昨日の午後は雨でレッスンが出来なくなったので久しぶりにプールに行って泳いできました。
以前は総合スポーツジムに通っていてそこにプールがあったので、筋トレを終わった後に必ず泳いでいました。
水泳は子供の頃からわりと得意なのですが、きちんと習ったわけではないので完全に自己流です。
だからクロールなどでは特に泳いでいる最中に、(腕の動かし方がたぶんこれでは違うな)とか(身体をもう少し捻った方が推進力がアップするんだ)なんて考えながらやっていました。
それでその以前にいたジムのプールには専門のスイミングコーチがいたのですが、レッスンを受けたことはなくそうやって黙々と独りで泳いでいたらある日そのコーチの一人からアドバイスをもらいました。
それは、水をかいた腕をまた水中に入れていくときの手の形と肘の角度についてのものでしたが、言われた通りにやってみると(オー、身体がスイスイと前に進む感じになった!)と目から鱗が落ちるナイスサジェスチョンに感動しました。
泳ぎ終わってからその顔なじみとなった監視係兼任のスイミングコーチにお礼を言いに行き、「コーチ、お陰様でイルカになったようにスイスイと泳げるようになりましたよ!」と満面に笑みを浮かべて報告したのです。
するとそのコーチはあっさりと「そうですか」と何かまったく気のない返事だったのでビックリしました。
昨日はコーチとしての僕自身がアドバイスした相手の方による反応がイマイチでそれはちょっと戸惑うなんて話でしたが、昨日の水泳で逆のコーチからの反応が薄いという体験もあったなと思い出したわけです。
でももしかしたらそんな何があっても平常心みたいなコーチと受講者のと言うのが良いのかも知れないですね、「無骨で寡黙な達人師匠と控えめで物静かな弟子」とでも言う関係がとても日本的な武道精神に通じるものでしょうか。
そういうものにはとても憧れに近い感情を持ち合わせているのに、しかし実際には・・・
これからはレッスンでアドバイスしてその相手の方が「コーチ、とても上手く出来るようになりました!」と大喜びされても「そうですか」と遠くを見るような眼で静かに答えることにします!
いや、気持ちだけはそうありたいけど・・・出来るかな?