より勝ち切るために!

先日のタイブレークまでもつれて、10-8と4回目のマッチポイントで勝ち切った女子ダブルスの試合。応援していたペアの諦めず、粘り強いテニスは、素晴らしかったのですが、試合中気になっていたことがあります。

個個のショットは、ナイスボールもミスショットもありましたが、2人とも自分らしいテニスをしていました。気になったのは、配球です。

相手ペアは、なかなかの実力者で、女子ダブルスながら、2人ともネットに詰めてくる(いわゆる平行陣)タイプでした。

それに対して、わが方(応援しているペア)は、相手がネットに詰めてきた最初のボールから、ロブを上げ、スマッシュを打たれ、失点していました。(結構な頻度で)

ネットの相手にロブを打つのは、あり得る選択で、私もよく使いますが、よほど追い込まれていない限り、ネットへ詰めてきた初球では、ロブは打ちません。

ネットに詰めてきた相手は、だいたい、サービスライン位にいます。この位置は、よほど良いロブを上げない限り、後ろへ抜くのは、難しくなります。しかし、ボレーを打たれても、ネットから離れているので、エースは取られにくい位置でもあります。

そこで、初球は、まず、ボレーをさせます。そうすると、相手は、必ずボレー後に、1~2歩前へ詰めます。(スクールでは、そう習うはずです。)かつ、ボレーを打って前へ詰めるので、やや前傾姿勢になります。

ネットに近く、前傾姿勢であれば、今度は、ロブの出番で、こちらは、ロブで決めやすくなります。逆に、ここで、相手にボレーを打たすと、決められてしまうリスクが高くなります。

試合中、気になったのですが、応援しても、アドバイスはマズイと思い、また、負けているわけではなく、競っていましたので、当日は、言うのを控えました。

競り勝つのは、素晴らしいことでしたが、もしかしたら、あそこまで大接戦にならずに、勝てたかなとも思い、記載しました。

(和製)チャンコーチの独り言として!


カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 23:11 | コメントは受け付けていません。