試合結果報告

選手とコーチの間でよく行なわれるのが「試合結果報告」です。もちろん茨木テニスでも行っています。

実はこの「試合結果報告」という言い方にやや問題があるのかなあと思っています。

 

デビューしたての頃は、喜んで電話してきますが、少し経つとだんだん気が重くなるみたいです、特に負けた時には。

彼らにはこの「結果報告」が「テストの結果発表」のように感じられているのかもしれません。

結果(勝ち負け)を報告する事が重要ではなく、その試合の反省点や課題点を見つけたり、試合直後の気持ち、考え、などを十分にディスカッションしたり、次の試合に向けての準備、取り組み方、方向性などに役立てるものであり、呼び出されて説教されるものとは全く違うものなのです。

これはとても重要な事です。

 

このような内容からすると、「試合結果報告」よりもっと良い言い方はないのかなと思いますが、相手が子どもだけに分かりやすくこう表現しています。

 

実際、いろんな選手がいます。

特に負けた時はその特徴がモロ出たりします。

一番わかりやすいのが、負けた時は報告を忘れる(しない?)選手で、当然勝った時は大急ぎで電話してきます。

気持ちはとってもよくわかります(笑)

 

また、報告する能力にも個人差があります。

泣いて何にも言えない選手。

結果しか伝えられない口下手な選手。

「お前は解説者か?」ってツッコミたくなるくらい見事に試合の分析が出来る選手。

うしろの親と相談しながら話す選手(笑)

まあこれも訓練の一つなので最初っから高望みはしていません、徐々に慣れていけば良いかなあと思ってやり取りをしています。

小学校低学年から始まったこのやり取りも高校生になる頃には、みんな立派に報告出来るように成長していきます。

長いと10年以上の付き合いになります。その間の内面的な成長にもかかわることが出来るのは、コーチをしていて何よりの喜びです。ただテニスの技術指導だけではないということです。

 

全員がプロになるわけではありません、いずれ選手としては引退する時が来ます。

学生時代にテニスを頑張ったおかげで体力、精神力だけでなくこういった面も成長し、社会人になった時必ず役に立つと信じて続けています。

 

先日も元教え子から

「コーチ、今日飲みにいきましょう!!」って誘われました。

社会人になった今、仕事の事、プライベートの事、将来の事、いろんな話をしてくれました。その話し相手に選んでもらえた事が嬉しいですね。

 

コーチをやってて良かったなあと感じる時です。

 

【名古屋テニススクール  茨木テニスクラブ】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 17:45 | コメントをどうぞ

2016スタート

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

 

 

茨木は元気に6日より始動しています。皆さんはもう初打ちはしましたか?

今年は去年よりさらにテニスを楽しみましょうね!

自分は、去年さんざん悩まされた「五十肩」も随分良くなりましたので、テニス頑張ろうかと思います。

 

さて、皆さんはこの年末年始いかがお過ごしでしたか?

自分は去年の忘年会が5回あり、今年の新年会は今のところ4回ぐらいを予定しています。

約1ヶ月の間に飲み会がこうも続くとちょっと体重が気になりますが、まあそこはそこ、今日も元気に飲み会に出発!って感じです(笑)

 

突然話は変わりますが、先月、自分の親友と後輩がそれぞれお店をオープンしました。

もし機会があれば是非行ってみてください。

1軒目は「あんかけスパ アンデンテ

中川区法華西町にオープンしました。八事近辺からはちょっと遠いですが、近くを通りかかったら是非お立ち寄りください。

名古屋名物のあんかけスパの専門店です。とっても美味しくてオープン以来かなり繁盛していてすでにリピーターも多いそうです。

 

2件目は「うりずん やんばる喰いな 名護市

以前からご紹介している「うりずん」が大曽根に新規オープンしました。

この店は沖縄でも特に「名護地方」の美味しい料理を中心に出すというこだわりのお店、おいしい事間違いなしですよ!

 

どちらも楢木に聞いたと言ってもらえば特別の「笑顔」でおもてなしをしてもらえると思いますよ(笑)

 

年始のご挨拶もそこそこで何故かお店紹介となってしましました、すみません。

さあ 2016年がスタートしました、今年も宜しくお願いします。

 

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 13:58 | コメントをどうぞ

ちょっとした目標

今年も後少しとなりました。

さて、テニスに関してはどんな一年でしたか?

