JIN さんから質問をいただきました
以下がそのコメントのおおむね全文です。
今日6月30日のコーチ研修会に参加しました。松原先生のお話を聞けて良かったです。
ところで、参加していたコーチ達はフォアハンドストロークで、松原先生の様な振り子ティクバックをせず、サーキュラースイングでティクバックしていまし た。確かにフェースはふせていますが振り子スイングではありません。わたしは松原先生の様な、ティクバックはショットの成功率を高めると以前から感じてい ましたが、テニススクールでは教わったことがない方法です。なぜ、松原先生のような振り子ティクバックが一般化しないとお考えですか?コーチ達 は松原先生の説に従わないのでしょうか?
JIN さん より
私の答えです
先日の研修会に参加していた、上手な若手コーチたちは
おおむね
(ちょっと不正確な人もいますが)
私の言っている
振り子ティクバックなのです
リターンの説明を覚えているでしょうか
男子プロのサーブは強力で高いところまで跳ねてくる
だから
高く構えて上から抑え込めるようにする
というものです
次の写真を見てください
もっと下で構えて引くのがわかりやすい振り子型ですが
そこまで下から引くと高いボールに対応しにくい
だから
高めに構え
黄色線のように
面を外に向けながら
高い位置で振り子型に引く
そうしたら
下から振り子で引いたのと同じ面ができる
だから現代のプロや
それを真似したり、目指している
若手選手や若手コーチたちは
高い位置で引くのです
面を上に向けてしまう
上に、凸型な引き方はいけませんが
(今回、そんな人もいましたが ・・ )
高い位置での凹型引きは
私が言っている引き方と矛盾しません
むしろ
プロがやっている技術で
それこそ
私が取り入れている技術なのです
砂入り人工芝でプレーするアマチュア愛好家は
わかり易い、振り子型のテイクバックをすればいいと思いますし
上を目指す若手競技者は
ハードやレッドクレーにも対応できる
高め構えからの振り子型をすればいいのです。
なぜ一般化しないのか?
プロがそうなので
若者が真似をすることで
だんだんそうなってきつつあるとは思いますよ
その人たちが徐々にコーチになってきている
今回、若手コーチを参加させてくれた
いくつかのスクール運営者の皆さんも
その方向にもっていってくれようとしています
ただ
古典的な方法とごっちゃになっているコーチが多いこと
特に古くからの指導者やベテランコーチに ・・・
私の努力が足りないこと
14年にわたって雑誌の解説もしたのですが
ヨーロッパのような
体系的な指導法、指導システムが確立していないこと
それとも ・・・