月別アーカイブ: 2015年9月

印西女子ダブルス

先日、28日の月曜日

松原テニスクラブ印西月例のダブルス大会が開催された。

会場はインドアコートの3面

zennkei1509

初級クラスと銘打っているが

なかなか厳しい打ち合いが展開される。

CIMG0829

今回は12ペアーの参加

まずは、4チームづつに分かれての予選リーグ

CIMG0816

3グループ、各々3対戦づつの熱戦

CIMG0832

予選が終わったところで

参加賞を配り、全員集合の写真撮影

syugou1509

この後、今回は

私のミニレッスンというかデモだけというか

スライスとトップスピンのテイクバックとフォローの違いを解説した。

実はスライス使いの方が多かったのに

テイクバックが小さすぎたり

止め方が甘かったりと、気になってしょうがなかったので

ついつい出来心で開催。

美しい見本だったが写真はないのが残念。

 

さて後半は

上位6チームと下位6チームとに分かれての決勝トーナメント。

CIMG0827

上位トーナメント、決勝では

高安さん、高梨さんのペアーが

CIMG0833

徳川さん、林さんのペアーを

6-0 のスコアーで下して優勝した。

nyussyou1509

表彰後

土門支配人を囲んでパチリ。

 

さて、次回は10月26日月曜日の開催

要項はこちら

ぜひ、参加して、強くなってください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:38 | コメントは受け付けていません。

ボルグのフォア振り切り

もう30年以上前の話

セイコースーパーテニスという大会があって

たぶん? 東京体育館に観戦に行った。

 

目的は、ビヨン・ボルグのフォアを見ること。

borgfs1509

世界1のフォアハンドトップスピンは

どれくらいのスピードで飛ぶのか?

どれくらいのスピン量なのか?

どれくらいのスウィングスピードなのか?

 

当時、コーチになって

打ち方をトップスピンに変えた私としては

自分でやっている方角がはたしてあっているのか?

知る必要があったのだ。

 

実は

打ち方や、フォームは、ビデオや連続写真を見た方がわかりやすいし

試合運びも、生で見なくてもわかる。

 

だが

実際のスピード感や迫力というのは

生で見なければわかりようがないのだ。

 

正しい答えは現場にしかない。

 

まあ、そんなわけで

生で見た、ボルグのフォアハンド

一番感激したのはそのスピン量。

ものすごく落ちる。

 

そして、もっとびっくりしたのは

スウィング感、というか、スウィングのテンポというのだろうか。

 

インパクトまでは非常にゆったりと振っているのに

それ以降のスウィングが大きくて、ものすごく速い。

当たった後でスウィングをさらに加速しているのだ。

 

一見、無関係なところで頑張っている。

 

松原さんとしては

翌日、クラブへ帰って、さっそく、実験。

スウィングスピードと打球の速さにはそれまでも自信があったが

やってみると

明らかに威力が増し

スピンがさらにかかり

ボールが自在に落ちる。

 

物理現象で考えれば

打球後にいくら頑張ったって

スウィングが速くなるわけがない。

デモ、実際に威力がアップということは

(それも少しのアップじゃないのだ)

何か説明があるはず。

打点でのスウィングスピードが増していなければ

説明がつかないのだから。

 

つまり

この後半加速スウィング法で

インパクトでも増速したに違いないということ。

 

ヘビートップスピンで打つ場合

安定して打てるということを前提とすると

一見無駄な、この打法が

一番威力を出せる方法なのだ、とゆうふうに理解している。  テニス

 

さて、先週の大学の合宿

私のかわいい後輩たちの中に

このボルグスウィングを感じさせてくれた女子選手がいた。

 

1年目学生なので今回が初対面

(うちの大学、なぜか、何年生ではなく何年目という)

岡本 渚 さん

ボルグと並べて紹介するくらいだから

ただモノではない。

インパクト後のスウィングの加速

フィニッシュの引っぱり感がとても魅力的だ。

 

