カテゴリー別アーカイブ: 年寄りのひとりごと

ダニエル太郎

昨日は有明へ

楽天ジャパンオープン観戦

たまにはトップの試合を見ないと

スピード感がつかめない

テレビの中とは全く違う

すごいスピードのたたき合いがそこにはあるのだ

 

感心したのはダニエル太郎

ティプサレビッチに、2-6 4-6 で敗れたが

きっといいものをつかんでいると思う

 

1st はベースラインすぐ後ろから打つ

ティプサレビッチに翻弄され、勝負にならず

とくにバックのライジングぎみのショットをストレートに決められた

ベースライン3mから5m、後方の太郎はなすすべもない

 

2nd に入り太郎は攻撃的になった

早目に打ってどんどん仕掛ける

ポジションも、1st よりは前気味を意識しているよう

先に打つから、前に行けるのだが

結局、4-4からサーブを落とし

負けてしまったが

トップのテニス、30位以内のテニスを実感したのでは

 

チャレンジャーでポイントを稼ぐ方が

100位を保つには効率がいいそうだ

ただ

上とやらなければ上のやり方がわからない

 

今回のような試合が何度もできて

足りないものを練習で補う

 

どんなレベルでも

こうゆう進歩の仕方が必要だろう

 

ストロークの写真は皆無

サーブのみだが

彼の進歩したサーブを見てほしい

CIMG3330

肘は90度

CIMG3335

CIMG3336

ラケット面はお尻のところ

もっと右まで行くのだが、この連写のコマにはない

CIMG3337

打点は上体軸の後ろ

CIMG3338

今までのイメージよりもかなりパワーアップしたと思う

次の太郎に期待だ。   テニス

 

カテゴリー: サービス, シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 20:03 | コメントは受け付けていません。

郷に入っては ・・

一番最近に読んだ本が2冊

テニスプロはつらいよ

松原さんがテニスジャーナルの技術解説をしていたころの

同紙、編集長

大変お世話になった、井山夏生氏の本

関口周一プロの

フューチャーからチャレンジャーレベルでの

苦闘を描いたもの

 

そして、もう1冊

ベイビーステップ41

おなじみのアニメ

ベイビーステップ 41巻

高校を出た、エーちゃんがプロになり

フューチャーからチャレンジャーレベルで

戦いだしたところ

 

どちらも

世界テニスの同じレベルの戦いを描いている

 

一方の、関口プロは頑張りながらも

フューチャーレベルへの埋没を恐れだしている

 

片や

エーちゃん、丸尾栄一郎プロは

1500位くらいなのに

出られるわけもないウィンブルドンにエントリー

練習コートで世界8位を体験、その差を感じる

日本に帰って

そのレベルでの練習に取り掛かる

 

次はチャレンジャーへの挑戦

予選ギリギリレベルなのに優勝狙い

勝ち上がりが始まった

優勝できれば

次のグランドスラムで予選に引っかかる

42巻では優勝しているのだろうか?

 

どちらの本も同じレベルでの世界テニスがテーマ

そして

どちらの本も面白く、一気に読み飛ばした

プロテニスツアーの構造、現実も理解でき

とっても勉強になるので

どちらもお勧めの1冊だ

 

さて

世界レベルに行くには

下でポイントをためるか?

上でチャレンジするか?

 

どちらが正解とはきめにくいが

もし

ツアーレベルで活躍するつもりなら

できるだけ

そこか、それに近いところにいた方がいい

 

上と下では

テニスの技術レベル、体力、やる気

全てに差がある

目標が上のレベルなら

上のレベルで早くもまれた方がいい

そしてそのレベルで練習も

 

もちろん負け続けると

ポイントもお金も、気力も続かないかもしれないが

もし

上に行きたいならそれしかない

 

下で稼いでいては

上に入りそうになったころ

年齢の問題も出てくるかも

それからテニスを変えていくのは無理

 

