カテゴリー別アーカイブ: リターン

リターンが得意5 最後の手段

できれば姿勢を保って

上体の回転も使ってハードヒット

次の手段は

ランニングショットのように

反対脚を飛ばしてヒット

それも不可能なほど遠く

タイミングもギリギリだと

スライスに行くしかない

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スライスのグリップに持ち替えながら

バック側に倒れるように

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左足が大きく踏み込んでいないことに注目

大きくすると、身体を倒せない

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いっぱい引いて

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パスに対してのバックボレーのごとく

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そう、バックボレーのように

打点に追いつくのとスウィングが追いつくのが同時

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スウィング&ブロック

このスウィングがないとサーブに負ける

サーブが早いので

ジャストミートすると

リターンエースになることもよくある話

アマチュアなら

上向きの面でブロックして

スマッシュを返すようにロブ、という選択もある

 

この先、これでも届かない時はサービスエース

当たらなければ返らない

拍手するしかない鴨。 テニス

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:31 | コメントは受け付けていません。

リターンが得意4

前回のサイドステップ型フットワークは

姿勢を保ったまま打点に入るためのもの

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もっと遠くに来たらどうするのか

それは

ランニングショット型のフットワーク

今回はバックで

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左足の向きを変えながらバック側へ

テイクバックも開始

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右足も出しながらスウィング開始

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上体もややバック側に傾く

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右足を飛ばしながらヒット

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何とか姿勢も保っているが

もっと遠ければ傾きは増す

ただこのフットワークを使うと上体が回らないので

軸が傾いても、エラーになりにくい

ここまでは叩ける、攻撃的トップスピンリターン

両手打ちでも

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同じこと

もちろんフォアハンドでも。 テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, フットワーク, リターン | 投稿者松原コーチ 11:49 | コメントは受け付けていません。

リターンが得意3

前回のリターンはバックハンド

ちょうどいいところに来たもの

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サービスボックスの端にいいサーブが来たらこれでは届かない

そこで

これはフォアハンドの場合だが

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ここから右足を踏み込み

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サイドステップするように

フォアハンド側に両足で跳び

身体を打点に入れていく

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垂直姿勢を保ったままヒット

積極的に壁になってはじき返す

これが通常のやり方

バックハンドでも全く同じフットワークをする。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 17:57 | コメントは受け付けていません。

リターンが得意2

バックハンドのリターンも

考え方はフォアハンドと同じ

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ここが

高い打点で、重いサーブに対し

ぴったんこタイミングで

正確なラケット面が出せればいい

だから

アルマグロは

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素早く

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テイクバック

サーブが近かったのでほんの少し、左足を横に踏み込み

肩の線を少しだけ回す

ふつうは素早くグリップチェンジもするのだが

たぶん彼はフォアハンドの裏面でテイクバックするだけ

(ソフトテニスと同じ)

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ラケットはもう少し引かれ

下半身はほぼ前を向いたまま

姿勢も垂直なまま

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若干打点方向に寄りながら

垂直ラケット面でヒットへ

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サーブの0.5秒後にインパクト

さらにさらに、面を保ったまま

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完了

姿勢が完璧

スウィング完璧

タイミング完璧

ラケット面も完璧

エラーするわけがない

プロはオープンスタンスが当たり前

サーブからインパクトまで、0.5秒を考えれば当たり前。 テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 16:57 | コメントは受け付けていません。

リターンが得意

ストロークがうまいのとリターンが得意なのは

かなり相関関係があるが

特に強力なサーブに対しては

100%一致するわけではない

それはリターンに特有な問題があるため

 

強力なサーブは

速い、重い、高い、曲がる

という難しい条件がある

逆に

いいサーバーだと

いつも同じところに、同じテンポで来る

というリターンに都合のいいこともある

だから

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サーブの高さの合わせて、必要な高さに構える

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基本、オープンスタンス

横向きになりすぎないようにして、間に合わせる

サーブの、0.5秒後

サーブが来るはずのところに飛ぶ

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上体をしっかり固めて軸をぶらせない

手首も固めて、面もぶらせない

これらの要素を持った人が

リターンの得意な人なのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 17:59 | コメントは受け付けていません。

