以前のブログでガット張り機の進歩が少ないと記載しましたが、最近ガットを張りながら思うことが、全自動ガット張り機が出来ないかな?です。
ラケットを機械にセットし、テンションを入力すれば、短時間で、張り人の技術に関係なく、均一に張れると。
ただ、難しいのは、ラケットにより、張パターンが違い過ぎるのがあります。例えば、私が張っているウィルソンだけでも。
まず、私のウルトラ100Lは、16×19(縦16本、横19本)で、縦糸の除外が8番目(左右対称に、中央から数えて8番目のグロメットには縦糸を通さない)です。
ウルトラ110は、16×18で、縦糸の除外が7番目と9番目です。
クラッシュは、16×19で、縦糸の除外が7番目と9番目です。
スチーム110Sは、16×15で、縦糸の除外が7番目と9番目です。
私が張っているウィルソンの4種類のラケットだけでも、同じパターンがありませんので、これが全メーカーの全種類のラケットとなると、機械では難しいかな。
あとは、最初の縦糸を張るのは、機械でも出来ると思いますが、次の横糸を交互に張っていくのも機械では難しいか。
さらに、最後のガットを止める(結ぶ)のも難しい。
結果、機械では無理と言う結論になったのですが、もし、実現すれば、大特許かな?