テニスを

「始めた」

「復活した」

「クラスアップした」

「大会デビューした」

「優勝した」

「スランプに陥った…」

「怪我に悩まされた…」

「忙しくてなかなか出来なかった…」

「なんかつまんなくなってしなかった…」

などなどプラスもマイナスもあったでしょうね。

 

 

自分には今年大きな変化がありました。

12歳から40年以上ほぼ毎日やっていたテニスから離れたせいか、なんと50肩に…

激痛との闘いで一時期はシャツを脱ぎ着することすらまともに出来ないほどに。

 

そこへなんと茨木カップ出場のお誘いが。

正直「出来るわけない」と内心お断わりをしようと思っていましたが、なんとあんなに痛かった肩がお誘いを受けたら徐々に快方へ。

そこで折角のお誘い、ありがたく参加する事に決め、パートナーのM谷さんにお伝えするとさらに良くなりサーブもなんとか上から打てるようになりました。

 

いやあこんな事ってあるんですね。

 

「治ってから」じゃなく「治さなきゃっ、治って欲しい」って気持ちが一番の薬になったと思います。

M谷さんがきっかけを下さったおかげです、ありがとうございました!

 

さあ来年はどんな年にしましょうか?

そんなに気張らないで軽い気持ちで何か目標をたてると良いかもしれないですよ。

 

 

茨木は年内は27日まで営業、年始は2日よりメンバー、レンタル、6日よりスクールスタートとなっています。

是非打ち納め、打ち始めに来てくださいね。

今年一年も多くの方に可愛がって頂きました、ありがとうございました。

来る年が皆さんにとって素晴らしい年となりますように。

 

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 13:26 | コメントをどうぞ

頑張っているあなたへ

かなり辛口の内容になっています。

 

 

よく生徒さんから

「コーチ、出来たら上のクラスに行きたいんだけど…だって自分よりも上手い人と練習した方が絶対に上達するでしょ(笑)?」

と志願されます。

ここだけ聞くととても向上心があって良いように聞こえますが、意地の悪い自分は

「でも、あなたが入ると周りの人からすれば『へたな人』と練習する事になりますよ、歓迎されないかもね(笑)」って答えます。(嫌な奴でしょ?)

確かに自分より格上と練習をするといろんな刺激を受けます。

少し整理をすると

1技術を盗める

2どうしたら倒せるかを模索出来る。

3意識の高さを肌で感じることが出来る。

4やたら集中出来る。

こんな感じでしょうか。

では格下との練習からは得る物はないのでしょうか?

いやむしろ格下からしか得れないものも沢山あります。

これも整理してみると

1失点を完璧に無くす。

2相手の戦力を封じる。

3自分の戦略を完成させる。

こんな感じでしょうか。

自分のテニスを確立するには格下は絶好の練習相手で、上記の項目に集中して訓練することが出来ます。

自力を蓄えるには絶好の練習環境と言えると思います。

自分は今までの経験から 練習内容や練習相手を選んでいるうちは本当の意味で上達はしない。と思っています。

実際に試合でも「こんな相手に負けちゃったの?」ってことがよくあります。

いろんなスポーツで「本当の闘いは自分との闘いであり最大の敵は自分自身である」と言われますがテニスももちろん例外ではないですね。

たぶん誰でも

「練習は出来るだけ上手な人とやりたい!でも試合は出来るだけヘタクソとやりたい…」

これが本音でしょうね。

でも強い相手と練習して上手くなった気分に浸っているだけではステップアップは出来ませんよ(笑)

かなり厳しい事を言ってると思いますが「痛いとこをつかれたなあ」と思っているあなた、テニスを真剣に競技としてとらえ、選手としての自覚があるのならば頑張って取り組んでみましょう。

きっと大きな変化があると思いますよ、応援しています。

【名古屋テニススクール 茨木テニスクラブ】

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 16:31 | コメントをどうぞ

ダブルヘッダー

12月13日(日)は忙しかった でもそれ以上に楽しかった。

昼間は「餅つき大会」夜は「大忘年会」と超過激スケジュールを強行。

毎度のことながら写真がないブログですみません。

 

「餅つき大会」

これは会員さんの恒例行事としてオープン当初から続く伝統ある行事です。

現会員さんはもちろんの事、そのご家族や元会員さんもかけつけてくれる本当にあったかいイベントです。

「餅つきに来ないと年が越せん!」と皆さん毎年楽しみにして頂いています。

ゲームの合間につきたての餅を頂きながら笑ってしゃべって。

今年は特にお天気も暖かくてテラスでいつまでも楽しい時間を過ごすことが出来ました。

ちょっと早いですが、良い年が迎えられそうです。

 

