錦織選手の活躍が日本国内で新たなテニスブームとなるのか?
元々この季節は秋の行楽シーズンなんて呼ばれるほどレジャーやスポーツに適した良い時期ですから、テニスを始めようとかまた再開するというプレーヤーが増える頃です。
だから、この頃すこし増えた気がする僕の店へのお客さんの数が果たして錦織効果なのかどうかはまだ定かではありません。
でもテニス人口が増加するかどうかは未知数でも、コートで見かけるプレーヤーの行動が変わったことは明らかに錦織ナリキリ選手たちの台頭であることは間違いありません。
貸しコートなどでこの連休中にテニスしている方はもうそんなナリキリ軍団を目撃したのではないでしょうか?
それはどんな人たちなのかって?
とにかくメチャクチャ強いボールを打とうという意気込みが凄くて、そして「えっ、そのボールを飛び上がって打つ必要はないだろ?!」って思わずツッコミたくなる徹底した全ボールを「エアKモドキ打ち」です。
まぁ、自分たちのコートだけでどう楽しもうと勝手なのですが、困るのはあまりレベルが高くないけどやる気だけはハイレベルな男子学生グループの一団です。
何が困るかと言うと、打ち損じたその「エアKモドキ」のスピードだけは確かに(錦織並みか?)と思えるボールが隣のコートに飛んで来ることです
1回や2回の時は笑顔でそのボールを渡しますが、あまりにも頻繁に来るとさすがに一言なにかしら忠告したくなります。
でもそこはもう、孫がそろそろいたとしてもおかしくない年代であることとテニスコーチの性なのでしょうか・・・
ボールを渡しながら「もう少し左肩の開きを抑えて上体の廻りすぎを防いだら狙いが良くなるよ!」なんて愛想よくアドバイスしちゃったりして
言われたナリキリ君は「あっ、ありがとうございます!」と恐縮して戻っていき、その次のボールで素直に隣の親父コーチの言うことに従うと・・・見事にダウン・ザ・ラインにエアKモドキを決めてくれました。
それを観た僕はコーチとしての満足を覚えつつ(もうこれでボールがあまり飛んで来なくなるから良かった)と安心しますが、今度はその彼の向かいにいる対戦者がダブルのバックハンドでしきりにジャックナイフをやろとうしてこれがまたことごとくボールがこっちに逸れて飛んでくるのでガッカリ!
しばらくそんな光景が続きそうですが、チャレンジ精神が旺盛な若者のひたむきな努力をどうか温かい目で見守ってやりましょう!