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今シーズンを最後に引退を表明しているダビド・フェレール。来月行われる祖国スペインはマドリッドのマスターズ1000大会が最後の大会になるんだけど、今の気持ちと引退したあとのことについて語っていたの。
2013年の全仏オープンで準優勝を飾り、自己最高位の世界ランク3位を記録したフェレールは、全豪オープンとUSオープンでもベスト4入りした経験を持ち、キャリア通算27大会で優勝を飾るなど、175cmと小柄な体ながら素晴らしいキャリアだったの。
「今はとても気分が良い。人生の転機を迎えたことに喜びを感じている。今季出場している大会はどれも自分に取ってもっとも意味のある大会。自分のテニス人生に感謝している。振り返ると、自分がこれまで成し遂げたことに誇りを感じる。」
「全てのタイトルはトロフィー部屋にあるが、トロフィーは単なるトロフィー。観客や戦友達、そしてテニスを通してできた世界中の友人から受けた愛情こそがテニス界を去るにあたって残るもの。」
各地で引退セレモニーのようなものがフェレールに対して開かれているみたいだけど、それには驚かされているんだって。
「とても驚いている。ここまでのテニス人生の全てのシーズンで良い思い出を作って来れたからだと思う。」
そしてテニス人生を終えたあとの新たな人生も楽しみにしているみたい。
「あまりそのことは考えてはいないが、きっとテニスと言う世界に関わって行くだろう。デビスカップの監督になれたらとても名誉なことだと思う。同時にそうなるにはまだまだだと言うことは理解しているし、そうなる存在の人達がたくさんいる。まずはコーチとしてのトレーニングを積まなければならない。」
フェレール自身もデビスカップには何度も出場していて、シングルスでは28勝5敗の成績を叩き出していたから、デビスカップへの思いは強いみたいね。
それでも監督になる前にまずは若い選手のコーチングをしたいらしいの。
「今現在はそれをしたいとは言わないかも知れないが、将来的にはそうだろう。しかし、違うステージをまずは経験してみたい。若い選手達のステージで、彼等と共に成長するステージ。その後にもちろんツアーも大好き。もし自分が何かに貢献できると感じたらそうするかも知れない。そう感じなかったら、それはしない。それはこれから決めること。」
そう語るフェレールは、マドリッドでのマスターズ大会前に来週行われるATP500大会のバルセロナに出場する予定。
引退まで残る大会はあとわずか。そして祖国スペインでのプレーでテニス人生に幕を閉じるけど、どんなプレーを披露してくれるか、とっても楽しみね。