日曜日
O氏に会えるかとコートへ早く出かけてみたが、いなかった。病み上がりと思えし彼がテニスをしていると分かり、一緒にと期待していた。今日まで連休の特別の割振りとなっていることにコートで思いだす、おまけに午前中曇りの予報に反して降りだしていた。
せっかく来たのだからと小雨の中でストロークとダブルス2セットやると雨も強まり引き上げた。サービス、腕は上がるのだが威力がぜんぜん感じられず、コントロールもままならず情けなかった。週末の試合に出ても、期待してはならないとようやく思い知っていた。
・ダニエル太郎、初の決勝進出(イスタンブール・オープン250)
テレビで録画していた「大林宣彦の最後の講義」を観照。長かったので二回に分けて観たけどそれでも長かった。3時間でした。この人の映画はほとんど見ていない、顔と名前は見知っていたというぐらい。余命3か月と宣告されていたという大林宣彦氏の早稲田大学での映像作りに興味を持つ若者を前にしての講演だった。
ぼくと二歳くらいしか違わないのにすごい戦争体験と言うか、そういうものに影響されての自分の人生観をしっかりと持って生き抜いてきて、映画作りをやっていたこと。フィロソフィー、平和への哲学を込めて映画作りをやっていたこと。当たり前とはいえ映画界についてのはくしき眼からうろこの講義が次から次えと続き、若者たちは膝をのりだし、目を輝かせて食い入るように、一言も聞き漏らさないぞと、耳をそばだてているかに見えた。おもしろいとか、おかしいとか、よくできているとか、その辺で満足していたが、フィロソフィーはなんであるかを見極めながら観るとまた違った観点から見ることが出来ることを教わっていた。ハリウッドはアメリカ人が作ったのでなくユダヤ人が作ったなど、驚くことが次から次へと語られ、メモなどは全くなく、よどみなく水の流れるがごとくに、驚くべき記憶力で語るのには、最後の講義というタイトルに言い尽くしたい。という消えかかりそうな命に鞭打っているかのようにも思えた。これからは映画を見る目が違うだろう、戦後名監督と言われた作品をもう一度見てみたいという思いに駆られていた。
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