カテゴリー別アーカイブ: 年寄りのひとりごと

ごろごろ転がすと吉

いろいろなレッスンや研修会で

何度も説明し

何度もやり直しているのがフォアハンドのテイクバック

打つはずの面で構え

そのまま

腕を外旋させないよう、ひねらないように引く

CIMG2720b

ということなのだが

なかなか伝わらない。

 

昨日のトミーテニス塾でやったのは

先月に続き、ゴロゴロ

CIMG2314

これは先月の写真

(今月分はまた後程)

ベースライン上に置いたボールを

下に向けたラケット面で

ネットへ向けて転がすというもの。

 

この後

前の方に

自分でボールを落として

トップスピンでこすりあげ

スピン感覚を作るというコース。

 

こうすると面は下向きにならざるを得ず

弧を描いて凹型にテイクバックせざるを得ず

自然にトップスピンになっている。

roddickwaki

ごろごろ転がしているのを見ると

なんだか暗い感じもするし

教わるほうは

いきなり低レベルに

初心者扱いされた感じかもしれないが

効果は抜群。

 

一目さえ気にしなければ充分試す価値がある。

現代的プロのフォアハンドは

人により、スピン量の多い少ないはあるにせよ

トップスピン的使い方が基本中の基本

 

トップスピンが思ったようにかからない人

安定して打てない人にはぜひお薦め。

こんな単純練習で

一流のトップスピナーへの道が開ける鴨。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:49 | 2件のコメント

これフットフォールト

先日

プロのダブルス

テレビ観戦だが、こんな事態に遭遇

ジュースコート、サーブの構えで

ff2

右足のかかとが

センターマークの延長線上にかかっている。

 

これは、「フットフォールト」

打球の瞬間にラインズマンからコールがかかる。

 

こんな場所からのサーブは

アマチュアのダブルスではまずないが

プロで最近多用される

Iフォーメーションでよく登場するようだ。

 

フットフォールトの定義は

サーブで構えた瞬間から、打球がラケット面を離れるまでの間

ベースライン上より前

サイドラインとセンターマークの仮想延長線上の外側

そこを踏むこと。

または、助走付きで打った場合。

 

ちなみに

サイドラインの仮想延長線はラインの外側

センターマークの仮想延長線は内側なので

構えで

ff2

は、×

 

サイドラインだと

ff1

右足の位置

青はいいけど、赤だと×

なのだ。

 

アマチュアはシングルスで気を付けよう。

先日、うちのジュニアの子がやっていた。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, ジュニア, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:05 | コメントは受け付けていません。

ベテランの技

『KAZU』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ      こんばんは。いつも参考にさせていただいています。
長いこと週末プレイヤーとして続けていますが、そろそろ体力等翳りが見えてきた今日この頃。
長くやってきた分安定しては打てますが、昔のようにただ打っているだけでミスを引き出す程の球を打てるわけでもなく、新しい技術を取り入れようといろいろ試している所です。
そこで、普段主に説明されている『ミスしない為に難しい操作をしない』技術とは別に、簡単に出来る技術ではなくても習得出来れば利益がある(リスクもあるのは承知の上で)といった内容も紹介して頂けたらと思います。
使うかどうかは自己責任でという感じで。

KAZU より

 

 

 

水瓶座    私の答えです。

私の基本的な考え方ですが

技はあくまでも簡単、単純であるべきと思っています。

そして

安定した分

コースやスピードでリスクを負えばいいと思います。

 

そして

次のようなベテランの技を加えていったらどうでしょうか

 

トップスピンの超アングルショット

ダブルスのサービスラインより半分くらい浅く落ちるやつ

もちろんフォアもありバックもあり。

rad1602ffnis

スライスの超アングルショット

 

トップスピンロブ

両手バックのインパクトでキュッと止めるように打つ奴なんかも

 

芸術的なドロップショット

fede151bs

スライスでボレーヤーの足元に落とすつき玉

nisifs1510

まだまだ、たくさん考えられますが

どれも技自体は簡単、単純であるべきです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:31 | 1件のコメント

コメントについて

『レフティースタイル』 さんから

コメントに対してコメントをいただきました。

 

送信したものが反映されないとのことですが

現象がよくわかりません。

たいていはちゃんと届いているものと思っています。

 

ただ、すぐには表示されません

私が承認したもののみが表示されるようになっています。

私やテニスに関係ない

他のブログや通信販売に誘い込む目的のコメントが結構多いからです。

 

そんなコメントや公序良俗に反するもの以外は

基本的に承認しています。

 

時々、表示しないでくれというコメントもありますので

それも表示していません。

 

質問のコメントは大変助かっています

いつも大変なのが

ブログを書くことよりも

皆さん何で困っているのか?

それがわからないことなのです。

 

だからイベントやレッスンで出会った

ミスショットなどが題材になりやすいのですが

それも限度があります。

 

ゼヒ

ちょっとでもできないこと

困ったことがあればコメントで相談してください

もちろん匿名でも、ニックネームでも構いませんので

ゼヒ、是非、ぜひ

気楽に質問をお願いします。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:03 | 4件のコメント

ヘビートップスピンだ

スライスに対してトップスピンで攻撃

前回、相当なヘビートップスピンと書いたが

それは

相手スライスが低いバウンドだから

滑ってくるボールに対し

安心して打つにはかなりの回転量がほしいから。

federa1601fr

ところで

対スライスに限らず

どれくらい安定して打つ自信があるなら攻撃ができるのか?

