カテゴリー別アーカイブ: バックハンド

バックで早めに構えること

『JIN』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ   片手バックハンドのことです。正面を向いたまま(のつもり)で外側にテークバックするようにアドバイスされました。肩を入れてテークバックを内側にひきすぎて窮屈になっていたのだと理解しました。しかし、「横向きになる構えが遅れ忙しくなって 上体を後ろ向きまでしてしまう片手打ちの皆さん」とのこと。構えが遅いと、後ろ向きになる時間が無いのかと思っていました。ジャックナイフ・リターンがうまく出来ませんでしたが、そんな誤解のためでしょうか?

JIN より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「横向きになる構えが遅れ忙しくなって

上体を後ろ向きまでしてしまう片手打ちの皆さん」

というのは

横向きの形になった時に

(もう少し、背中が見えるくらいでもOKですが)

そこで

一瞬でもいいから止まってほしいからです

waw1604bkt

そして前に向かって回りだす

そのタイミングと勢いを調整してほしい

 

それに対し

横向きになりはじめるのが遅いと

急いで横向きになる

勢い余って後ろ向きになっちゃう

前を向くのが遅くなったり

タイミングがずれたりとか

そうゆうことです

 

ジャックナイフですが

knjack1506

横向きを作って

(運動能力の高いプロはもう少し横向きかもしれないが)

肩の向きは静止

で、跳び上がって体側から体当たり

 

この一瞬のタメ、静止場面を作りたい

作れればジャックナイフもできるし

普通に地面に足をつけて打つのは

さらに簡単にできるということです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:55 | コメントは受け付けていません。

伸ばし切ると肘が

バックのスライスについては誤解が多いようだ

弧を描いて凹型に振るわけだが

腕の使い方で

「曲げた腕を伸ばしていくイメージ」

を持っている人が多い

 

そして

伸びきった瞬間に衝撃が肘を襲う

 

昔からある典型的なテニスエルボー

 

実は

nisifs1702bstb

プロのスライスは

大きく構えたときでも、肘はそれほど曲げない

肩を中心の大きなスウィングなのだ

 

そして伸びきったように見えるインパクトでも

「肘を伸ばし切らない」 のが

コントロールにも

強さ加減にも

肘の障害に対しても

有効な処方なのだ  病院

nishi1702bs

そうそう

アウトサイドインの引き込むようなスウィング

それが

切れのいいスライスのコツなのだが

かなり曲げた腕を伸ばして打つと

手前から向こうへの

インサイドアウトになりやすく

そのためにも

テイクバックで曲げすぎないことが重要なのだ

そして

伸ばしきらないこと。    テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド, 傷害、治療 | 投稿者松原コーチ 21:39 | コメントは受け付けていません。

バックでの対処

『momotaro』 さんからの質問の続き

相手の深いスライスへの対処法です

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ、アドバイスありがとうございました。
フォアハンドの時は分かりましたが、バックハンドではどうなるでしょうか。アウトサイドインのサイドスピンでは、遠目の球は難しそうです。

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

バックでサイドスピンは無理です

インサイドアウトに振るのですが

その経路に自分の足があるから

 

一番有効なのが

スライスに対するスライス

auwabbs1

ただし低く重いボールに対してですので

それに負けぬよう

面を作って、凹型に引き (面を狂わせない)

nisifs1702bstb

しっかりたたき

インパクトでブロック

nishi1702bs

これは打点が低くありませんが

インパクト後も面が保っていることに注目

そして小さなフォローというか小さくブロック

 

重いボールに対して

しっかりしなくてはいけないのは

リターンと同じ

nishikori1702bsbrk

しっかり引いて、小さくブロック (顔に面のしっかり感が出ている)

 

フラットでの対処ですが

両手ならいける

やはり

リターンと同じように

面を固定してしっかりブロック

kei1607bk

片手でも同じですね

小さなテイクバックで面を固定し、ぶつける、止める

waw1511bkmen

フラットはハーフボレー感覚です

 

