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昨日のブログでは、先週まで行われていた男女共同開催のムチュア・マドリッド・オープンの女子決勝戦を戦った二人の声をお伝えしたけど、今日は男子の声を。
ATPマスターズ1000大会だった男子大会の決勝戦は、トップハーフからは第1シードのカルロス・アルカラスが順当に勝ち上がったけど、ボトムハーフは予選決勝で敗れつつも欠場者が出てラッキールーザーとして本戦入りしたヤン=レナルド・シュトルフが勝ち進んだの。
マスターズ大会でラッキールーザーが決勝進出したのは、これが初めてのことだったんだって。
アルカラスはシュトルフをフルセットで退け大会2連覇を達成。試合後にシュトルフへ労いの言葉をかけていたわ。
「ヤン、そして君のチームへおめでとう。色々な困難や怪我に対処して来たのは知っている。何シーズンもプレーできなかった。チームと共に素晴らしい成績を出したし、最高のプレーを見せた。凄いことだし、こうして帰って来れたことを嬉しく思っている。これからも君やチームに幸運がもたらされることを祈っている。」
そしてこらから参戦するローマでのマスターズ大会と全仏オープンについても意気込みを語っていたの。
「ローマでは初めてプレーする。ローマの大会で本当にプレーしたいと思っている。去年は出場できなかった。子供の頃から出たいと思っていた大会にやっと出られる。」
「全仏オープンでは、チチパスやジョコビッチがいる。もしラフぉ(ナダル)が出るなら、あそこは常に彼の大会。自分自身も優勝候補のリストの上位近辺にいる。なぜなら、良いレベルでプレーできているし、良い結果も出しているから。」
そして準優勝に終わったシュトルフは、決勝戦を振り返ってこう語っていたの。
「カルロスは良いプレーをした。またトロフィーを獲得し、最高の勝利を得た。君と君のチームを祝福したい。これからも幸運を祈っている。自分に取っては信じられない道のりだった。ラッキールーザーとしてだったから。こうして再びチャンスがもらえたことだけでさえ驚ろきだった。」
「彼は勢いがあり、それを止めることは出来なかった。最終的には彼は良過ぎた。第1セットはチャンスがあった。そして第3セットの序盤でもあったけど、取りきれなかった。」
そう語るシュトルフは、2020年にアメリカはシンシナティのマスターズ大会で、マスターズ初のベスト8入りをして、自己最高位の世界ランク29位を記録したけど、今回の勝ち上がりでそれを更新する28位へと浮上して、全仏オープンではしっかりシード選手として出場することになりそうね。
そして今週発表の最新の世界ランキングでは、1位のノヴァーク・ジョコビッチとアルカラスとのポイント差はわずか5ポイント。
次のローマ大会は、ジョコビッチは前年度チャンピオンとして出場。アルカラスは去年は出場していないの。つまり、ジョコビッチはたとえ優勝してもポイントは変わらずだけど、アルカラスは1つでも勝つと大会明のランキングでジョコビッチを抜いて再び1位へ返り咲く計算に。
どんな展開が待ち受けているかしらね!?