フェデラーとディミトロフが今の心境を語る

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今季開幕戦のブリスベン国際男子大会直前に、風邪のような症状で体調を崩していたロジャー・フェデラーだけど、それもすっかり改善したようね。

「この数日は普段通りの練習ができるようになりました。14日から落ち着き始めて、今はとても改善されています。」って現状を語ってました。

「全豪オープンはどの選手も最も気合いが入って臨む大会なのではないでしょうか。昨年までは、全豪オープンが最も安定した成績を出したグランドスラムでもありました。いつもここでは良いプレーが出来ていました。シーズンを始めるにはとても良い場所なのです。」

「どうなるかやってみなければ分かりません。でもオフシーズンも良い練習が出来ました。何の問題もなく、それは大切な事でした。とても激しい練習も出来て、それも良い事でした。」

そしてステファン・エドバーグ氏からイヴァン・リュビチッチ氏へとコーチを代えたフェデラー。「我々はとても良い関係を持っています。バーゼル大会とグシュタード大会で負けたのは彼(リュビチッチ)にだけでしたけど。」とジョークを交えてリュビチッチ氏について語ってました。

フェデラーは同年代で、今年の全豪オープンを最後に引退を決めているレイトン・ヒューイットに敬意を表しているの。10代の頃はヒューイットに先を越されていたフェデラー。その後に男子テニス界を支配するようになったのもヒューイットとのライバル関係があったからこそだって。

「レイトンは自分のテニスを分からせてくれて、より良い選手にさせてくれたのです。彼との対戦も楽しんでいました。この全豪オープンで良いプレーをして欲しいと思います。」

「1998年の全豪オープン・ジュニアで一緒にダブルスをプレーする予定でした。でも彼は前哨戦のアデレイドで優勝して、全豪オープンのシングルス、ダブルス、ミックスダブルスで主催者推薦を受けて本戦でプロとして戦うことになったのです。僕はと言うと、ジュニアでシングルスもダブルスも準決勝で負けてしまいました。彼にフラれてしまったのです。アデレイドでの優勝後は、大きな期待をされていましたから、それも納得です。」って笑いながら当時を振り返っていました。

そしてそのプレースタイルが似ていて“ベビー・フェデラー”と呼ばれたのが、2014年のウィンブルドンでベスト4入りを果たし、ミロス・ラオニチ、錦織圭らと共に男子テニス界の次世代を担う一人と言われたグリゴール・ディミトロフ。2015年の彼はその勢いに陰りが見られてしまい、2014年に記録した世界ランク8位の自己最高位から20位も下がる世界ランク28位で2015年を終えたの。

大会の決勝進出も2014年10月のストックホルム大会以降15ヶ月遠退き、2014年は50勝18敗の成績から2015年は33勝22敗へと大きく後退してしまったわ。

「2014年はとても良いプレーが出来ていました。その時に獲得したポイント全てを守り抜くのは明らかに難しい事でした。」とディミトロフは今季開幕戦のブリスベン国際男子大会前に昨シーズンを振り返っていたの。

「ある時点でちょっとした不安が頭によぎり、気持ちが落ちてしまったのです。一生懸命練習はしていましたが、自分自身へ良い期待が持てなかったのです。」

2014年の好成績を導いてくれたロジャー・ラシード氏とのコーチ関係に終止符を打ったのは、ベスト4入りの成績を残したウィンブルドンで2015年には3回戦敗退を喫した直後だったの。ちょうどその頃、2年間の交際を続けていたマリア・シャラポワとの関係にもピリオドを打ったのよね。

「自分に何が起こっていたか、そして全ての間違いを分かり始めています。オンコートでもオフコートでも一番の事は、チームをしっかり作り上げる事だったのです。それは自分の大きな部分を占めていました。2016年へ向けて最高のチームにするために、数週間を費やしました。」と語るディミトロフは、プライベートとプロテニス選手としての生活のバランスを保つ事の難しさを認識し始めたんだって。

そして今はその後に新しくコーチとしてチームの一員となった、ファン・マルティン・デル=ポトロの元コーチだったフランコ・ダヴィン氏と共に練習を積んでいるディミトロフは「オーストラリア・シーズンへ向けて最高の準備をしようと努力していました。またやっと活力を感じられるようになり、もう一度爆発するためにモチベーションも感じています。」って、再ブレークへ向けて順調な仕上がりを見せているようね。

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今日行われた全豪オープン男子シングルス予選最終ラウンドでは、まずは第12シードの杉田祐一選手が第32シードのデニス・ノヴィコフをフルセットで下して、自身初の全豪オープン本戦進出を決めました。杉田選手は過去2回ウィンブルドンで予選を勝ち上がって本戦入りを果たしてるけど、全豪オープンでは初めての出場となりました。グランドスラム初勝利を狙って欲しいですね。

第13シードの伊藤竜馬選手はエイドリアン・メネンデス=マセイラスをフルセットで下し、2年連続での全豪オープン本戦へ進出しました。

女子シングルス予選最終ラウンドでは大坂ナオミ選手がザン・カイリンを6-2, 6-1で下して初のグランドスラム本戦入りを決めました。予選全てをストレート勝利で飾った大坂選手。本戦でも期待が持てますね!


カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 19:05 | コメントをどうぞ
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