「大忘年会」

その昔(バブルの頃?)茨木では盛大にクリスマスパーティーを開催していました。

八事のホテルやライブハウスを貸し切ってそりゃあド派手に(笑)

コーチ達が夜な夜な練習を積み重ねたパフォーマンスを披露したりみんなで踊ったり(笑)

そんなパーティーもしばらくお休みしていましたが

「忘年会でもやって盛り上がろう!」って始まったのがこの大忘年会。

今年でたぶん5.6回目ぐらいかな?

今年も総勢40名で大いに盛り上がりました。

食事も大満足の内容で皆さんペロリと完食!さすが日頃テニスで鍛えた胃袋は違う!どんどん入っていきます(笑)

最後に全員で記念写真を撮ろうって定員さんにお願いしたら

「私 小学生の頃茨木に通ってました!」って

ここでもチーム茨木一人ゲット!!

さすが地元密着型、何故か何人かが握手しながら

「明日からまた茨木おいで!!」って勧誘も忘れていないところが素晴らしい!!

とっても楽しい忘年会でした。

「来年はどこのお店にしようかな?」ってちょっと気が早いね(笑)

そうそう写真は「フロントブログをご覧ください」ね。

 

【名古屋テニススクール 茨木テニス】

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 13:48 | コメントをどうぞ

契約

錦織選手がウィルソンと異例の生涯契約をかわしたニュースは皆さんご存じだと思います。

プロスポーツ選手にとってより条件の良いスポンサーと契約を結ぶのは当然の事、この先ウィルソンよりもっと好条件を提示してくるメーカーが出てくるかも知れません、またスポンサー側も選手がこの先故障したり不振になったりする可能性も十分考えられ、お互いに高いリスクを背負う事になるはずです。

そういったリスクを承知の上での生涯契約です。

これは双方の非常に高い信頼関係がないと出来ない事でしょうね。

錦織選手は

「小学生の頃からウィルソン一筋、ラケットはまさに自分の体の一部であり他は考えられない!これからも宜しくお願いします!」

とコメントしています。

また、野球界のイチロー選手はマーリンズとの再契約で「終身雇用」を保証され、関係者は「彼の事をとてもリスペクトしている。居たいだけいてくれればいい」となんとも粋な契約を交わした。

最近の傾向を見ていると契約メーカーや所属チームをいとも簡単に変える選手が目立つような気がします。

プロスポーツはまさに弱肉強食、勝ってナンボの世界ですが、まだまだどうなるか分からないジュニアや無名の時代にはそれこそ多くの方の応援や支援を受けて来たはずなのにちょっと強くなるとすぐに勘違いしてしまう選手も沢山いるようです。

そんな中、錦織選手やイチロー選手のニュースはどこかホッと心が和んだ気がします。

【名古屋テニススクール 茨木テニス】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 16:21 | コメントをどうぞ

ちゃんと伝えないと

テニスに野球にサッカーに、とにかく忙しい!

何がって?

ツアーファイナルにワールドカップ予選にプレミア12の事ですよ。

日本の活躍は凄いですが、世界からは日本人選手の試合態度の良さや観客の観戦マナー良さも高い評価を受けています、とても素晴らしい事だと思います。

我々日本人は、おそらく武道の流れから来ていると思いますが、相手、師匠、道具、道場、稽古に対して常に尊敬の念を持つ心があるように思います。

茨木でも選手クラスにはそういった心を持ち合わせた選手に育って欲しいと心がけて指導をしています。

スポーツに触れる目的は、単に技術を身につけ結果を出すことだけではありません。そういった礼儀を身につける事も大きな目的の一つだと思います。

自分が育った時代はそういった礼儀にはとても厳しく、またコート整備や道具の手入れや挨拶、返事、時間厳守は徹底的に教えられました。

「ちょっとどうかな?」という理不尽な事も多かったのも事実です。そこはしっかりと仕分けをして大切と思う部分を後輩に継承して行きたいと思っています。

練習に入る時に「お願いします」とか終了時に「ありがとうございました」とかが言わされるのではなく自然に言葉に出て来るようになって欲しいと思っています。

小学低学年はとても純粋なのでコーチにそう言われると必ず実行します。

ただ、ラリーの時、毎回毎回コートに入る度に「お願いします!」と言って、ラリーが途切れるとその度に「ありがとうございました!」を延々に言い続けます。

まだ全然ラリーが続かないレベルだと球出し=ミス、それでもお互いに「ありがとうございました」を大声で、なんとも可愛いですよ。

見ていて正直

「おいおい、そんな毎回言わなくてもラリー練習の始まりとラストだけで良いのに」と思いますが、いろんな意味でまだ自分で判断する能力が低いので彼らは何の疑問も持たずに言われたとおりにやり続けます。

