サーブのインパクト
全身で抱きかかえるイメージ
当然、スマッシュもそうだろう
ちょっと、いやそうとう昔の写真
19才の松原さん
確かに抱きかかえるイメージがあった
ジャンピングスマッシュなんてエラーするわけがないと思っていたころ
スマッシュの技術は大昔から変わっていないので
松原さんの写真を真似しても大丈夫です。
運動連鎖というのは
身体の動きが腕に伝わり
腕の動きが腕だけよりも強く振れるというようなこと
正確にいうと
身体の運動量 重さ ✖ スピード が
腕の運動量 重さ ✖ スピード に伝わっていくということ
体重 50kg ✖ 時速5km → 腕 5kg ✖ 時速50km
ということで
この例だとスピードが10倍になる
ここまで効率いいかはともかく
理屈はこう
ただし条件がある
前の動きが止まる反動が次の動きに伝わるということ
上体の回転が止まっっているのがわかるかな
もっとはっきりした写真
前の足右足で体重移動を止める
その反動でバットを振る
ボールは150m先へ
運動連鎖とは
動きにブレーキをかけて伝えることなのだ
他のスクールから、東戸塚松原テニススクールをはじめ
うちのスクールへ移ってくるジュニアの多く
「男の子の大部分と女の子のほぼすべてのテイクバックを直す」
と書いた
なぜ、そうゆう引き方でうちに来るのかというと
多分
他のスクールのコーチや部活の先輩がそう教えているから鴨
女の子は大抵まじめで
コーチの言うことをちゃんと聞く
だからほぼ100%の子が、面が上を向く引き方に。
男の子は女の子よりもいい加減だから
特に、運動に自信のある子は
勝手にジョコビッチや錦織の真似をしてしまう子も。
ここでラケット面が後ろを向く。
コーチの言うことをちゃんと聞いていないのかもしれない。
もう一つ
問題を抱えている子が困って、私のところに来るのかもしれないが。
松原雄二のテニス理論
松原テニススクールの指導法
この理論の立て方で
プロの技術の中にそのヒントがあるということを常に強調している。
例えば、こんな風に引いて振り出せば
インパクトには、垂直面が出てくるわけで
およそ正確な面を作るのに特別な芸はいらない。
プロが下向きの面で引いているのに
我々は面が上向きになるように引いていたら
インパクトで垂直面を作るのに苦労するわけで
そうなると、特別な芸が必要になるということ。
プロの技術は簡単なこと
言い換えると、シンプルなことがその技術の特徴なのだ。
しかもプロの技術は、認証済みなこと
もし、この技術で勝てないなら、彼はプロになっていないわけで
テニスで世界の100位に入ってくるということは
その技術は認証済みだということ
それを真似すればうまくなる、勝てるようになるのに早道だということなのだ。
だから
松原さんのテニス理論の立て方は
その1、トッププロが共通にやっていることは何か調べる。
その2、そのことに有益な意味はあるか考える。 (仮説を立てる)
その3、実験してみる。 (その技で打ってみる)
実験してみて、実際に打球してみて、もしも私でさえ簡単にできるのならば
その4、さっきの仮説は、正しい最新理論だということ。
だから
私の言うことを聞いてくれれば
うちのスクールに来てくれれば
テニスがとっても簡単になり、一気に上達するということ。
私の理論はすべてプロたちの真似事だということ。
松原流の打ち方なんてない。
とは言いつつも
プロからの理論に、私の体質による癖を加えれば
松原流の打ち方なのかも
でも
なるべくそうならないよう、癖が出ないように
自分の打ち方を整えているのだ。
これは15年前、テニスクラブへの私の夢をかなえるため
3面の、松原テニススクール印西に11面を増設
松原テニスクラブ印西に改組した時のもの
そしてこのブログを始めた時でもある。
さて、次なるは、さらに20年以上さかのぼる話
東戸塚松原テニススクールを開校した、3年後
2号店の、「ハマ松原テニススクール」 を開校した時のこと
その時のチラシが、書類の整理中に出てきたのです。
そこに、「私の夢」 と題するコラムがありました。
今、新しいクラブ、スクールを作っていくために
そのコンセプトを明確にするために
一つのきっかけとして引用してみたい。
「私の夢」
テニスは楽しいスポーツです。
笑顔があふれているのがテニスコートのはずです。
そのコートで苦労している人はいませんか、
また、大切な身体を痛めて泣いている人はいませんか。
