テニスを始めてからずっと、ボディショットとか顔の近くに球を打たれると、いやな気持ちでいっぱいになっていました。
最近、どうやら”決め”の目標にオープンスペース以外、相手正面(相手のそば)もアリだということをコーチにも説明されたりして。
相手の足元に打ち込んで謝っている私に
「別に、謝ることでもない。」と
言われても本当には納得していませんでした。
ごめんなさいコーチ、ガンコものです。
テニスの常識なのに、他の常識で頭でっかちになっていました。
でも、この1つ前の文章を書いている時に、
練習時の”ラリー”は、初心者の時みたいに長く続けるのが目的ではないのかな。
仕掛ける球をお互いに送って、ちょっと難易度を上げたりして切磋琢磨をする方がいいのかな。”
と考え始めることが出来ました。
で、ずうっと考えて・・・。私は小さい頃、夏のプールの水遊びの時間が大嫌いだったことを思い出しました。
小学校の低学年の時って、ただただ水に慣れ親しむ・・・ためなんだか、みんなでちゃぷちゃぷしますよね。
水面のキラキラした輝きにただ魅入られてぼうっと立っている私にみんな寄ってきて水をちゃぱちゃぱとかけ始めるのが、すごくイヤでした 。
もちろん、私だけにではなく、お互いにかけあったりして、めちゃくちゃ笑いあっているのですが、私は顔に水がかかるのが大嫌いなので、信じられない思いでいました。
「他人の嫌がることはしてはいけません。」というはずの先生まで笑っていて、参加していたりして先生不信でした 。
逃げる私は面白がられてかなり水をかけられました。それで余計に嫌だったのだと思います。
婆あになってようやくわかりました。私は全く楽しめなかったけれども大多数の子供は、水をかけたりかけられたりが楽しかったんでしょう。これはゲームと同じなんですね。
私は、ええい、お返し!と笑顔で他人に水をかけたことがないんです。
どうしても、面白いと思えないのでしたから。
でも、今はやれと言われたら、その振りとか演技は出来ると思います。ただ、相手をすごく見てしまうと思いますが(必死な真顔で相手が顔をぬぐっていたら、もうたぶん水をかけないでしょうね)。
最近、私はともかく周囲が上達しているのでオープンスペースを見つけられず、何とかそれなりに”決め”にいってましたが、まぁそれでスマッシュも3度連続拾われてしまうのですね(おかげで、ひそかにスライススマッシュの練習をやってます)。
おとといは、その水かけっこを思い出し、やはりその水かけっこと同様に
私には、テニスは本当に向かないなと思い、悲しかったのです。
が、辞めてしまおうと思い始めると、もっと悲しくて仕方なかったのです。
ようし、開き直るぞ、と思うことにしました。さきほどの演技で水かけっこに参加するつもりになれば良いのです。
もしかしたら、やみつきになって相手にボコスコと・・・?
テニスコートに入った時点で、
”今日は、お互いに楽しく水をかけあって(相手が泣いてギブアップして退場するまで)遊ぼう”ということと一緒なんですね。
よし、ノーコントロールで心配ですが、へんな手加減をやめて、本気でコートの打ちたいところに打ちます。相手がそこにいるのなら、仕方ないです(顔はなるべく避けたいですが)。
・・・・2年前に、スマッシュを打ったあとに、私より上のレベルの人に”コワイ”と言われて逃げられてから、めっちゃ恐る恐る打っていたんですよ・・・。
正々堂々と、水のかけあいっこ程度に楽しく頑張ります。
そっか~~。打っちゃえば良かったんだ
コーチが、私のほんわかフレンドリーな球を見て
「甘い!」といいつつ、ふざけているんか、この人という顔していた意味がようやくわかりました。
とりあえず、ボクシングではなく、テニスというスポーツの範疇で、楽しめばよいんですよね。
田舎のオバチャン(しかも初心レベル)が、自分の球は危険なんじゃないかと思って周囲の初級レベルの先輩に、同レベルさん達に甘い球とかチャンスボールを供給していたら、それは呆れますよね・・・。
本当に、私はオバカサンでした。(ずうっと、ひとり心清らかなお姫様が悪の巣窟にいるような心境だったんです、と言ったら言い過ぎですが )
こちらも、テニスコートに入っている以上、顔や身体の正面に打たれても笑顔で返せるスキルを身に付けます