こないだコーチが集まる忘年会でてっきり初対面だと思っていたベテラン世代のコーチが、実はかなり昔に同じスクール会場で顔を合わせていたことがわかり少し驚きました。
もう20年以上も昔に僕のいたテニススクールとその彼のスクールが提携して運営していたあざみ野にある会場だったのですが、そこは面数がかなり多くてレッスンの無い空き時間には我々コーチは練習し放題でした。
しかも、二つのテニススクールのスタッフがたくさんいたので練習相手にも恵まれてそこにいけばいつでもたっぷりとテニスが出来たので、まるで「テニスコーチの楽園」のようでした。
そして彼のテニススクールの校長は自らも現役で試合に参戦して、コーチは必ずプレーヤーとしても腕を磨くべきだというポリシーを持つ方で、そのため所属するコーチたちはいずれも名うての猛者ばかりでした。
だから軽い気持ちで年下のコーチに「ちょっと練習してくれる?」とか言って誘い出し、アップする時には遠慮しておとなしいボールを打ってくれたのがマッチ練習したら、まさに豹変して鬼のようなボールを打ち込まれて絶句する、なんてことがよくありました。
なんとかして取れたのか、それとも礼儀としてもらえたのか団子は免れて1-6とか2-6で練習を終え、話をしてみるとその相手はJOP上位の実力派コーチだとわかり納得したというようなことも度々でした。
だからそのベテランコーチもかなりの試合巧者で現在も試合に参戦して好成績を修めている人物で、残念ながら彼とは練習をしたことがなかったと記憶していますがこれから機会があればぜひともお手合わせ願いたいと思います。
しかし、昔のあの「テニスコーチの楽園」とはかなり状況が変わっていて今はコートがそんなに自由に確保できず、それが叶ったとしても肝心の練習相手が不足しています。
こないだ書いたように都内や近郊地域ではこれからテニスコートが増えることはなく、そんな練習環境はまず無理でしょうから、どこかコートとコーチが豊富に揃っているような所に移住していつかまた「テニスコーチの楽園」を実現したいものです。