写真はなかなか打点の低いのがないのですが

面の保ち感

全身のしっかりブロック感を感じてください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:05 | コメントは受け付けていません。

ラケットが追いつく

最近

レッスンでよく触れるテーマ

ギリギリ取れるかどうかのボールを返球する方法

中級者以下の方は

特に苦手なショットで

足は追いついてラケットに当てる距離まで行ったのに ・・・

そんな人はラケットが

もう一言迫ると

テイクバックが追いついていない

例えばフォアが得意なら

kk1505fk

こうゆう状態で追いつく

足とラケットが同時に

ギリギリで追いつくのだ

kimrsf1505

でもバックが苦手だと

追いついてから構える

ギリギリに足が追いついた時は

絶対に返球不能なのだ

djok1610

正解は

こうゆう状態で追いつき

追いつきざまに

1606keibka

そうすれば

ギリギリのボールは

必ずヒットできる

 

もちろんそのボールが入るか、エラーなのかは

打ち方や身のこなしの良しあしによるが

少なくとも

ボールをヒットし

飛ばすところまでは必ず行く

 

ギリギリボールのどさくさを

打ち方のせいにしていないだろうか

 

もし近くに来たボールをちゃんと打てるなら

構えを追いつくまでに

ギリギリちょい前でいいからする

それだけで

苦手な側も

得意ショットにできる鴨。  ペンギン

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 20:20 | 1件のコメント

バックは前後の角度をかためて」

『makotasu』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ   松原コーチ

新年あけましておめでとうございます。
本年もご指導、よろしくお願いいたします。

さて、この記事にもありますように、両手バックハンドのリターン、あるいはストロークについて質問させてください。錦織選手のような両手バックハンドのダウンザラインを打ちたいのですがどうもうまく行きません。

球出し練習のようにあらかじめする準備があり、足を決める余裕がある時はできるのですが、いざ試合になると全く使いものになりません。あまり余裕のない時、プレッシャーがかかる時にでも両手バックハンドでストレートに打てるコツのようなものがあればご教授頂けないでしょうか?今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。

makotasu より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

手首を柔らかくしならせる人に多い症状ですね

もしも

手首を固定しているのにそうなら

単に、構え遅れか

止まって打とうとしたあまり

打点が定まらないで

腕や手首の形が変わってしまうのかどちらかでしょう

 

さて

手首の固定というのは

1606keibka

この前腕2本とラケットの角度

「Yの字」 を固定するのです

 

肘や肩関節は柔らかくていいのですが

Yの字、手首の角度を固定すると

テイクバックは

hiita1610

のようになり

ラケットの打球面が相手から見えます

djok1610

この形をキープすれば

左右方向のコントロールが定まります

k_nishikori1610bkimp

 

そして

djok1610bkgup

ところで

球出しでは打てるとのことですが

どんな玉出しでしょうか?

 

緩い球出しで打てる?

 

すごい球出し

実戦的な球出しやサーブを打ち返す

練習ならどうですか

手首を固定しなくてはならないように

追い込まれます。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:21 | 1件のコメント

プロは易しいことをしている

プロはこうしているから

あなたも、まねをしたらと言うと

そんな難しいことは

という答えが返ってくることが多い

 

例えばバックハンドのリターンダッシュ

k_nishikori1610bkimp

走りながらだったり

跳び上がって打ったり

とっても高級に見える

 

でもラケット面をしっかり作ることができる人だと

むしろこの方が簡単

面を作っておいて

相手のサーブボールに体当たりするだけ

速いファーストにはちょっとタイミングが難しいが

セカンドならコースも読みやすいし

上級者のサーブの方が

球質も、より安定している

ちゃんとそこへ来る

 

前に行ってみると

ポーチはされにくいし

打ち込む範囲が上下左右ともに

大きく世界が広がる

djok1607bk

まあ

だまされたと思って

やってみてほしい

 

