先端のガット切れ

ジュニアのレッスンをしていると

ラケットヘッド先端のストリング

フレームに当たって、折り返している部分がよく切れる。

 

昨日も

夜のサーブ練習中

立て続けに、私の前に2人現れた。

 

どんな時に切れるのかというと

サーブやスマッシュで先端近くに当てたとき。

丈夫そうなポリエステルのストリングがブツッと逝く。

 

もともと

スウィングスピードの速い

スマッシュやサーブ

フォアハンドのフルスウィングも

フェースのセンターではなく

かなり先端に近いところで打つ。

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これはラケットやストリングの反発係数が

ある速度域を超えると急激に小さくなるからなのだが

今日はこの説明はしない。

いずれまたじっくりやろう。

 

さて

ポリストリングが切れる話の続き。

これは松原コーチの仮説で

まだ学会で認められたわけではないことを

念のため断っておく。

 

そうそう

ただでさえ先端近くで打つショットが

ちょっと間違えて

さらに先端に当たると

強烈にストリング面を押す。

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打点がセンター近くであれば

メインやクロスのストリングの

長い範囲でショックを分散する。

だが

先端近くのため

メインの先はほんの少しのところで終わっている。

だから、この方向の伸びしろは少ない。

じゃあ、クロスストリングの支えに頼ろうとすると

たいていのラケットは

先端に行くにつれ

クロスの感覚がまばらになっていき

支えてくれることがない。

 

強烈な衝撃に

メインストリングが引っ張られ

特に先端部分がほぼ固定されているため

この部分にストレスが集中する

バシッと !!!!

 

かくて、新品のポリストリングがお釈迦になる。

 

以前

東戸塚校の田村コーチと相談し

クロスの最後のさらに先に

もう1本、加えたことがある。

 

これはかなり効果があったので

この仮説にはかなりの自信を持っている。

 

選手向けのラケットは

フェースの先端まで

密度を濃く

クロスストリングを配置してもらいたいものだ。

各メーカーさんに切にお願いする。  テニス

 

 


カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 15:41 | 2件のコメント