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女子世界ランク1位のアシュレイ・バーティが、WTAツアー最終戦への欠場と今シーズンの終了を公にしたの。
バーティは最終戦へ向けての今季獲得ポイントレースで断トツの1位で、2位のアリーナ・サバレンカにも1800ポイント近く離していて、とっくに最終戦への出場権を獲得していたの。
そんな彼女は2019年に最終戦で優勝。昨年は新型コロナウイルスのパンデミックにより最終戦が行われなかったために、今シーズンの最終戦にはディフェンディング・チャンピオンとして連覇がかかるはずだったの。
「メキシコでの最終戦を含め、2021年はこれ以上大会に出場しないことを皆さんへお知らせしたかった。難しい決断だったけど、2021年シーズンからの体の疲労や回復に重点をおく必要がある。そして、来年のオーストラリアの夏へ向けて最強のオフシーズンを取ることに集中する必要がある。」
「海外からクイーンズランドへ帰国するために未だに課されている課題や必要とされる隔離措置などを踏まえ、1月へ向けての準備の妨げになるようなことはしたくはない。」
今年の最終戦は、本来行われる中国の深センではなくメキシコのグアダラハラで開催されることがWTAから正式に発表されているの。
その開催地の選択もバーティが最終戦へ行かない理由なのではと考えられているわ。
実は約1ヶ月ほど前にバーティのコーチであるクレイグ・タイザーは、WTAが開催地をグアダラハラに選らんだことや、大会で使用するボールなどに対して激しく非難する発言をしていたの。
「我々は標高1500メートルのメキシコで最終戦を行うこと、そしてノンプレッシャーのボールを使うと言うことを知ったところ。」
「ノンプレッシャーのボールは本当に飛んで行ってしまう。通常の場所で使うとそのボールはあまり弾まない。つまり、世界のトップ選手達が、今まで使ったこともないようなものでプレーするのは、最高の宣伝とはならない。」
「プレーしたこともないような状況、プレーしたこともない国や標高での最終戦には、ただただ不思議でならない。そんな光景は、単に恐怖でしかない。」
11月10日から17日まで行われる予定の最終戦。それから帰国して約2週間の隔離措置を必要とされたなら、12月の頭まで満足に練習もトレーニングもできないってことになってしまうわね。
大会へ向けてのコーチの不満や、帰国した時のことを考えると、バーティ本人もメキシコまで行くことに前向きにはなれなかったんじゃないかしら。
ノンプレッシャーのボールを使うこともPinkyは知らなかったけど、標高が高いとボールが飛んでしまうから、低いところではあまり飛ばず弾まないノンプレッシャーのボールを使う判断になったのかしらね。
いずれにせよ、最終戦のシングルスにはもう1枠の空きができたってことね。