カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

ショートクロスに

『キャプ』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
浅く角度をつけたボールを打つ方法についてアドバイス頂きたく…

シングルスでチャンスがくればアプローチを打って前に行くのですが、クロスに浅く角度をつけたボールを打つことが苦手です。
(フォア、バック、スピン、スライス問わず)
ストレートに深く打って前に行くのは得意なのですが…

打ち方のコツ、練習法のアドバイスなど頂けないでしょうか。
お時間ある時にご回答よろしくお願いいたします。

キャプ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「ストレートに深く打って前に行くのは得意」

ということは

ベースライン後方から打って、ネットへとは考えにくいので

アプローチを短い距離で打つのはOKということでしょうか?

もしそうなら

クロス方向が苦手?

それならクロス方向に頭の中で線を引いて

ダウンザラインに打てばいいでしょうね

 

それとも

ショートクロスを打つのが苦手

短く打つのも苦手ということを考えるのでしょうか

それなら

ネットもセンター付近で低いし

そうか

低く飛距離も抑えてということですね

 

球質に寄らず

フォアバックにも共通することを考えてみましょう

 

飛距離を少なめにするには

2つの要素が

1、 低い角度でのうちだし

2、必要なスピードに抑えるスウィング

 

この2つを共に満たすためには

フォロースルーに工夫をすればいい

低く短めなフォローです

170928sugifrhikui

後はスウィング感を

インサイドアウトではなくアウトサイドインに

腕が縮む方向に力を入れて

打ち終わりが身体のそばになる

1709bkf

そうすれば

短いフォローも作りやすいし

クロス方向にも持っていきやすい

1709gcnisikori

私には、どの写真も

スウィングが上に上がるのを

腕力で抑えているように見えるのですが

イメージできたでしょうか

1709fedbk

球質やフォアバックの違いは

それぞれ、また日を改めて書きたいと思います。 テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:32 | 1件のコメント

両手打ちは制約が多いが

バックでもフォアでも

両手打ちは制約が多くなる

上体と2本の腕でつながってしまっているので

自由にどんな大きさにも振れる、というわけにはいかない

(腕力が弱めの小柄女子は違うかもしれないが)

nisikoribkf1608

その代り

大振りをしなければ

小手先にならなければ  (たらればが多いが)

面を安定させやすい

joko1608

それに対し

片手打ちは自由に伸び伸びと振ることができる

rf1608bf

うまく振れば両手打ちよりもすごいのが打てる可能性もあるし

だいいち、姿勢が楽だ

これまでに」

両手を片手に変更したり

片手打ちをあきらめて両手にしたりと

いろいろなケースを見てきたが

どちらのケースでも

何とかなっている人が多い

もしかしたら

フォアハンドでグリップを変えるよりも簡単かも

片手と両手では

明らかに持ち方が違い

間違ったり、混同したりしないからかもしれない

 

両手打ちに違和感のある人や左手の器用さに自信のない人は

片手にどんどんチャレンジしてもいい鴨 ひよこ

 

逆に片手でリターンに困っていたり

フォアハンド命で

バックに構いすぎないようにしたい人とか

片手フォアハンドで

どうしても、手首がぐらついちゃう人など

両手打ちにチャレンジするのもいい鴨。 ペンギン

 

プロじゃないなら

色々なやり方の人がいてもいいのでは

極端に厚いグリップ

その逆

mac1512fv

両手フォアに片手バックとか

両方フォアハンドも考えられるし

(女子選手の多くは感覚として、もしかしたらそうかも)

他の人と同じじゃつまんないし・・・   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:01 | 1件のコメント

厚めのグリップは

フォアハンドで厚めのグリップは制約が多い

nisifstaore1708

ちゃんと前向きにならなければ

フルスウィングでは打てないし

ロブを上げるために

小手先で面を上向きにするのもちょっと窮屈

nadl1606f

その代り

融通が利かない分

間違いも犯しにくい

少しくらい強く打っても

面が上を向きづらいので安定させやすい

nadalff1706ff

一方、薄いグリップは

federa1607fr

垂直面を作るのに

難しい姿勢にならなくてもいいし

緩いボールも打ちやすい

小手先だけのテニスも容易にできる

だが言い換えると

面の自由度が大きいのでどんな向きにでもできる

つまり間違いやすい

強く振りたくて急加速すると面が上向きに変化したりとか

 

そんな特性があるので

薄いグリップの人が厚めに変えるのはそれほど難しくない

ジュニアには

自然に力が入りやすく、とっ散らかりにくいように

厚めのグリップに徐々に変わっていく子も多い

 

逆に厚めを薄めにするには

面を感じながらとか

急加速させないとか

腕にしっかりちからをいれたまま

とかとか

かなり慎重な対処が必要になるのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:03 | コメントは受け付けていません。

伸ばした腕でフォアを

『tenir』 さんからフォアハンドの質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  初めまして。
いつも参考にさせていただいています。
フォアハンドについて詳しく解説されている中で、気になったことがあるので、一点質問させてください。