今回は

まだ、テイクバックが少し不安定で

上を向きやすいので

面を後ろ向きにするよう

少し手直しのアドバイスをした。

岡本さんにはここをしっかり身に着けてほしい。

前半が安定性に対する大前提なので、ぜひ。

 

そして、後半の振り抜きは魅力的。

女子で、ここまでスピン量が多いのは少数派だが

なかなかいいと思う。

いずれ、大エースになれると思うので

更に、さらに、サラニ、頑張ってほしい。

 

ヘビートップスピンでの大きなスウィングでの引っ張り

 

たまたま紹介したのが女子だったが

技術の本質は男子も同じ。

むしろスピードが出るだけに

女子以上に必要な項目ともいえる。

 

男女ともに、頑張って強烈フォアハンドを身に着けてほしい。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:02 | 3件のコメント

上腕二頭筋 遠心力との闘い

フォアハンドでこだわっていること

左下へのフィニッシュ。

具体的な力の入れ方について話そう。

 

この写真を見て腕の力について述べよ

という課題が出たらどう感じるだろう?

nadal1509c

フォアハンドのスウィングを上から見ると

forswing140619

手の動きはオレンジ矢印方向

いつも言うように、アウトサイドイン

そして

手を動かす方向以上に

力の方向としては

さらに左へ

いや、もう少し

いや、もっともっと

自分自身に対して向いているはず。

 

それは円運動をしている腕とラケットが

遠心力で腕を引っ張っていることに対し

腕は縮めようとして必死に引っ張っているからだ。

 

その腕を縮めようと頑張るのが

上腕二頭筋

nadal150927gats

昔は  (ほんの40年ほど前のこと)

私もボールは押す方向に力を入れると思っていたので

腕を伸ばす方の筋肉

上腕三頭筋を鍛えようとしていた。

もちろんこちらも重要なので

しっかり鍛えておくべきなのだが

問題は

昔からある

上腕二頭筋はそれほど重要じゃないという

テニス的な考え方。

 

フォアハンドに限らず

サーブも

takao-sr1411

もちろんバックハンドも

nisikoribkf1509

腕を引っ張る。

もちろん、ナダル打ちも

nadalff150927

肩を中心に腕を振る以上は

特にフォアハンドは

遠心力との戦いなのだ。

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

テニスマンなら

立派な上腕二頭筋にあこがれてほしい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス, バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 16:36 | コメントは受け付けていません。

フィニッシュは左下に

フォアハンドの飛距離調整のためには

フィニッシュの位置、高さを調整する必要がある。

そのためには

基本的なスウィングをワイパーにし

常に上体の左側に

フィニッシュを持っていく癖をつけなくてはならない。

nishikori1508fini

(昨日までの大学合宿で4日間言い続けた)

 

そして

ワイパーの大きさや

軌道の高さなどを調整して

飛び出すボールの高さや方向などを調節する。

nadal1508c

というと

なかなか複雑なようだが

ワイパースウィングさえ身に着けば

そんな加減は案外簡単にできる。

 

それよりもラケットを

下から上に、上に

左肩の上

首に巻き付けるようなイメージが

トップスピンに取りついていることが問題。

 

(これはうちだけじゃなく

日本中のジュニアや高校生に取りついている)

 

だから大学生も ・・・

 

でも

それでは

飛び出しの高さ調整ができず

下からこすりあげようとすればするほど

まとわりついて

打球も上に上がってしまう結果になる。

 

ワイパーを使えば

極端に言えば

水平よりも下に向かって

トップスピンを打ち出すことも可能なのだ。

1507djousiro

こうやってトッププロの写真を何人出しても

みんな、フィニッシュは左下。

 

昨日までの札幌での4日間

うちの大学の合宿でも

何とかその方向に持って行けたと思う。

頼むぜ後輩たち

何としても

フォアハンドのフィニッシュは左下

ワイパーで

鬼のようにスピンをかけて打ってくれ。

1507nisikori finis

この上体の向きを見てくれよ。

上体の回転でシャツまでが ・・・

 