とても微笑ましく思ってみていますが、自分たちで気付くまでは黙って見ていて答えは教えないようにします。

こんな時、

「間違った事は教えられないなあ」とちょっとドキッとすることもあります。

 

年末には一年の感謝の意味を込めて選手クラスはコートの掃除を行います。

もちろん普段もコート整備は毎日行っていますが、ゴミ拾い、草取り、側溝の清掃と日頃の感謝の気持ちを込めて全員で行います。

ある年の最終練習日、

「今日で今年の練習は最後である。お世話になっているコートに対して日頃の感謝の気持ちを表そう。脱帽、一礼をして退場しなさい、お尻を向けて出ていくのは失礼だからな。」

「はい!ありがとうございました!」とミーティングが終了。

自分はみんなより先に脱帽、一礼して「ありがとうございました」とコートに挨拶をして出ました。

まあみんなに見本をみせたということですね。

 

 

その後、コートを眺めているとなにやらみんなが変な動きを…

4番コートから2番コート出口に向かって高校生を先頭に約30人が一列になり行進を。普段見かけない光景です。しかもよく見るとなんと全員後ろ向きじゃないですか。

時折前を気にしながら転けないように「1、2、1、2」と掛け声を掛け、バックオーライって感じで歩いているのです…

「お尻を向けて出ていくのは失礼だからな」という部分をそう解釈されたみたいです…

「たしかに間違いじゃないな」と笑いをこらえるのに必死になりながらここも最後まで暖かく見守りました。

 

 

「う~ん、伝えるのは難しい…」

 

【名古屋テニスクール 茨木テニス】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 15:03 | コメントをどうぞ

当たり前の事

ここ最近の各スポーツの活躍は素晴らしいですね。

野球、サッカー、ゴルフ、卓球、それ以外もかなり世界のトップレベルに迫ってきましたね。

勿論テニスもその一つですね。

野球で言えば、自分が子どもの頃には「大リーグボール1号」とか言って「大リーグ」が魔球の名前になるくらいアメリカと日本はかけ離れた存在だったのに、今や多くの日本人プレーヤーがその「大リーグ」で活躍する時代になりました。

 

多くのスポーツの中でも特に今一番の注目は何と言っても「ラグビー」でしょうね。

「ワールドカップで南アフリカに勝利」は今さら言うまでもなく皆さんご存知の快挙です。

マスコミは「奇跡」とか「番狂わせ」と日本らしい謙虚な姿勢で報道していましたが、選手や監督たちには「偶然ではなく必然」という根拠が幾つかあったそうです。

「世界一の猛練習をした」は有名な話ですがそれ以外に彼らが行った幾つかを紹介しましょう。

 

まずはワールドカップ、グループ分けが決定するとまず最初に行ったのは対南アフリカ戦への万全の準備です。予選はリーグ戦で上位2か国が決勝トーナメントに進出なので、多くのラグビー関係者は南アフリカ戦は捨てて他の3ヶ国に標準を合わせるべきだと助言をしたそうです。しかし監督は「言いたい奴には勝手に言わせとけ」と断固拒否をして一切聞き入れなかったそうです。

 

そしてエディジャパンが取った戦略。

その1 「開催国イギリスを全員で視察、ホテル、食事を体感する。」

その2 「南ア戦の会場を視察、練習はさせてもらえなかったが芝の種類、長さを確認それに合ったスパイクをセレクト。」

その3 「南ア戦のレフェリーが決定すると、そのレフェリーを日本に招き、オールジャパンの試合の笛を吹いてもらう」

などが行われました。

その1、その2はまあなんとなく想像がつきますが、その3のレフェリーを呼んで実際に試合で笛を吹いてもらったのには正直驚きました。

正直最初は「えええ?そんなことして良いの?レフェリーを味方にするってこと?」

と思いましたが、よくよく聞いてみると実に深い意味があったのです。

「ラグビーは『アンパイア―』ではなく『レフェリー』が試合を裁く。アンパイアーは『審判』、レフェリーは『仲裁人』であり、レフェリーがこの試合がスムーズに進行していく様にゲームをコントロールしていく」のだそうです。