ハードリターン

片手バックハンドのリターン

ちょっと過激な方法を披露する

片手バックと言ったが

フォアハンドでも、両手バックでも考え方は一緒

先生はこの人

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イチロー鈴木

この写真はヒット狙い

打ちながら、1塁めがけてまっしぐらの写真

この人、練習ではだれよりも

ホームランを確実に打つことで知られている

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じゃあ、試合でも毎打席ホームランでいいじゃん

と思いがちだが

それは違う

なぜ、練習ではコンスタントにさく越えができるのかというと

ピッチャーが協力してくれるから

打ちやすい真ん中高めに、140km/hの直球がくる

イチローはそれに合わせて

体重を後ろに残してフルスウィング

ジャストミートするだけ

 

この条件

いいサーバーのセカンドサーブで見かけないか

バックにそこそこの威力で安定して胸の高さに、140km/h

だから

そこをめがけ

大きく構え

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サーバーが打った、0.7秒後の会合点に合わせてフルスウィング

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相手側のコートにたたきつける

入るはずのスウィング

入るはずのラケット面

当然、当たるはずの場所を

ドンピシャ・タイミングでひっぱたく

エラーするわけがない    テニス

 

理屈はわかった

後はどうやって実現するか

それは素振り

相手サーブを想像し

それにジャストタイミングでフルスウィングをくらわす

できるようになれば本番で

 

もちろん考え方はフォアハンドでも

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両手バックでも同じ

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ファーストサーブが相手でも

タイミング、コースが読めるなら同じこと

ファアだったら、ぱっと動いて

バックだったら、 ・・・

どちらもあるということで

それも素振りしておく

 

問題はへぼなサーバー

フォークボールやチェンジアップ

突然の剛速球

落ちる場所も読めない

予定通り来てくれないと困るのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス, バックハンド, リターン, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:31 | 1件のコメント

ダブルスのリターン

『うどん県』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ
いつも拝読させていただいています。
片手トップスピンバックハンドについて質問があります。
いつもはラケットを大きく引いて大きくスイングしています。
ふだんはこれでいい球が打てるのですが、速いサーブのレシーブを打つときにはそこまでの余裕がありません。
そこでスライスで返すことが多いのですが、ダブルスの試合では前衛のボレーの餌食になります。

そこで、以下のようなことを考えました。
①ポジションを下げてトップスピンで強く打つ。
②小さく引いてトップスピンを打つ。
③スライスロブで逃げる。

どれがよいか、あるいは他の方法があるか、松原コーチの考えをお聞かせください。
よろしくお願いします。

うどん県 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

松原テニスクラブ印西のツワモノ会員、Yさんがこう言っていました

スライスでレシーブしてくれたら

ダブルスコートどこでも取れますよね

松原さんは

私には無理ですと答えましたが

ネットでの動きが速く反応のいい人はそうなんでしょうね

そういえば、プロは普通のスライスリターンはしませんね

 

じゃあ、スライスでは絶対無理かというとそんなことはない

普通ではない、早いタイミングで返せばいい

具体的には

リターンダッシュです

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それとも

クロスのスライスロブです

③のスライスロブで逃げるですね

プロならぶんなぐられますが

スマッシュ力の弱いアマチュアなら執行猶予状態にできます

ストレートに上げるとやられるか、エラーの確率が増えます

 

さあ

①    ポジションを下げてトップスピンで強く打つ。 はどうでしょう

これはシングルスでは男子プロの試合で

特にクレーコートでよく見かけます

ダブルスでは

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プロ並みのスウィングスピードの人が

アマチュア相手にやるならOKでしょう

私が教えていたジュニアの子がやっているのを見ましたし

私も彼に抜かれたことを覚えています

 

プロがプロ相手にやったら

たぶんネットマンに殴られます

 

普通のアマチュアが、アマチュア相手にやったら

やっぱり、ネットマンに殴られます

 

