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5月12日のブログで、現在イタリアはローマで行われているBNLイタリア国際では、女子に序盤から上位シードが敗退する波乱が起きていることをお伝えしたけど、男子でも驚きの展開が。
今大会第2シードで、初戦の2回戦を勝利したことで、大会明けに更新される世界ランキングで、現在1位のノヴァーク・ジョコビッチを抜いて1位への返り咲きを決めているカルロス・アルカラスが3回戦で予選を勝ち上がった世界ランク135位のファビアン・マロジャンにストレートで敗れる波乱に見舞われたの。
マロジャンは23歳でハンガリー出身の選手。これでは今年の3月に記録した128位が自己最高位だったんだけど、この勝利で大会明けのランキングでは、それを更新することになるわ。
月曜日に行われたアルカラスとの試合の後の会見では、「まずは初めに、自分の名前はファビアン・マロジャン。」って自己紹介からスタートさせるユーモアも見せていたわ。
そして、「今日は、自分に取って全てが完璧だった。でもこれ以上今日の試合について語りたくはない。だって、自分はただ自分のテニスをしただけだから。今日起きた全てのことは最高だった。」って喜びを表していたわ。
そしてこの勝利で何か変わるかと問われると「そんなことはない。だってもう1試合に勝っただけだから。自分は同じ人間さ。」って謙虚な姿勢も見せていたの。
5歳でテニスを始めて、元選手だったわけじゃないけどお父さんに指導を受けていたマロジャン。
「まだ携帯は見ていない。マッサージを受けたりジムでクールダウンしたりしていたから。この会見が終わったらお父さんへ電話をしてみるつもり。お父さんはいつも近くにいてくれたから、大きな感謝の気持ちを伝えたい。電話をしてありがとうと言って、この瞬間を一緒に楽しみたい。」
って、まだ不慣れな会見でお父さんへの思いを伝えていたわ。
マロジャンはベスト8進出をかけて、3回戦では第15シードのボルナ・チョリッチと対戦するわ。この快進撃はどこまで続くのかしらね。