今年、2つ目のテニス大前提話
ボールの深さのお話しだ。
一般に信じられている迷信に
深いボールがえらいというのがある。
確かにシングルスのラリーで
深いボールで相手を追い詰めれば
甘いボールが返ってきて
こちらのチャンスになる。
だから
コート外のコーチは
深く打て、フカク打て、フカクウテ!!!
というのだが
コート内の当事者にしてみれば
怖いのは、アウト
浅くなってしまうことではない。
テニスという競技にとって
本質的に大事なのは
ラインの内側に打ち込むこと。
その範囲で
深くや、コーナーや、鋭角に打ち込めればいい。
だからナダルは
堂々と
サービスライン内にハードヒットしている。
たぶん、世界1の臆病者なのだ。
日本のテニススクールなら
上級に上がれないかもしれないが
彼は世界のトップにいるのだ。
浅く打てる人がえらいのだ
几帳面さでも世界のトップだ
ナダルはえらいのだ
きっと、怖くて、コワクテ、こわくて
アウトなんてできないのだろう。
勝ちたかったら
「必要なだけ以上」 に浅く打てること
そうじゃなければ
思いっきりなんて打てない。
相手の浅い返球は
それ以上に浅く打たなければ
アウトになってしまう。
浅く打てること
しかも、思いっきり打てることが重要なのだ。
安心して打ち込めるようになろう。