トミーのテニス塾などで

バックハンドの姿勢の確認で

ジャックナイフを

やっているが

皆さん、半信半疑で始めるのだが

たいていの人が、すぐにできるようになっている

その後、使っているかどうかは不明だが

どんどんやってみてほしいと思っている

 

プロは易しいこと

言い換えると

単純な動作で打っている

しかも

それがプロの世界で通用しているのだ

 

今年はぜひ

松原コーチの言葉を真に受けて

だまされてほしい

自分はうまくないと信じずに

当然、うまくなれると信じてほしい

 

何度も言う

プロは易しいことをしている

あなたは難しいことをしているので ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:00 | 1件のコメント

両手バックの肝は

大学の日本1をかけた大会

全日本大学対抗王座戦に

後輩たちの応援に行ってきた

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男子は1回戦で中京大学に試合内容は競るものの

0-9 で敗退

女子も1回戦は勝ったが

2回戦で第1シードの早稲田大学に、0-5 で敗退

どちらも関東関西の強豪校にはかなわないものの

それ以外の大学とはいい内容で戦え

それなりのレベルまで達したようだ

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これは早大との対戦前のオーダー交換場面

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女子は部員数でも圧倒された

でも、みんなよく頑張った

 

さて

今日はその試合の中でうちの後輩男子、O君のバックハンドの話

彼のために書いたブログ

 

O君のフォアは面がしっかり

フットワークもよく

走らされてもしっかり姿勢を保って、素晴らしい

 

さてさて、両手打ちのバックだが

ラケットヘッドをしなり気味使うために

面が不安定になりがちなのと

パワーが伝わりにくいのが欠点

ここをしっかり直してほしいのだ

 

よく、しなるのは長所と思いがちな人も多いのだが

両手の剛性感と

動き、特にスウィングの素早さと組み合わせるには

手首をしならさずに打つのがいいのだ

だから

knjack1610bktb

こんな構えから打つので

nisirb150623

手首を動かすのだが、それは上下方向のみ

前後にはしならせず遅らせもしない

非力な女性でも

特にテンポの速い人はこう

date1512

ラケットヘッドは引かない

とにかくしならせずに

左手首の前後角度を固定して

k_nishikori1610bkimp

引き付けてはじき返す

そして手首の角度を保ったまま

身体はちょっと窮屈そうに振り抜く

1606keibka

あの、ジョコビッチでも

djok1610

うちのスジガネ君も

hiita1610

この子は左手首を固定して作ってあるので

当然だが

相手に面を見せたまま引く

という言い方でもいい

そんなイメージで

バックの名手になってほしい

 

そうそう

自分の周りのバック上手先輩を観察してみるのもいい

しならせない人はカウンターやリターンに強い

 

ただそんなバックの名手たちも

チャンスには、特に死んだボールに対しては

フォアハンドにどんどん回り込むので

積極的なフォアハンドは忘れないことが大前提。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド | 投稿者松原コーチ 20:19 | コメントは受け付けていません。

バックハンドリターン

手首を激しく痛めてしまい

3週間以上サーブを打っていなかった

今日の下川井テニスクラブでのレッスンで

やっと解禁

どうやらほとんど治ったようだ

 

今日のレッスンでは

バックハンドで余計なことをなくすために

バックハンドでリターンを

それも

ライジング気味にリターンダッシュだ

 

バックハンドは関節の向きの問題で

打点を遅らせることができない

wowr1604bki

片手はもちろんだが

両手もいくらか融通は効くが

基本的に打点を後ろにはしにくい

kei1606bk

だからあまりにも慎重になりすぎると

タイミングを逸し

打球することが不可能になる

 

だから

打点の前後位置合わせには

後ろは考えずに

早めに打点を前に、前に取ると

意外に簡単になる

 

