いつもは「これほどの快挙を成し遂げた錦織選手についての報道がたったこれだけなのか?」と本当に憤りすら覚えるテレビを始めとする日本国内の各マスコミ媒体ですが、今回ばかりは実にたっぷりと存分かつ大々的に扱われています。
日本中がこれほどテニス一色とも言えるほど話題になっているのは、この競技に仕事として携わるものとして嬉しい限りです。
これが一過性のものにならずこれからもせめてサッカーや野球、それとゴルフと同レベルに重きを置いてテニス報道の編成を考えて頂きたいものです。
しかし、そんなマスコミ各社に長年に渡って虐げられてきたテニス界が約100年振りの夜明けを迎えようとしているこの時期に、そのマスコミのトップとも言える存在のA社が逆に信用も権威も失墜しつつあるという皮肉に驚きます。
「生者必衰の理」と「明けない夜はない」なんて言葉が頭に浮かんできます。
凋落のA社主導の下で何故かいつの間にか別格の存在となっていた高校野球大会、そしてサッカー偏重傾向を志向するY社による高校サッカー大会。
来年からはインターハイのテニスもあのくらい破格の扱いで報道してもらいたいものです。