それぞれのレフェリーは独自のラグビー観を持っており、反則に対しても価値観が様々、その考えを選手たちがよく理解をすること、また自分たち日本チームがどんなラグビーを目指しているかをレフェリーにも知ってもらい理解をしてもらうことが大切でありその為に練習試合で一度笛を吹いてもらうことは大変大きな意味があると言う事だそうです。

 

このように彼らは考えられる全ての事を準備してあの一戦に臨んだのです。

だからあの結果は「偶然ではなく必然」であるというコメントが自然に出てきます。

 

よく「アマチュアは過程をプロは結果を評価される」と言います。

どんなに頑張っても負ければ「なんだあ…」の一言で片づけられます。

実はこの会見の時、マスコミから苦労話(美談?)を根ほり葉ほり聞かれ、しかたなく答えていたメンバー達、「本当はこんなこと言いたくねえのに…」という雰囲気がありありと伝わってきました。

「頑張る」ではなく「勝つ」を目標にしたのだから当たり前の事しただけなのに何をそんな大騒ぎしているの?って感じでした。

 

そんな彼らにより一層魅力を感じました。

【名古屋テニススクール 茨木テニス】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 16:58 | コメントをどうぞ

コーチ忘年会

「コーチ忘年会」なるものがありまして、今年で15回目になります。

言いだしっぺは自分です。

始まる時間も適当、特に形式ばった挨拶やスピーチは一切なく、終りの締めもなく、流れ解散といったかなりいい加減な飲み会です(笑)

毎年、60名前後のテニス関係者は集まる忘年会、これは全国的に見ても珍しい事だそうです。愛知県は他県にはない一種独特な繋がりを持っていると言えますね。

この会をやろうと思ったのには単なる呑兵衛の発想でけではなく一応ちゃんとした理由があります。

そのきっかけはある重鎮コーチの一言

「最近の若いコーチの名前や顔が全然分からん…」

 

 

名古屋のテニス事情は、1970年代前半あたりから民間のテニスクラブが次々に誕生しました。当然どのクラブも専属のテニスコーチが必要となります。(たしか全盛期には市内に60クラブくらいありました)

今までに無かった新たな職業「プロテニスコーチ」が誕生したのです。

当時自分は中学生、いつもテニスコートで観ていた先輩方が次々と各クラブのヘッドコーチになられていきました。

自分も大学進学と同時に茨木テニスクラブでアルバイトコーチを始め、卒業後は小牧のテニスクラブに一旦就職、その後、茨木テニスクラブに帰りヘッドコーチを務めることになったのです。

若干25歳でヘッドコーチ、実力や経験のない自分にとってこの先輩方の存在はとてつもなく大きなものでした。

コーチングやクラブ経営、その他諸々を多くの先輩から教えて頂きました。もちろんお叱りを頂くこともたくさんありました。

それから15年、40代となった自分もいつのまにか中堅クラスになり、まわりには後輩コーチの方が多くなってきました。

ベテランコーチと若手コーチの年の差は40年以上となり、当然接点はどんどんなくなっていきます。

そこで「ベテランと若手の交流」が中堅の自分にとって大切な役割のように思えてきたのです。

これがこの忘年会を始めた理由の一つです。(くどいようですがただ飲みたいだけではありませんよ)

あれから15年、徐々にメンバーは変わり、今ではテニスコーチ、学校の顧問や監督、テニスメーカー、医療関係など様々な分野の方が集まるようになりました。

共通点は「テニス界の発展を真剣に考えている」ということ。

最近では先輩方の参加はやや減り、ちょっと寂しい気もしていますが、毎年ご案内は必ず出すようにしています。

そういう自分もいつの間にか歳だけはベテラン組となってきました。(中身はついていってはいませんが)

だんだん若手の顔が覚えられなくなってきました(笑)

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 17:11 | コメントをどうぞ

スイッチオン!

たしかNHKだったと思いますが、なかなか面白い番組をやっていました。

 

テーマは「体力、年齢と共にそれは低下する。でもこれを何とかしたい」

 

興味ありませんか?

