雨が続いていたので今月はなかなかクレーコートでのレッスンは出来そうもなかったのですが、どうにか全滅は免れました。
今日は昨日に珍しく雨が降らなかったのでコートはしつかり乾いていましたが、これだけ頻繁に降雨があると手入れをする隙もなくややコンディションが荒れています。
所々でデコボコしているところがあり、そんな場所にボールがバウンドするとものすごいイレギュラーして対応が難しい。
しかし、クレーでさえそんなイレギュラーで苦しむのに激戦で何度も踏み荒らされてしまった天然芝コートでの予測不能なきまぐれなバウンドの嵐は想像を絶しますね。
芝が禿げてしまったところとまだしっかり残っているところの境目とか、芝目がすつかり寝てしまった所にボールが落ちるとツルツルした表面を滑るようにバウンドして通常ではあり得ないステルスミサイルみたいな低空飛球に苦しめられるそうです。
それなのにトップ選手たちがプレーしているとまるで安定したサーフェースで普通に苦もなく打っているように見えるのですから、彼らの予測能力や臨機応変で柔軟な動作処理のスペックは超人です。
天然芝ほどむずかしくハードな戦いを強いられるコートは他になく、だからこそウィンブルドン選手権が事実上の世界テニスチャンピオントーナメントと位置づけられているわけです。
そんなあらゆるテニススキルの集大成で最も優れた者のみが手にする優勝カップへの道に我らが錦織が堂々とその力強い歩みを進めています。
それは日本テニス界の実に100年におよぶ悲願と希望への道でもあります。
昨日から驚愕の大歓喜の日までのカウントダウンがついに始まった気がして、何か心臓の鼓動が少なからず早まっている感じです!!
錦織選手が決勝進出した暁にはぜひ有明でパブリックビューイングを開催してもらいたいと思いますが、きっと誰かが実現させてくれることでしょう。