ハイリスク・ハイリターン

難しいが

確率が1%でも

自分がその1%の素質だと思い込むような奴が

上に行く

 

これはどのレベルでも同じ

市民大会を目指していて

間違って、全日本に出ちゃうことはない

 

郷に入っては、ついつい郷に従っちゃうのだ

 

全日本ジュニアに出ている子は

県大会レベルだった時も

自分は当然、ここをクリアーするタマと思っていたはず

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世界で6位や7位のやつは

当然

自分こそが世界1位になるべき人間と考えているはずなのだ。

 

エーちゃんはマンガだからきっとうまくいくだろう

関口プロもきっかけをつかんで頑張ってほしい

 

どちらもついつい応援したくなるキャラなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:12 | コメントは受け付けていません。

逆を突かない

ストロークで相手を振り回し

相手コートに空きを作る

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ここで

決め方に2種類ある

1、オープンコートに打ってウィナーに

2、相手がオープンコートへ走る逆を突く

 

どっちがいいのだろう?

原則は、1

オープンコートで決まるならそれでいい

難しくする必要はない

 

それがぎりぎりだったら

相手の動きの逆をとる、という選択が出てくる

 

相手側の事情を考えてみよう

状況から見て

オープンコートをカバーしようとしても

間に合いそうもない

 

なら

走るフリだけして、走らないという考えもアリ

相手が逆を突いてくれるのを期待

 

思い通りに来たら

ウィナーを取られないだけでなく

ラリーの主導権を握り返すチャンスにもなる

 

実は先日の中学生君との試合

これでフォアハンドのパスを2本決めた

あの時

もしもバック側に打たれたら

多分ウィナーだったろうし

仮にぎりぎりで追いついても

返すだけならともかく

パスを決めるのは無理だったと思う

 

ジョコビッチならともかく

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松原さんではこうはいかない

 

この試合

私の 5-3 リード、時間切れだったのだが

かんじんなところで2本違えば

負けも十分ある

 

この、「逆を突く」 という事

ストロークの巧みなジュニアたちは大好きなこと

なんか

単純にオープンコートに決めるよりも

高級な感じもするからだろう

 

だが、ここは年寄りの知恵の出しどころ

パワーや脚力に勝る若者をだますのだ

 

この試合後

原則、「逆を突かない」 ことをアドバイス

納得してくれたと思う

 

さて次回の彼との対戦、どうなりますか  ????  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 14:55 | コメントは受け付けていません。

研修会でのテイクバック

JIN さんから質問をいただきました

以下がそのコメントのおおむね全文です。

 

カラオケ  今日6月30日のコーチ研修会に参加しました。松原先生のお話を聞けて良かったです。
ところで、参加していたコーチ達はフォアハンドストロークで、松原先生の様な振り子ティクバックをせず、サーキュラースイングでティクバックしていまし た。確かにフェースはふせていますが振り子スイングではありません。わたしは松原先生の様な、ティクバックはショットの成功率を高めると以前から感じてい ましたが、テニススクールでは教わったことがない方法です。なぜ、松原先生のような振り子ティクバックが一般化しないとお考えですか?コーチ達 は松原先生の説に従わないのでしょうか?

JIN さん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

先日の研修会に参加していた、上手な若手コーチたちは

おおむね

(ちょっと不正確な人もいますが)

私の言っている

振り子ティクバックなのです

 

リターンの説明を覚えているでしょうか

男子プロのサーブは強力で高いところまで跳ねてくる

だから

高く構えて上から抑え込めるようにする

というものです

 

次の写真を見てください

1606ftb

もっと下で構えて引くのがわかりやすい振り子型ですが

そこまで下から引くと高いボールに対応しにくい

だから

高めに構え

黄色線のように

面を外に向けながら

高い位置で振り子型に引く

そうしたら

1606oktb

下から振り子で引いたのと同じ面ができる

だから現代のプロや

それを真似したり、目指している

若手選手や若手コーチたちは

高い位置で引くのです

 