フォアハンドをフェデラーやデルポトロ、ディミトロフのようなストレートアームの打ち方に変更したいと思っています。
以前はウエスタンでダブルベンドの打ち方をしていましたが、セミウエスタンに変更し練習しています。
しかし肘が綺麗に伸びず上手くいきません。またボールスピードがかなり落ちてしまいました。

なにがアドバイスいただければ嬉しいです。

よろしくお願いします。

tenir より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

ストレートアームと言いますが

肘を伸ばし切らないことが重要です

伸ばし切ると打球やスウィングの衝撃で肘を痛めます

federer1607imp

フェデラーもほんのちょっと曲がっています

 

さて、何で腕を伸ばすのかというと

薄いグリップでラケット面を垂直にするためです

肘を曲げると面が上向きになります

つまり

アウトしないため

 

実は松原さんもセミウェスタンなので

腕はかなり伸ばし気味で打っています

デモ

必ず肘は少し曲がっていますよ

 

ウェスタングリップなら

適当に肘をまげて

そこで面が垂直

djok1611frsisei

錦織のようにもっと厚ければ

肘を前に出して面を垂直にします

kei1607jf

何でウェスタングリップがあるのかというと

力が入るから

手の向きが平手打ちよりも空手チョップの方が

強く振りやすいのです

しかも

肘を曲げて使えるので

遠くに引いて手前に引っ張れる

回転半径が小さくなることによって

スピードアップするのです

1603nisikoritsfr

だから

引っ張れない薄めのグリップに変えれば

スピードダウンするのは当たり前

それはある程度、覚悟して使うべきです

 

とはいっても

いくらか挽回するコツはある

 

スウィングを大きくゆったりすること

いつも例に出す振り子の流用です

「ユウックリ」 振る

ユウ はほんとにゆっくりで

クリ は力強く

かるく曲げた状態をキープしながら振る

 

それと大事なこと

垂直面でとらえることを感じながら打つこと

グリップに完全になれるまでは相当に意識していないと

手の向きはすぐに戻っちゃいます

 

そうそう手首も緩めないこと

ラケットヘッドが後ろに返り過ぎちゃうと

ウェスタンじゃなきゃあ打てない

きれいに肘を伸ばし気味にするコツはこれ鴨

 

もう一つのコツは筋トレですね

190cm、85kg の人にとっては

350gくらいのラケットは重さのうちに入らないの鴨

どんなグリップでも腕を伸ばしてでも

強力に振れる

身長は簡単には伸びないけれど

腕力ならトレーニングすればつきますよね

 

厚めなのに腕を伸ばし気味にする人もいます

nadal1607fimp

曲げなくても十分力が足りるのかも

いや伸ばした方が

同じ角度だけ振った時にラケットヘッドの走る距離が長いのかも

錦織には無理な力技ですね

 

思いっきりぶんなぐれる、ウェスタン

面の使い方が楽なイースタンやコンチネンタル

各々長所があるので

フェデラーのような上手なオールラウンダーになりたければ

イースタンで

錦織のようにぶんなぐりたければ

ウェスタンか、フルウェスタン

ある程度割り切りが必要です

 

錦織

ドロップショットにいくときは薄く持ち替えますよね

nisiidrops1612

セミウェスタンならそのままでも打てますよ

 

そうそう

「ウエスタンでダブルベンドの打ち方」

ということですが

ダブルベンドという言葉を初めて聞きました。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:36 | 1件のコメント

緩いラリーなら

緩いラリーをするなら

握力を緩めたままで打てる

その状態でコーチは

「余計な力は抜きましょう」 という

1604nisifshippari

でも

きついボールなら緩めるわけにはいかないから

その時に備えて

「固めにしましょう」 と言っても駄目なことが最近分かってきた

人は所詮必要なことしかしないのだ

優しいコーチには楽な対応でいい

仕方ないので

レッスンでもきつく打つことにした

そうすれば

人は仕方なしに、ラケットをしっかり握る

これからは鬼のようなコーチと言われるようにしよう

nadal1706gats

同じクラブの人でも

クラブ会員さんは手首がしっかり

まあ、余計な力の入った人が多い

常に周りからやられつけているから

防御が硬いのだ

不細工なフォームの人でも、試合には強い

nadalff1706ff

(ナダルさんはいいフォームですよ)

 

それに対してスクール生は

フォームは美しいが変化に弱く

実戦的ではない

これはコーチのせい

 

これからのコーチは

顔や言葉はにこやかなところから

agasi1509fh

打球は鬼のような奴を打って 雷

スクール生に優しく接しなければいけない。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 練習法 | 投稿者松原コーチ 19:08 | コメントは受け付けていません。

ゆうっくり振り出す

フォアハンド

急ぐとろくなことはない

強く打ちたいので、頑張って振り出す

なのに、スピードが出ない

特に

これは女子に多い

(男の子にもけっこういるが)

力がないと思い、余計に頑張りすぎるようだ

 

じつは

スピード女子は、「ゆうっくり」 振り出し

後半一気に振り抜く

syarapo

シャラポワの声

まねできるだろうか?