無理のないフォーム、ラケットの重さに逆らわないフォーム
そして、常にリラックスして、スムーズな動き方をしていれば
身体を痛めないはずです。
また、その打法で強く打てば、非力な人にも
すごいハードヒットができるはずです。
こんなことを考え、そのための理論をまとめて
3年前、東戸塚校をオープンしました。
幼稚園から年配者まで
横浜の1角に笑顔のテニスコートを作ってきました。
そして、このたび3月より、この横浜の中心に
さらに大きく笑顔を広げることになりました。
いつか日本中のテニスコートが笑顔で ・・・・・
という、つたない文章ですが
今一度原点から、テニスクラブ論
テニス技術論にもつなげていくために取り上げてみました。
あんまり長いこと投稿しなかったので
書き出しが難しい。
テニス技術については
40年以上もラケット面の使い方や力に入れ方など
同じことを言い続けてきたので
何度も繰り返して言っていることばかりという気もしていた。
しかし、最近かなり以前とは違う視点から見ることができ
全体を統合して、本質的なものが見えるようになった気もしてきた。
改めて、頑張って投稿してみようと思う。
さて、最近のコーチ研修会や当社の研修会でも
もちろん私のレッスンでも
フリコのスウィングというものをかなり強調している
具体的には振り子のテンポなのだが ・・・
もちろん今まで行ってきた理論は正しいはずなのだが
ちゃんと私の理論を聞いて面を作ったり
身体の向きを直したりしたのに
それなのになぜかフォアが打てなかったりサーブが安定しなかったり
両手バックの方向が不安定だったりという人たちが存在するのだ。
実は、テンポ感が間違っているために
正確だったはずの面がストレスを受けて変わってしまったり
いまいちスピードの乗れなかったりということに
気が付いてきた。
今までの技術論プラス振り子のテンポ論
それが、最新のテニス技術論になろうとしているのかもしれない
自分としてはそれによりやっとおなかの中が落ち着き
心の中にも安ど感が広がったように思う。
しばらくの間、できるだけ連続して
一つ一つの技術につき
フリコのテンポ感を加えて
一通り解説してみようと思う。
普通は
「柔よく剛を制す」、かな
柔道でよく出てくるフレーズ鴨
柔道というくらいだからそうなんだろう
力だけで押してくる怪物みたいなやつを
センスと柔軟な技でさわやかにバッタバッタと投げ捨てる
そりゃあ、理想中の理想
姿三四郎が(知ってるか?)
勢いだけが自慢のやくざ者を投げ捨てる
そりゃあできるだろう
でも、同じ柔道とはいっても
世界中から格闘技のセンスにあふれた連中ばかりが
かなり鍛えこんで集まるオリンピックだとどうだろう?
センスだけで、「柔よく剛を制す」 とはいかないのでは
さて、テニスではどうだろう
この人に勝つとしたら
1ゲームに、毎回4本、
230㎞/hのサービスエースを取れる人がひつよう鴨
じゃあ、あなたが市民大会に優勝するとしたら?
どうだろう
この人くらいのライセンスがあれば
試合時間に遅刻しなければ大丈夫
そこまで、センスがないなら
努力、どりょく、ドリョク
そして、パワーは頑張れば必ず身につくから
つまり
強欲
いや、「剛よく柔を制する」 ことが可能かもしれない
もしあなたが
センスに恵まれ、体格、性格もよく、
努力、どりょく、ドリョク、したら
こうなっちゃう鴨
世界のテニスはそうゆうレベル
才能だけではだめだし
どりょくだけでも ・・・ 鴨 。
フォアハンドでは
インパクトで上体が前向きになるのだ
と、耳にタコのように
40年間言い続けている
それが新しい基本だといっているのだが
40年たったら新しい基本なのかどうか?
さて、昔々の思い出話
TJ誌の技術解説をやって2,3年たったころか
フロリダのハリー・ホップマンのキャンプに
記者全員と一緒に取材に行った
私は、インパクト前向きが常識と思っていたが
それを、一緒にアピールしていた雑誌社の中にも関わらず
ある記者さん
「プロのフォアってそんなに前向きですか?」 と
疑い深げに聞いてきた
しばらく議論していたが
納得しない
ふと考えて
本物を見に行こうという提案をした
すぐそばのコートで
当時のトッププレーヤ
カフェルニコフが練習していた
コートの真後ろから観察
「ホントだ!」
1分ほどで結論が出た
横向きの先入観てよっぽどすごいのか
よっぽど本物を見ないで論じていたのか
今になっても謎だが ・・・・・・・・・