面を上に向けてしまう

上に、凸型な引き方はいけませんが

1606ngtb

(今回、そんな人もいましたが ・・ )

高い位置での凹型引きは

私が言っている引き方と矛盾しません

むしろ

プロがやっている技術で

それこそ

私が取り入れている技術なのです  テニス

 

砂入り人工芝でプレーするアマチュア愛好家は

わかり易い、振り子型のテイクバックをすればいいと思いますし

上を目指す若手競技者は

ハードやレッドクレーにも対応できる

高め構えからの振り子型をすればいいのです。   テニス

 

なぜ一般化しないのか?

プロがそうなので

若者が真似をすることで

だんだんそうなってきつつあるとは思いますよ

その人たちが徐々にコーチになってきている

今回、若手コーチを参加させてくれた

いくつかのスクール運営者の皆さんも

その方向にもっていってくれようとしています

ただ

古典的な方法とごっちゃになっているコーチが多いこと

特に古くからの指導者やベテランコーチに ・・・

私の努力が足りないこと

14年にわたって雑誌の解説もしたのですが

ヨーロッパのような

体系的な指導法、指導システムが確立していないこと

それとも ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 16:43 | コメントは受け付けていません。

今度は自分のコートで

下川井TCでのレッスン中

サウスポーの方がいたので

リズムの説明をしたくて

私も左手でサーブをした

impak1401

もちろんこれは私ではない。

 

大したサーブではないがそれなりに入る。

皆さん感心してくれるが

以下のことをしっかりやればだれでもできる

 

腕に力を入れしっかりと固める

ゆうっくりのテンポでラケットが動きたいようにさせる

他の余計なことは一切やらない。

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3つ目は余分な話なので

ポイントは2つだけ

 

これだけはやってほしいので

左腕でやって見せるのに

なかなか、皆さんそうしてくれない。

 

もしかしたら

最後の

「余計なことは一切しない」 の方が大事なの鴨。 テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:00 | 1件のコメント

隣のコートが気になる続き

下川井TCでのレッスン中

今度はミックスダブルスが始まった

女性会員さんのフォアハンドがビシビシと決まる

たまたま見たら

男性の強力サーブを

リターンエラー

かなりアウトしている。

 

アッ、高い打点が苦手なのだ。

 

女性は特に脇が閉まる方が多い

腕の力が弱いこともあるし

女性同士だとバウンドが低いことも多いから

特にサーブはあまり弾んでこない。

だけど

男性のスピンサーブは高い打点で取らざるを得ない。

 

だから

高いところに正確な面を持ってくるために

脇を開けて腕を上げなくてはいけない。

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もちろん

テイクバックも脇を開けて高くしなければいけない

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とにかく高いボールには高く合わせるしかない

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手の位置を上げ、脇を開ける

次に会った時にアドバイスしておこう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:17 | コメントは受け付けていません。

隣のコートがうまく打てないと

今日は日曜日

午前中は下川井テニスクラブでの一般クラスレッスン

実は

レッスン中、隣のコートでは会員さんたちが練習している

隣のコートでうまく打てていないと気になってしょうがない。

 

ワイパーショットをどう打つかの話が聞こえてくる。

振り切る方向の話みたいだ

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だけど

入り口があっての出口

身体の左に振り抜くためには

もっと右側から

アウトサイドインで入ってこなければ

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それともう一つ

高い打点だと

ラケット面が上を向きやすい

それではアウトしてしまう

面が上向きにひっくりかえらぬよう

面をしっかりさせ (グリップをしっかりして)

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打たなくてはならない

 

今度、レッスンと重ならない時にアドバイスしておこうと思う。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 16:34 | コメントは受け付けていません。

回転量がすごい

とにかく

向こうのコートのライン内に

ボールを納め続けなくてはならない。

それは

初心者にとってもプロにとっても同じこと。

 