エイ とか ぎゃあ じゃない

なんか

「ウーッ、ワー、」 みたいな叫び

「叫び声に長さがある」 のが感じ取れると

あなたのリズム感はちょっとしたもの

それがゆったり感

ゆっくりした振り出しということ

 

そのゆったり感が

振り子をうまく使って

力を無駄なく、スウィングに変えているからだ

 

声から、一流テニス

ハードヒットに入るのもいい手だ

 

だが

日本女子は

シャラポワにのめりこみすぎて

コートで大声を出さないよう

心の中で、ナガーイ声、高い声で叫んでほしい。 ムード  るんるん (音符)

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:26 | 1件のコメント

先を引きすぎない

フォアハンドは強く打ちたい

だからラケットを

もちろん、ラケットヘッドを目いっぱい引いて打つ

だがどうもパンチ力が足りない

じゃあ

パンチ力のある、あの人はどうしているのか?

kei1608ff

実は

ラケットヘッド、目いっぱいまでは引かない

nisifd1708

手首の角度にまだ余裕が

そして、振り出すと

手首がしなって

1604nisifshippari

インパクトにはすごい勢いで戻る

nisifstaore1708

だからパンチ力が出る

 

縦にしならせ成分を多くすれば

スピンを増やせるし

 

上体の開きを多くして

ラケットヘッドの戻りを遅らせれば

逆クロスにもハードヒットができる

いろいろ応用も広がる

 

そうそう

先日

下川井テニスクラブで会員のOさんにこれをアドバイス

次の週にお礼を言われた

打球のスピードはもちろんアップしたのだけど

もっと嬉しいのは

「手首がいたくなくなった」 とのこと

いい加速ができているので

急激な負担が減り

手首に優しくなったのかも

まずはめでたしめでたし。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 傷害、治療 | 投稿者松原コーチ 18:32 | コメントは受け付けていません。

最後の足を踏み込むときは

ダッ、ダダダ、グウッ、バシッ

フォアハンドのフットワーク

細かく合わせながら追いつき

いや

おおざっぱに走りながら

なんとなく合わせ

最後に大きく踏み込んで、踏ん張る

その時

CIMG3259-0.5

手の位置はこの辺

構えができている

だから

その右足が踏ん張る時に

振り出しが間に合う

CIMG3263-0.1

そして空中で、インパクト

CIMG3264+0

逆に空中で打つようにすれば

こうせざるを得ないから

飛び上がって打つことを練習すれば

自然にできるということかな

 

最後の足を踏ん張る

「踏み込むときにはそれなりの構えが終わっている」 べき

さっきのレッスンで中学生に教えたので

明日はうまくなっているはずだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:45 | コメントは受け付けていません。

美しいフォアハンド

同業の、ためブロさん

その、「ためにならないブログ」 で

美しいフォアハンドの写真を見つけた

ihara170808fr

Team REC の井原コーチ

ためブロさん、井原さん、勝手に写真使ってごめんなさい

褒めるから許してくださいね

 

さて

インパクトのこの写真で

上体の向きがしっかり前向き

というよりもうちょっと右肩が出ているかも

いかにもひっぱたけそうな向き

 

これはインパクトを真上から見た図

forswing140221

ラケット面が正面を向くためには

手がオレンジ矢印の方向に動かなくてはならない

そのため

こちらに邪魔な左半身が残っていては

振り切ることができないのだ

 

インパクトが前向きということは

ihara170807fr

ここでは、まだ回り終わってないが

この後、振り切った後は

この写真でいえば

向こう側まで上体が向くことになるだろう

 

フィニッシュが前向きと思っている人、いませんか?

ハードヒッターのフルスウィング

インパクトが前向きですよ

 

それともう一つ (同じ写真ですが)

ihara170808fr

上体が垂直な美しい姿勢

軸が真っ直ぐなので

打球が狂わない

だから

上体を思う存分回せるということなのだが

 

さらに

この姿勢の、ここに、ボールが来ている

いや、ホントは

ボールの来る、ここに

彼がいるのだが

 

相手ボールを完全に想像してそこに行き

寸前に右足位置を決め

ひっぱたく

それを易しくしているのが

跳び上がって打っていること

最後の踏ん張りで位置を微調整しているので

正確な位置に飛べている

ダッ、ダダダダッ、グウッ、バシ

 

これがあるので

彼の写真はいつもかっこいい

 

うん、気持ちのいいフォアハンドだった

まったく、若いころの某コーチを見るようだ

ためブロさん、井原さん、美しい写真をありがとう。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:28 | コメントは受け付けていません。

面を感じること

ちょっと前に

女子のフォアハンドで

面を垂直に保つ打ち方が成立していると書いた

ost1706frtkb

ここですでに垂直

男子なら

CIMG3263-0.1

もちろん男子の方が単純だから

女子もこうしている人が多い

 

だが

それ以上に大切なのが

いや

それ以前に大切なのが

面を感じていること

面の向きやインパクトの当たった

いや

捕えた感触まで

CIMG3264+0

全てを感じまくっていることが大切なのだ

そうすれば

nadal1706fs

こうゆう境地にまで至るかもしれない

nadal1706gats

すごい腕

 

もちろんこの人も

rad1604finp

とっても

そのことを感じさせてくれる人だ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 20:28 | 1件のコメント