日別アーカイブ: 2014年7月27日

警告ランプが赤いのは偶然なのか

真夏の暑さで体調を崩してしまう方も多いことでしょうが、暑さに対する耐性は先天的に強い体質に生まれついたかどうかと言うことがとても大きいと思います。

飲酒についてはアルコール分解酵素を持つ人と持たない人がいて、持っていないタイプに無理やりに酒を呑ませるとほんのわずかな分量でも急性アルコール中毒となることはかなり知られるようになってきました。

暑さに強いか弱いかというのもこれによく似たところがあって、たいして鍛えなくとも炎天下で平気でいられる人がいる一方で、いくら真夏の猛暑環境で練習しても一向に慣れずにいつまで経っても熱中症の危険から逃れられないという方も存在します。

だからそんな灼熱太陽の一気浴びを無理強いしたら本当にちょっと動いただけでも心拍数マックスに陥り身体の冷却機能が麻痺して意識消失するなんてことが起こりえるわけです。

真夏の部活動などでそういった痛ましい事故で亡くなられる生徒が未だに数人は出てしまうのも、サークルや体育会の飲み会で一気飲みさせられて命を落とす人が後を絶たないケースとほぼ同じ構造ではないかと考えられます。

それはどちらも人一倍に頑健だったりアルコールに強いという猛者たちの集団のなかで起こりやすく、酒が飲めないとか暑さに弱いということについて「鍛えればそれらのことに強くなる」と大きな勘違いをしていることが背景にあるからです。

アルコール分解酵素がない人にいくら飲ませても、そして暑さへの遺伝的耐性が劣るタイプを炎天下でしごいても決して鍛えられて強くなったりすることはあり得ません!

どうか酒も暑さも自分がそれに多少は強いからと言って、先天的にそれらにNGな人々を窮地に追い込まぬようにくれぐれも配慮して頂きたいと思います。

どちらも少しの酒や暑い最中の少しの運動でも普通ではないレベルに顔が真っ赤になってしまうことが多いです、そんなフェースカラーでレッドシグナルの警告を発している気の毒な方々にどうか周りの皆さんで注意してあげて悲惨な事故など撲滅していきましょう! :03 にっこり:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 14:40 | コメントをどうぞ