕の動かし方かと思い、紐や切ったホースで、練習し、習得しようとしてます。

今回の記事「スピンサーブの打点は」の写真のエルベールやラオニッチのラケットダウン時のような、日常生活ではあまりない腕の曲り方が、私のなかでの、鞭のようなサーブです。

Sho  より

 

 

水瓶座  私の答えです

内旋や回内など

腕の動かし方に関することは形の問題です

形をうまく作ることにより

より力が入る

手首を固めることにより

その力を有効に使える

また面が決まることにより、安定性も増す

ということです

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一方

鞭のように使うというのは

運動量連鎖のことです

脚の屈伸パワーを上体に伝え

上体のパワーを腕に伝える

腕につながるラケットを鋭く振り切る

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大きなものがゆっくり動いていく動作が

止まる時

より小さなものに伝わっていき

小さいが速いスピードのものに変換されていきます

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結論すると

必要な形を保ったままで

鞭のように使うのです

swsermonte

その二つは

トッププロの動きの中で矛盾していません

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手首を固めたまま

回内で振り切ります

 

運動量の連鎖を感じるため

ホースを振ってみるのもいいと思います。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 14:37 | コメントは受け付けていません。

内旋の方が重要

サーブの話で

内旋、回内と連呼してきたが

特にインパクトまでは内旋が重要

CIMG5460

回内はあまり意識しなくても打てる

勢いで自然に使えもするからだ

CIMG5461

もちろん

振り抜きをより鋭く

よりスピンもかけて

特に面を外向きに動かし

相手バック側に持っていくには回内は必須

CIMG5462

しかし

特に重要なのは

意識すべきなのは 内旋、ないせん、ナイセン  なのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:46 | コメントは受け付けていません。

スピンサーブの打点は

スピンサーブは

こうゆう回転

supinhoukou

そのためには

斜め下を向いた面で

ここから

spin1

ここへ、内旋回内していき

spin2

回内後のフィニッシュは、ここ

spin3

写真はフィニッシュよりは前だが

上腕を軸に

斜め下向き面を回内してスウィングする形

打点は? いやボールのたたく場所は

spindaten

ここ

左斜め下を向いたラケット面が

ボールの右斜め上を打つ

 

このスウィングをする一流プロは

こんなところからラケットが出てくるのを

知っているかな

エルベールだと

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こっちのラオニッチの方がわかりやすいかな

CIMG5460

ラケットヘッドが真下よりも右側に寄っている

ここから上腕を止めながら

内旋、回内すればどこへラケットが行くかというと

CIMG5461

こっち側

CIMG5462

フィニッシュは

上体の右側に行くのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:19 | 1件のコメント

サーブの打点はなぜ後ろ

サーブの打点は

プロの場合、上体の軸より後ろになる

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なぜなら

手首を固定し

パワーの一番入る内旋と回内で打つと

この位置で、面がちょうどいい向きになるから

 

言い換えると、というか繰り返しだが

この位置で手首を固定し

内旋回内でぶんなぐれば

時速200kmとコントロールが両立するのだ

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手首を柔らかくした鞭のようなサーブだと

練習していくに従い

徐々にコントロールはついてくるが

しかし

肝心なポイントで心や体が揺れると

サーブも不安定になりやすい

 

手首固定で、内旋回内のサーブは

打点を後ろに取れば

この向きにしか面が向かないから

習得すれば

一気にびしっと決まる

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安定して打てるのが当たり前

大事な場面で心が少し揺れた位ではびくともしないのだ。 テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 11:40 | コメントは受け付けていません。

手首の形を先に作っておく

サーブのスウィング中

手首を固定するのが味噌

そしてこんな打点につなげる

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その形をうまく作るコツが

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そしてこの人も (ほとんどすべての男子プロがそうだが)

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構えでのこの手首

面が内向きに

ラケットが前腕よりも内側に傾き

すでにインパクトの形ができている

ここの強烈さ、固め方

私のイメージでは

この人、キリオスが最高

自分のラケット面

狂うわけがないと思っているのだろう

時々セカンドサーブが200km/hを超える

 

顔やヘアースタイルを真似したいとは思わないが

この手首、ぜひまねをしたい。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 11:45 | コメントは受け付けていません。

サーブの打点

サーブの腕

使い方として、内旋、回内が重要

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そうするとこうゆうフィニッシュになる

そして

これとマッチする打点が

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こんな場所

上体の軸より後ろ側になる

手首を固定して (これが味噌だが)

内旋、回内を効かすと

この打点じゃないとボールがネットを越えない

そして

この打点だと

一番ラケットが走り

面も正確になり

スピードとコントロールが両立する。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 10:46 | コメントは受け付けていません。

サービスでラケットの加速がつかない

コーチ研修会に参加してくれた

栃木のEさんからサーブの質問です

4つある内の、その2

 

 

カラオケ  ラケットの加速がつくまえにボールがきてしまう

から、トスを高くあげるアドバイスをいただきました

ラケットを後ろからぐるっと回していないのに

十分に間に合っていない私のような人もいれば、

クイック気味にしても加速がつく人もいます

この差は何でしょうか?

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

打点に勢いよく間に合うかどうか

ここでの様子によるのでは

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ここで一度停止し

ゆうっくり振り出すのか

 

停止せずにクイックに振るのか

 

停止後、ゆうっくり振り出すには

最低でも、打点の30cmくらいは

高めにトスを上げる必要があるのでしょう

そうしないと

スウィング幅を充分取れず、情けない当たりに ・・・

 

クイックなら打点の高さに上げる

 

じゃあ、クイックのほうがいい鴨

と思うかもしれませんが

 

上体の回転+腕のスウィングまではいけるが

下半身のパワーを使うのがやりにくい

 

強力なスピンサーブを打つクイックサーバー

見かけないような気がするのはそのせい鴨  ひよこ

 

でも

あなたが、ゆうっくりが苦手なら

クイックも十分あり

日本人の腕力ではウィンブルドン制覇は無理でも ・・・ テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 12:40 | コメントは受け付けていません。