だからプロ

特に男子プロのフォアハンドは

トップスピンの回転量がすごい。

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もちろん

スウィングスピードも

とてつもなく速いので

回転量を減らしたら

アマチュア以上に遠くまで飛ぶことは間違いない。

それがベースラインより向こうでは

どうにもならない。

 

だから

 

ほぼ全員のプロが

ヘビートップスピンが中心

その中に時々

ウルトラヘビートップスピンが混ざっている

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という風に考えるべきだと思う。

 

プロのトップスピン量は半端じゃない

真似をしたければ

アマチュアもジュニアも

スピン量をもっと増やすべきだ。

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そしてすごい勢いのフィニッシュ

 

相手を吹っ飛ばす猛烈スウィングで

スピンでロスしたスピードを補う。

 

足りない分はもっと練習やトレーニングで補う。

 

足りないエネルギーや筋肉は

いっぱい飯を食って補給しなければならないのだ。

 

フラットにすればスピードが出るのに

なんて言っている余裕はないのだ。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:29 | コメントは受け付けていません。

未完の大器

ジュニア選手のお父さんが

時折、お子さんにアドバイスというか

叱り飛ばしたりしているのを見かける。

 

「ちゃんと振り切れなくてどうする、ミスを恐れず振り抜け」

1603nisikori finis

子供は負けたくないので

エラーを恐れ

振りきれなくなっている。

 

将来、プロになることまで考えれば

ジュニアの試合で

びゅんびゅんと小気味よく振りきれるようでなくては

将来がない。

1604nisikorifor

ほんとにそうだろうか?

 

テニスというのは

ラインの外に打ってしまったら

一瞬にしてアウト

アウトしない範囲で

どれだけ相手をやっつけられるかというのが肝。

1603djokyokoback

アウトを気にしないで打てるような

無神経な奴が

いつか、アウトが収まってきて、勝てるようになるスポーツではない。

 

チャンピオンになるやつは

初心者の時から勝っている。

勝ち方を知っている。

rfsimp1604

その場、その時の自分のレベルや調子で

簡単にはアウトしないテニスを選択できることが

一番最初に持っていなくてはならない才能なのだ。

 

初級者のころ

情けないボールをつなぎながらも

何とか勝っているのが

「未完の大器」

 

プロ並みのフルスウィングをして

いつか入るようになればプロ

と、思ってばかりいると

一生

「未完の大器」 鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:36 | コメントは受け付けていません。

ワンバウンドは普通?

テニスに慣れている我々は

普通のボールは

向こうから跳んできて

コート上でワンバウンドしたもの。

 

だからこれが一番

打球しやすいボールだと思っている。

 

でも、本当は

ワンバウンドしたボールが

一番慣れているだけ。

 

いっぱい打って慣れているわけだから

テニスマンにとっては

ワンバウンドのボールが一番

捕えやすいボール、

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なぜ、とらえやすいのかというと

慣れているので

どのタイミングにどこまで来るか

完璧に予測がついているから

そして、その予測通りの場所に打てば

当然のように

ジャストミートなのだ。

 

じゃあ

今日初めてテニスをする初心者にとってはどうだろう?

 

初心者はどこにボールが来るかわからない

結論を先に言っちゃうと

ワンバウンドだと予測ができない

ツーバウンド、スリーバウンドした方が

わかりやすくとらえやすいのだ。

 

初心者

特に小さな子供にとっては

3回くらい弾ませて導入して見ると

うまく入りやすい。

 

もし疑問であれば

コートサーフェスが変わった時の

自身の対応を思い出してみるといい。

 

思った通りのイメージでボールが飛んでくるまでに

かなりの本数が必要になったりしていないだろうか。

 

ワンバウンドは

テニスマン以外の人には阿武野丸なのだ。

いや、アブノーマルなの鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:41 | コメントは受け付けていません。