スピンかけすぎでスピードが落ちるなら

筋トレでさらなる力を付け加えればいい。

それを

朝食3倍

昼飯を2倍にして補い

解決してくれ。

 

まあ、そんなこんなで

昨夜遅くの飛行機で横浜へ帰ってきた。 飛行機

また

通常のテニスクラブ、スクールの生活が始まった。 テニス

 

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:09 | コメントは受け付けていません。

近すぎボレーは見えない

先日もお話ししたが

ボレーの打点は上体から離してとる。

 

これは離れた方が見やすいため

こんなものを見たことがあるだろう

バスの表示板

バスの横についているやつ。

(これは車内のモノのようだが)

お互いに止まっているときは

近くのほうが見やすいのは当たり前。

 

だけど

動いているときはちょっと違う

すぐ横をバスが通り過ぎるとき

バスの経路図は

ぼやけて全然わからない。

 

近いとゆっくり近づいて来たものが

突然、加速しながら反対方向へ過ぎ去るのだ。

目からの距離も

自分から対象への角度も。

 

少し離れたところを通過するバスなら

Exif_JPEG_PICTURE

変化が緩やかでついていける。

 

ボレーのボール像も同じ。

近い方が見えやすいはずと思うのは

止まっている像を

しかも

机の上で考えているから。

 

現場では当然

takaofv1501tb

 

目から、上体から、離してとるのだ。

プロで近くで窮屈そうに取るなんて、見たことない。  テニス

プロはこうすれば簡単だからやっている。

自分のセンスを誇るためにやっているのではないのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 22:38 | コメントは受け付けていません。

札幌に来ている

毎年この時期

大学の後輩たちを教えに

札幌に来ている

3泊4日の秋合宿なのだ。

 

昨日到着して、午後から学生たちはハードな練習を開始した。

 

その前

少し早めに到着したので

久しぶりの町を散策

1時間ほどの札幌観光だ

目的地が決まっているので

どうして、通る経路があまり違わない。

 

でも今年は札幌駅スタートから大通公園まで大幅に足を伸ばした。

CIMG0781

西4丁目から西2丁目へ、そして北上

時計台だ

CIMG0785

実はここもうちの大学の元、一部。

クラーク先生の作った、農学校演武場。

CIMG0787

そしてもう200m北上し

(もう1本東だが)

札幌駅に近づくと

もうひとつの時計台

CIMG0789

いつもの、味噌ラーメン

CIMG0790

おいしかった

札幌にきた気がする。

すぐ先を西に

CIMG0793

北海道庁、赤レンガの旧庁舎

いつもの池に行くと

CIMG0800

スイレンが咲いている

いつも同じ時期なので

去年の写真を使ってもわからないかもしれない。

ちょっと拡大したかったので

強引な望遠のため、HDR合成という裏技をつかったら

波紋が複雑に合成され

CIMG0804

モネになっていた。

 

さあ、観光は終わった。

 

すでに、昨日の午後から練習が始まっている。

昨日はバックハンドのエッセンスを感じてもらうため

ジャックナイフから入った。

 

そして、今日は

フォアハンドの真髄を感じてもらうため

エアーケイから。

 

さすがに体育会の学生たち。

跳び上がって、がんがん叩き込む。

(北海道地方区ではリーグ戦、男女とも1位の大学なのだ)

もちろん松原さんの功績も相当あると

本人は言っている。

 

そうそう、そんなわけで

垂直姿勢を作らなければどうしようもないドリル

みんなの姿勢が、かなりよくなっている。

 

さあ、あと2日

試合を意識した技術の伝達

彼らも松原さんも正念場なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 21:36 | コメントは受け付けていません。

セーバーはトップスピン

少し前

USオープンで話題になった

SABR とは

「Sneak Attack by Roger」の頭文字

ロジャーの奇襲攻撃という意味だそうだ。

 

超ハイテンポ・ライシング・トップスピンリターン なのだ。

スライスでリターンダッシュする

チップ・アンド・チャージとは違うので念のため。

 