これは誰しもが願う事ですが、年には勝てず、まあ仕方がないと大半の方が思っているのではないでしょうか。ところがあることを取り入れた「村」の住民の基礎体力が急激にUPしたそうなんです。それは誰にでも出来るとても簡単なことだそうです。

 

まずはそもそも「体力とはいったい何なのか?」という内容から。講師の先生が分かりやすく説明していました。

 

一般的には体力をつけるといったら?

 

1 運動をする、筋トレをする

2 栄養のつくものをたくさん食べる

と思っている方が多いと思います。まあ正解と言えば正解なんですが、答えとしては△位だそうです。

この「運動」がどうしても「体力UPにはガンガン運動しないと」という思い込みがありますが、決してキツイことをする必要はないそうなんです。

たしかに筋トレをやればやっただけ筋肉が発達します、当然大きな仕事が出来るようにはなります。しかし、「体力をつける」という目的とはちょっと違うそうです。

 

「んんん?どう違うの?」とちょっと分かりづらいですね。

 

筋肉とは車に例えれば「エンジン」

しっかりとトレーニングをして筋肉量を増やせばエンジンの排気量が大きくなります、当然パワーも大きくなります。

軽自動車がダンプカーへと進化するみたいなもんです。

しかしそのエンジンを動かすのは「ガソリン」ですよね、ガス欠だったら折角のダンプカーも動きません。

このガソリンこそが「体力」であり、ガソリンタンクを大きくして満タンにすることが「体力がある」ということなんです。

排気量とガソリンタンクが大きく満タンが一番理想ですよね。

なんとか分かってきましたか?

じゃあ「ガソリン」とは一体何かというと「ATP」(理科の授業で習ったはずだそうですが、自分は全然覚えていませんでした。)というもので、 人間の体の中にはこの「ATP」と言われる「乾電池」みたいなものがあり、これがガソリンに相当するものだそうで、多ければよく動け、すなわち「体力がある」となるんだそうです。

さて、このATPは「どうやって作られるか?」というと、人体の中には「ミトコンドリア」というヘンテコリンな奴が住んでいて、奴らがせっせとATPを作ってくれる工員さんみたいな役割をしてくれているらしいんです。(これは何となく覚えていましたが、そんな仕事をしてるとは知りませんでした。)

このミトコンドリアは、若い頃には数千匹いるが、年齢と共に減って数百匹になっていくのでだんだんATPの生産数も減ってだから体力がなくなると言われているそうです。

そこで、体力をUPするには、このミトコンドリアを増やすことが可能か不可能かという話になってきます。

答えから言うと「可能」なんだそうです。それが実に面白いんですが、ミトコンドリア君たちは「危機感」を感じると勝手に増えるんだそうです。

彼らは「んんん?ちょっとキツイぞ!?」って感じると

「ヤベー!ATPが足りなくなるかも?仲間を増やして大量生産するぞ!」ってなるそうです。

先程も書きましたが、決して過度な運動をしなくても「約1分間程度の早歩き」で十分OKだそうです。

人が感覚的に「早っ!ちょ、ちょっと待って!」って感じるだけで「スイッチオン」となり、ミトコンドリアが増え、ATP大量生産となるそうです。

この「スイッチオン」の回数の目安は、週に60回ほどが理想で、これだけでATPは増量されるそうです。

例えば、あなたの通勤が「駅まで徒歩10分」としたら「1分早歩きして1分マイペース」を5回繰り返せて、往復だと10回、5日で50回/週となります。あと10回は、オフィースの階段とか、週末の散歩でクリアすればOK!

これなら誰でも出来そうですね。

また、食事に関しても、「うまいモンを腹いっぱい食って体力をつけるぞ!!」があまり良くなくて、そうすると「喰った喰った、ああ~満足!」となって「危機感」がなくなり、ミトコンドリア君たちも働く意欲が薄れるそうです。少し足りないくらいの「腹8分目」が良いそうですよ。

どうですか?説明が下手過ぎて分かり難くかったかもしれませんね(スミマセン)

超手軽な早歩きも良いですが、やっぱり週に何回かは「テニス」で「スイッチオン」の方が良いと思いませんか?

でもゲームだけでは正直あんまりスイッチオンにならないかもしれませんね?

やっぱりレッスンの「愛の球出し」や「炎のラリー」の方が何十回もスイッチオンになりますよ、きっと!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 16:39 | コメントをどうぞ