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女子世界ランク1位のアシュレイ・バーティは既に今年のUSオープンへの欠場を表明しているけど、24歳のバーティは一度テニスから離れていた時期があったのよね。
バーティは15歳でウィンブルドン・ジュニアの女子シングルスで優勝。プロに転向してからもケイシー・デラクアと組んで3つのグランドスラムの女子ダブルスで決勝進出するなど、若くして多くの成功を収めていたの。
そんな彼女だったけど、2014年のUSオープンを最後にツアーから離れる決断を下したの。
「簡単に言うと、自分自身を探す必要があったんだと思う。歪んでしまったように感じたし、多分最初のプロテニス選手としてのキャリアではちょっと見失ってしまったんだと思う。多くの成功を収めたのはとてもラッキーだったけど、自分はまだとても家で過ごすのが好きだったし、家族と繋がっていられないことで自分を見失ってしまった感じになってしまっていた。」
「家族への愛や気持ちを失ってはいなかったけど、離れ離れになってしまったように感じていたの。また家族の元に戻りたかった。家族や愛する人達の元へ戻りたかった。すると家族との関係はどんどん良くなり、自分自身との関係もどんどん良くなって行った。」
バーティはテニスから離れていた期間地元オーストラリアでクリケット選手としても活躍していたの。そんな中で、かつてのダブルス・パートナーのデラクアと話をして、テニスや競技に対する気持ちがあることを再認識させられたんだって。
「デラクアとの会話では、自分自身を試すことや戦うことを恋しく思っていることなどについて話していた。自分のベストを尽くそうとすることが恋しくなっていた。」
「アスリートとして、自分の全ての努力とかやっていた準備とか挑戦することとかを知っていると、そんな気持ちを満たすことを本当に恋しく思ってしまっていた。」
そんな彼女は、2016年5月にツアー復帰を果たし、2019年には全仏オープンの女子シングルスでグランドスラム初優勝を飾り、その年のツアー最終戦でも優勝。
2019年6月には世界ランク1位にも上り詰めたの。
復帰後の活躍も、一時的なツアー離脱があったからこそなのかも知れないわね。見失ってしまった自分自身を見つめ直す時間がバーティには必要だったのね。