ただ共通するのは

前進する動きで位置を合わせ

小さいが完璧なフォームで打つということ。

小手先での調整ではないのだ

つまり

体当たり感覚。

 

いいラケット面とスウィング

それが身についていれば

feder1509bkimp

完璧打点でとらえるしかないのだから

捕らえさえすればOK

かなり成功率が高いはず。

 

動きであわせ、体当たり。

これさえ間違わなければ

どちらも、案外ハードルが低いのかもしれない。

こんど、レッスンでやってみよう。

 

そういえば昔

mac1509

あの人も

 

天才、ジョン・マッケンローだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:10 | 1件のコメント

東戸塚スクール内シングルス

シルバーウィークの東戸塚校では

スクール内のシングルス大会が行われた。

CIMG0756

8人の参加者で

4人ずつに分かれて予選リーグ

各順位どうしの決勝戦。

8ゲームマッチ、4試合ずつのハードな内容。

CIMG0762

予選リーグを1位で抜けたのは

山口さんと

CIMG0768

CIMG0758

強豪の粕田さんを下した細井さんの二人。

CIMG0771

決勝戦では強力なサーブと安定したストロークを駆使し

細井さんが、8-2で勝利。

楽しく厳しいシングルス大会は終了した。

CIMG0775

この後、時間があったので、私も入ってダブルスをし

 

試合中の

低いボールの処理が気になったので

サイドスピンの打ち方を語るうち

ついつい、見本ショットをし

そして

臨時レッスンをやってしまったのは秘密だ。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 15:34 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドリターン

いつも見ている

Tさんのブログ

面白い写真があったので

無断で拝借。

Tさん、そしてHさん、すいません。

hiratasan

たぶんフォアハンドのリターン

R社のエース級、Hコーチの大胆な1発のようだ。

そして

このリターンは、たぶん入っている。

素晴らしい対応で

腕の形と面を保っているからだ。

 

お尻が出て

軸が曲がっているように見えるが

ここだけ見るといい

hiratasan2

顔もまっすぐで、なかなか男前だし

ラケット面もばっちり決まっている。

 

飛びつきざまのリターンで

姿勢は前傾して、軸が傾いているが

左足を出すことで上体の回転を止めて

腕だけで打つことに成功している。

軸を垂直に保てないランニングショットでよくある形だ。

しかもお尻を突き出すことで

打球が上がってしまうのを防いでいる。

お尻のおかげで、上体の固め方もいい。

 

逆にお尻を突き出さないと上体が上がって

アウトしちゃうかもしれない。

 

Hさん、なかなかやる。

 

有名な選手でも

djok1509bk

こんな姿勢になったりする。

 

もちろん余裕のある時は

djok1509frsisei

姿勢も決めて

上体の回転も使う。

 

Jさんも、なかなかやる。

 

こんな風にかっこいいと

稼ぎも相当にいいのだろう。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 19:25 | コメントは受け付けていません。

ボレーは楽な姿勢で

ボレーで多くの人たちが信じている3大迷信

1、ボレーはしっかり横向きになって打つ。

2、ラケットヘッドをしっかり上げる。

3、打点を近くした方が当てやすい。

 

こうすると

とっても窮屈になってしまう。

 

きょうは、1と3の話。

 

ホントは

フォアボレーの打点はこんな感じ。

cimg5471

ラケットヘッドを120度くらいかな

少し上げて打つ。

 

そしたら

打点を近くにして打てるかどうか

感じてほしい。

 

できないでしょう。

 

そして

横向きになりすぎないから

こんな風にも打てる

cimg5469

せいぜい

上体が打点の方向を向くくらい

 

実際、プロ選手も

clijsters1508fv

こんな楽な感じ

 

ボールが遠ければ

その方向に向かって行くので

takao1508tv

自然に

かなり横向きになる。

 

窮屈にすることに何の意味もない。

 

基本的には、横を向かない方がいい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:29 | コメントは受け付けていません。