②    小さく引いてトップスピンを打つ。 ですが

これはアリです

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構え遅れがなくなる

鈴木貴男がよくやっていました

彼は、鈴木・岩淵のコンビで

ジャパンオープンで優勝しています

ライジング気味に叩いてリターンダッシュ

という光景が目に浮かびます

実はこのプレー、プロでは得意な選手が多い

両手でも片手でも

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フォアよりもやりやすい

だからプロでは

ジュースコートを守るサウスポーが多いのだと思います。 テニス

 

さて、もう一つの大胆な提案があるのですが

ちょっと長くなったので次回に ・・・  ペンギン

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 20:19 | 1件のコメント

構えて追いつく

松原テニスクラブ横浜

2人の上級者女性にアドバイスした

2人ともバックは安心感があるのだが

フォアハンドがちょっと苦手

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観察してみると構えが遅い

ボールに追いつき

スタンスを決めてから構えを作り始める

そうするとなんだか素人っぽい

逆に構え終わりながら追いつくようにすると

プロっぽくなる

上の写真はリターンだが

構えながら右足を踏み込もうとしている

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ここで腰は少しオープンなのがプロ

肩の線は横向きだから腰にひねりができ

上体をいつでも前向きにできる

振り出しながら

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跳び上がりながら

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前向き、垂直姿勢でヒット

このリターン

自分で撮影したので覚えているが

このままリターンエース

目を上げたらポイントは終わっていた

リターンが究極に忙しいフォアハンドなのだ

これができれば、ふつうのフォアには余裕が

 

構えてから、いや、構えながら追いつく

そのまま踏ん張って

いい姿勢でヒット

 

それをできるゾーンを

自分に妥協しないで広げる

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ジョコビッチになるのだ

フォアハンド、もちろんバックもだが

構えて追いつく、構えながら追いつく。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, フットワーク, リターン | 投稿者松原コーチ 18:21 | コメントは受け付けていません。

姿勢がいい人は狂わない

ストロークを打つとき

世界で一番姿勢がいいのはこの人

どこから写真を持ってきても垂直

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杉田祐一

姿勢がいい

つまり軸が垂直

いくら上体を回転しても

ボールが上下方向にぶれない

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特にフォアハンドでライジング気味

フラット気味に

速いボールを打つには、打球に精度が必要

面にも精度が必要

だから軸にも精度が

 

「軸が垂直」はスピードフォアハンドの命なのだ

 

そうそう

リターン

早いサーブに対し

トップスピンを多くかける余裕がない

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杉田はリターンもうまい

 

世界で上に行くには理由があるのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:35 | コメントは受け付けていません。

リターンは振り切らない

リターンは振り切らない

というと

当てるだけかと思われてしまうかもしれない

それは違う

ここでのリターンの目的は

ブン殴ること

強烈リターンでやっつけることなのだ

 

そのための方便が

「振り切らないこと」 なのだ

インパクトは強烈に通り過ぎても

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ここまではいかないということ

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なぜなら

リターンの相手

サーブというのはプロレベルだと

最強のショット

勢いがすごいから

こちらのラケット面を強力にぶち当てれば

弾き返っていく

TENNIS/BRISBANE INTERNATIONAL 2010

スピードは簡単に出る

逆にこちら側から見たマイナス面は

速いサーブなので

ついつい、真ん中を外すこともある

 

その時に腕の支えが弱いと

ボールはあらぬ方向に飛び去る

だから

手首を固めて

それを最後まで保つ

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それを実践しているのが

世界一のリターンを打つのが

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アガシ

彼は打球後もラケット面を

手首の角度を保つことをはっきりやる

強烈に、サーブにぶっつけるが

「リターンは振り切らない」 のだ

 

いや、言い方を変えよう

フォアもバックも

リターンは

「手首の角度を保てる範囲で強烈に振り抜く」 のだ

 

そして

1セットに2回ブレークする。  テニス

 

 

カテゴリー: リターン | 投稿者松原コーチ 18:40 | コメントは受け付けていません。