というか、同じ景色を見ていても、見る人の能力が違うと・・・
それは
目のつけどころも違う・・・ことになっていき・・・。
すると、判断も変わってくるのです。
だから、テニス始めた頃の私と、(ようやく)初心者らしくなった、テニスのスタート地点から1歩踏み出した現在の私とですら、見える景色が違ってきて・・・。
判断も少し変わってきたことが本当に嬉しいです(先日以来、何度も書いてはいるけれど)。
そして、以前はコーチのいう事がほぼ全般分からない方が多かったのに、だんだんわかってきたので、テニスが楽しくなってきました。
他の皆様のように、出来ることがだんだん増えてきて楽しい、じゃないのがちょっと悔しいですが。
先日、私はコーチに口答えをしてしまいました。コーチは怒りませんでした。
そんなことがあったのに、私がそれに関連した質問をしたら、すごく丁寧に教えてくれました。
そして、その場では、6割くらいわかり、家に帰って何度も反芻して、たぶん8割5分以上理解できたと思います・・・そして、今では口答えを申し訳なく思っていますが、言ったときは、本当に心から出てしまった言葉なんです。
もうちょっと詳しく書くと・・。
コーチは以前から、私に
”サービスラインに上がった方がよい”とアドバイスしてくれてました。その理由として、ストロークで押されてばかりだからです。
で、レッスン中に押されていたときに戦略の一つとしてコーチが「上がれば」と言ったときに、
私はつい「ストロークもちゃんとやりたいんです!」とベースラインでステイしてしまいました。そう、本当にやられてばかりいたのですが・・・そして、それが悔しくてこだわっていました。
どこかに最近ちょっとストロークもましになったしなぁという、自分なりの判断がありまして。(でも、あまりにダメダメでしたが)
嬉しかったのは、そういう口答えをコーチは怒らずに、前向きな発言と理解して受け取ってくれたことです。熱心なコーチさんですが、生徒がそれを選択したということ(結果的にそのときのアドバイスを否定して口答えしているんですが)を認めてくれたんです。
私は、サービスラインに上がるということイコール、ストロークをあきらめて棄てることという理解のみだったんです。
だから、もう私にはほわほわサーブ、泣きそうなブロックだけしてのリターン、みんな褒めてくれるけど、残っているのはもうそれだけだからのボレーしか残らないと。そんなのいやだ~~~!みたいな(笑)。
それに、今サービスラインに上がったときのファーストボレー、7,8割失敗しているのでベースラインでもサービスラインでもどっちも居心地が悪いので、同じことなら引越しがめんどくさいみたいな気持ちでした。
それに、心のどこかで並行陣は雁行陣より上の人がやるスペシャルなものみたいな気持ちがあったんです。私がトライしてる姿が、よそからみたら恥ずかしいみたいな・・・。
質問したときにコーチが、噛み砕いて状況を解説してくれたので、変なこだわりがとれました。
確かに、並行陣はいやだといっている人でも、いきなり浅い球を打たれて、(上がりたくないのに)上がるときもあるじゃないですか。
こだわらずに、サービスラインに上がり、苦手なつなぎボレーとかローボレーとかどんどんやらないといけないし。前後の動き、ぜひぜひ覚えたいし。
そういつも思っているのに。
どうして、前後移動をしないで強いストロークにぶつかるようにして返しているのかしら、自分でもわからないのですが・・・。
でも、コーチには私がいろいろ出来かけて出来ていないでもがいているということが解っていて(たぶん、ちょっとがきんちょ過ぎて笑えたかもしれないけれど)、前向きな態度というものをどう表現していいか誤解しているだけなんだとおおめに見てくれて、叱りはしなかったのかもしれません。
出来ないで、膨れてたりちょっとテンション下げて練習をひよるよりはマシよ!といいたかったかもしれません。
でも、変に説教はしませんでした。コーチは、人間が出来ていますね・・・。ありがたいです。
見えかかってきた景色を見て、もがいているのは理解してくれているんだと思います。
垣根が越えられなくて、その向こうが見えてないで、わんわんきゃんきゃん吠えているのは叱りませんでした。
だいたいの指針を示してくれました。
だから、まだ出来ていないどころか、見えているわけではありませんが、
このまま頑張ったら見えてくるような気がします。
というか、見えると信じて、背を伸ばし、垣根を越えて、
いつか、コーチに
”見えました!”、”出来ました!”と言えるようにします。
たぶん、そうすぐにはその日がやってこないけれども、その過程も楽しみになりました!!