日別アーカイブ: 2014年7月7日

過去の恨みは弟子で果たす!

最近のトッププロがかつての伝説のチャンピオンとも言えるプロコーチをアドバイザリースタッフとして迎えているケースが多くなりました。

イワン・レンドルはマレーのコーチを解任されてしまいましたが、シャラポワにも一時だけジミー・コナーズがつき、さらに錦織にはマイケル・チャンがついてから破竹の快進撃が始まったことは記憶に新しいです。

そして昨日のウィンブルドン男子シングルス決勝で壮絶な名勝負を繰り広げたフェデラーとジョコビッチには、ステファン・エドバーグとボリス・ベッカーという我々の世代には堪らない豪華な顔ぶれでした。

昔からトッププロがコーチに往年の名選手を迎えて指導を仰ぐというのはありました。

先ほどのイワン・レンドルもグランドスラム大会でどうしてもタイトルが取れなかったウィンブルドン制覇のために苦手なボレーでのネットプレーを磨くためにトニー・ローチというボレーの名手から技術アドバイスを受けてかなりその成果はありました。

ただそれでもレンドルが芝のコートで栄冠を手にすることだけはついに出来ませんでした。

そんな悲願を持つレンドルが昨年はマレーに自身の夢を代わって実現させたわけですが、昨晩はエドバーグと1988年から三年連続で決勝を争い1勝2敗と負け越してしまったベッカーが四半世紀もの時を経て代理戦に勝利したというわけです。

また今回はそのエドバーグがコーチングするフェデラーが錦織に快勝して全英選手権4回戦の夢を破ってしまいましたが、実はエドバーグは錦織のコーチであるマイケル・チャンにはグランドスラム大会で唯一のタイトルがないフレンチオープン優勝の夢を打ち砕かれた過去があるのでした。

現役のトッププロの妙技だけでも実に堪能できる上に、そんな彼らのコーチ達の確執ドラマというおまけ付きで二倍三倍に楽しめる最近のグランドスラム大会はやはり素晴らしい夢の大舞台ですね!

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:45 | コメントをどうぞ