テイクバックを小さくし

1601wawbkkamae

ネット方向に前進しながら捉える

date1512

それの典型が

djok1607bk

私と近い年代の人なら

知っているだろう

ラケットをほとんど引かないで体当たりのみ

mac1607

こうやると本当にテニスが

バックハンドリターンが簡単になる

ちゃんと足を止めて打たないことが一番のコツなのだ

 

そうそう

タイミングだ大事だから

サーブのテンポに合わせた

イメージトレーニングをしておくといい鴨。  テニス

 

今日のレッスンで

リターンに対し打ったサーブ

アンダーハンドだったのは秘密だ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:41 | コメントは受け付けていません。

引っ張り込むには

昨日の両手バック

引っ張り込みのインパクト

ちょっと下に引っ張り込む

あのコーチのアクションもそうだったでしょう

特にショートクロスに打つには

回転もかかりつつ

少し下向きに飛び出してほしいから

kei1608bfin

普段のフィニッシュでも

kei1608bf

ちょっと手と顔の間が空く

フォアのイメージだと

kei1608ff

片手でも

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昨日の写真でも

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トップスピンだから

ラケットヘッドは上に上がっていくが

手が上がらないよう

むしろ下に押し付けているのが

感じ取れるだろうか

それが加速のコツでもある 鴨   テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:46 | 1件のコメント

バックの加速

『シンローズウォール』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ さま
いつも楽しく拝見させていただいております。以前ロドリゲスコーチとリーナ選手のyoutube の画像についてお答えいただいた者です。ありがとうございました。
また同じ様な質問をさせてください。ノバク・ジョコビッチ選手の練習動画でバイダコーチが彼に「打ち方もしくはフォーム」について指導するシーンがありま す。あれほどのトップ選手が「打ち方」などの基本的な指導を受けるシーンを見たことがありません(画像に写っていない所ではよくある事なのかも?ですが) でしたので驚いたのと同時に興味が沸きました。多くの観衆の見つめる公開練習の場だったからなのか、バイダコーチのアクションは控えめですが、テニス語の わかる(笑)松原コーチなら何を伝えているのかすぐお分かりになると思いました。またまたつまらない質問で申し訳ありません。お時間のある時でけっこうで す、私も「なんちゃってノバク」のダブルバックハンドなので是非宜しくお願いいたします。画像タイトルとアドレスは以下のとうりです。

Novak Djokovic Taylor Fritz Practice 2016 Indian Wells BNP Paribas Open

https://www.youtube.com/watch?v=zR0U7wl213I

8:46からのシーンです。

うまくリンクが張れません。お手数をお掛け致します。

シンローズウォール より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

トップ選手といえども

毎日絶好調というわけにはいきません

身体の切れの悪いときもあります

姿勢が乱れることもある

とくに試合をすれば

常に美しいフォームというわけにもいきませんし

疲労もたまっていき

だんだん乱れてくるのです

そしてうまくいかなくなる

 

自分ではちゃんとやっているつもりでも

うまくいかない場合

自分ではなかなか修正できない

そんな時に一番いい状態の時と比較できる

いい目を持った人

しかも、いい打ち方が客観的に理解できている

そんな人がそばにいてくれるといいのです

それがコーチなのです

だから

アドバイスはしょっちゅうだと思います

 

さて

問題の動画ですが

両手バック、インパクト付近の手のさばき方

のようですね

joko1608

上体の右側に手を引っ張り込みます

アウトサイドイン

鋭い加速

この後ジョコビッチのバック

イキがよくなったことに気付いたでしょうか

 

コーチは片手でアクションしましたので

fedbk1608sitani

こんなイメージもあるのかもしれません

最終的にここへ引っ張り込む

nisikoribkf1608

両手でも片手でも

基本的に加速のため

必要なだけショートに打つコツとしても

そのための手の引っぱりは重要な技術ですね  テニス

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:23 | 1件のコメント