日別アーカイブ: 2014年6月19日

ダメな時には思い切り叱って!はお好きですか?

小学生くらいのジュニアの生徒でのレッスンでは必ず一人だけボール拾いをサボって遊んでいるような子がいるものです。

そしてそういう子に「ほら、他のみんなが一生懸命に拾っているのになんで一緒に集めないんだ?!」と一喝すると、「えっ、いま拾おうと思っていたのに・・・」と言い訳しながら渋々とやり始めます。

あれはほんとにやるつもりがあったのかそれとも完全に口から出任せなのか?

しかし、確かに自分が子供の頃によく親から「ほらまたテレビなんか観ている、早く宿題をしなさい!」と言われたときに「これ観たらやろうと思っていたんだからイチイチ言わないでよ!」と言い返した時にほんとにそう思っていたものです。

そんな風にやるつもりでいたことを半ば叱責されてしまうと、モチベーションがガタ落ちしてしまうのは何故なんでしょう?

これはテニスレッスンのアドバイスでも当てはまるのではないかなと思います。

自分で打ち方や矯正方法について模索しながら集中しているのに、コーチから「○○さん、もっと○○して○○に振り抜いて」なんて余計なアドバイスされるとせっかく自主的にやっていたことが邪魔されただけと感じて正直いって迷惑なこともあるわけです。

ただスクールでレッスンを受けたいと願う人の多くはその逆で自己改善ではなく、他者主導のアドバイスによるものを好むようです。

だから自主性を重んじるコーチのレッスンを受けると「あのコーチは何も言ってくれず、ただ良いところを誉めてくれるだけ・・・」なんてもの足りない思いをする。

上手く出来ていないときは黙っていて良いアクションが出来たときにのみ、それを強調して記憶にしっかりと刻み付けてもらうためいわばアンカリングのためにそうしているわけで別におべんちゃらでそうしているわけでは決してありません。

世の中にはいろいろな人がいて僕には理解できない「怒られ好き」な方がいらっしゃいます。

そういう方は適切なアドバイスというより、何かダメなところとか出来ないことをボロクソに徹底的に貶されると(あー、これだけメチャクチャ注意してくれると私はきっと悪いところが治ってもっと良くなれるんだわ!)と考えるそうです。

でもそれはどうなのでしょう、もしかしたらそうやって良くない所で怒鳴られているとその悪くて出来ないことが強く刻み込まれることになってしまわないでしょうか?

そうなると練習で「お前はほんとに○カか、なんでそんなところに打つんだよ!」なんて叱りつけられ、いざ試合に出るとまたしても「あれだけいつも言っているのに、ア○か!!」と罵声を浴びる。

そう言われると「コーチ、ほんとにスミマセン、この次は絶対に出来るようになります!」なんて泣きながら答えてもはやそこだけスポ根ワールド全開で瞳がキラキラしちゃったりして・・・ :09 カンタン:

まぁ、それも一つの楽しみ方なのかも知れないから良いのかも知れませんね、僕は絶対にやりませんけど、えっ、「コーチもそういう時があるじゃないか」って?

いや、ないですよ・・・たぶん :36 冷や汗:

 

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 12:10 | コメントをどうぞ