昨日の全仏オープン第一日目、錦織選手、奈良選手、土居選手が初戦を突破しましたが、錦織選手と奈良選手の対戦相手はどちらも地元フランス選手だったので応援がほぼワンサイドに偏っていわゆる超アウェー状態のなかで戦った二人の精神力の強さには敬服しました。
特に奈良選手は相手が初対戦の18歳若手長身で、「こんだけすべてのショットをフルスイングでハードヒットするプレイヤーは見たことない!」と思わされた超アグレッシブな選手。
その第一セットでは「もう手が付けられない」激しい弾丸ショットの応酬とその一打毎に嵐のように巻き起こる地元フランスの観客からの拍手喝采という、今までに経験したことのない過酷?な状況に苦戦を強いられついにはファーストセットを失ってしまいました。
観ていても(これはいかに奈良くるみと言えども巻き返しは難しいかも・・・)と申し訳ないけど弱気な遠隔応援者と成り下がってしまいました。
ところがセカンドセットからは相手のハードヒット一辺倒の攻めに完全に慣れてしまった奈良選手ががぜん反撃開始!
そして連続で6ゲームだったかな?とにかくもういつもの奈良独特の深くて正確無比なストロークで左右に揺さぶり甘くなったところでタイトなオープンスペースにウィナーを叩き込むという痛快な展開になり、さすがは世界ランク56位と貫禄を示してこの試合を制してくれました。
錦織、奈良、土居の三選手とも典型的な小柄な日本人の代表という体格ですが、そんなハンディをはね除けてどうかこのまま破竹の快進撃と活躍してくれることを期待します。
しかし、彼らが勝ち続けるとまたしばらく寝不足の日々が続きますが・・・まぁ嬉しい悩みと言うことでそれくらいは覚悟しなきゃね