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だから引きも振り子

『ボールボーイ』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   フォアハンドの総集編ですね。
シンプルで分かりやすいです。

少し気になったのですが、フォアハンドでインパクトの形で構え、テイクバックでラケットが体の横に持っていくあたりまでにどうしても上腕を外旋してしまうのですが、このあたりを詳しく教えていただけませんか。よろしくお願いします。

ボールボーイ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

インパクトで垂直面を作るために

テイクバックでこうなるように引く。

h031411

ここへ、腕をひねらずに、内旋外旋をせずに引くために

振り子で引く。

hurikofor1411

そしてそのための構え方がこう。

dtarokamae1409

純粋に振り子で引いて

振り子で打てば

インパクトのラケット面は垂直になり

ラケット面は安定して使える。

だけど

打点の高さの変化に対応するためにはちょっと不便

だから、黄色線のように丸め

後ろでループスウィングにする。

jituyou1411

振り子のラケット面を使いつつ

凹型に、なおかつ外旋しないように引くのだ。

 

さて、砂入人工芝のクラブプレーヤーならこれでいいのだが

男子プロは現代テニスの高い打点に対応しなくてはならない。

だから、脇を開け、構えを高くし、ラケット自体を立て気味にして

1411ftb

面を外に向けていくように

じゃっかん、凹型の黄色線で引き

h031411

のように、低いところからと同様な面の向きに引く。

これが、現代的なフォアの肝。

これ以外のところは少しは妥協できても

ここだけは絶対に妥協できない、肝心かなめ。

 

よく、たった一つだけだから、見なかったことにして

という人もよくいるが

とにかくここが肝、これだけはダーメ !!!

 

さて、どちらの場合も

赤い線のように外旋させて

凸型に引けば、手早くていいのだが

1411ngtb2

こうなってしまい

振り出すところから

面をかぶせながら、内旋させていくしかなくなる。

これでは、フォアを安定させることは不可能。

 

いや、男子プロでたった一人

(女子ではちょくちょく見かける)

デルポトロだけは高い打点からぶったたくときにやっている。

デルポトロ並みのスウィングスピードと

世界1のテニスセンスに自信のある人は

試してみてもいい鴨。

もっとも、デルポトロ

普通にトップスピンをかけたラリーの時は

なぜか、面が下向きになるように引いているが ・・・   テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:16 | 1件のコメント