 

大体だが

ハードコートでラリーとなれば

6本から10本といったところか?

仮に6本としても

6本ともすべて相手コートに入った場合にのみ

ポイントが取れるということ。

相手ボールの難易度を問わず

その間にエラーしたら、ポイントは相手に行く。

 

もしも

ジョコビッチさんに

「相手が攻撃してこないとしたら

何本続けて相手コートに入れることができますか?」

と聞いたら

「今日1日くらいなら、日暮れまでOKだよ」

と答えると思う。

1512nisikori finis

もしも相手が錦織レベルで

甘いボールは攻撃されることを前提に

同じ質問をしたら?

「そこまで厳しいなら、30本くらいかな?」

と答えると思う。

 

私が思うに

ジョコビッチさんは

自分がエラーするなんて、想定外、なのだ。

 

その秘訣は

ものすごいフットワークと

安定した姿勢

底知れぬスタミナ

世界1の負けず嫌いと

そして

ヘビートップスピンなのだ。

1601djokfimp

自分のショットは正確に飛ぶに決まっているし

もしも少しくらいくるっても

しっかりコート内に落ちる。

エラーなんか、するわけがない。

 

さあ

今日は何を言いたいのかというと

プロのような攻撃的なテニスをしたければ

トップスピンをヘビーにかけろということ。

生半可なスピン量で

手加減して打たなきゃいけないようじゃあ

フォアハンドでの

攻撃なんてできないということ。

 

もちろんここ1番のフラット気味ショットはありだが

プロ並みのテニスをしたければ

基本はかなりのヘビートップスピンだということ

強く打ちたければ、ヘビートップスピンなのだ。  テニス

 

追伸

もちろん

ジュニアや体育会の学生たち

それなりの競技テニスを目指していると公言している人たちへの話

普通のおじさんやお姉さま方は

そこまで無理しなくてもOKです。

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:43 | コメントは受け付けていません。

余計なことはしない方がいい

先日の腕だけでいいという話と同じことの蒸し返し

今回も余計なことはしないで腕だけでいいというようなお話し。

 

テニス雑誌の解説などでよく目にするのは

プラスαを求めること。

 

もっとスピードをアップするために

上体をしっかり回すとか

もっと回転をかけるために

手首を使って ・・・

といったようなこと。

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雑誌そのものと一緒

おまけがたくさんあるほうが

得した気分になるのかもしれない。

 

もちろん

テニスの技術解説をしたり

テニスコーチを職業にしているような人は

ほぼ全員が

相当なレベルの人。

 

私だってそうだが

ボールがラケットに当たるかどうか?

なんて、初心者のころから気にしたこともない。

 

そのせいばかりではないのだが

そうなってくると

気になる重点項目は

どうしても

「もっとスピードをアップするとか

もっと回転をかける」 とか

プラスαを求めることに論点が行きがちなのだ。

nishikori1512fini

そして上級者というのは

自分が余計なことをしないことにより

ミスを回避していることに気づかないことが多いのだ。

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身体を使うことでも

自然に使うタイミングを感じ取っていたりする。

 

初級者や中級者でも

余計なことをしなければ

ミスも減るし、いいボールも打てるのに  ・・・  テニス

 

 

と、書いてきてふと思った

余計なことをするために

そのタイミングによっては

むしろ大幅に

逆効果を招いていることを。

 

身体を使えば使うほど

スピードがダウンしていく人の方が多いと思うのだが ・・・  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:27 | 2件のコメント

基本は腕

フォアハンドでもバックハンドでも

ボレーやスマッシュ、サービスでも

腕のスウィングが1番最初にある。

 

フォアハンドを腕のスウィングでビュウッと打つ

それで

パワーが足りないのであれば

上体の回転を使う

さらに足りなければ

膝の屈伸を使う。

nisifh1601b

スクールにも

いろいろな体の動きをブレンドしすぎた挙句

乱れた動きを腕や手首で補正しようとして

エラーになる

という人たちがかなり来る。

 

そうゆう人たちには

いろいろな動きをやめ

手首の形を固定して

腕のスウィングで打ってもらう

 

あっという間に素晴らしいショットが

しかも安定して出ていく。

 

そしてその人は

少し強めに打とうとすると

肩の線や腰の線が自然と少しだけ動いている。

 

実は身体の動きは

この程度でいい。

 

強く打つのは怖いので

緩くつなげるのに

全身で打とうとする人もいる。

 

腰の入った、60km/hのフォアハンドは

腕だけで打った、60km/hのフォアハンドより

いいボールになるのだろうか?

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物理的に考えると

ボールから見れば

打球の様子は

当たるラケット面の向き

当たる方向

当たるラケットのスピードで

すべて決まるのだと思う。

 

そのラケットの勢いの起点に

膝の曲げ伸ばしがあったのか、なかったのか?

そんなこと、ボールは知らないだろう。

 

実は

プロでも体制の悪いときは

腕だけで打つ

yan1601hidarite

曲がった軸で回せばエラーになるからだ。

 

テニスのショットは腕で打つのが基本

余裕と必要があれば

身体を使えばいい。   テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:15 | コメントは受け付けていません。

やるべきことをイメージして

松原さんのフォアハンド

28歳まではイースタングリップで

フラット

どフラットといってもいい。

バックはスライスのみ。

 

その歳でテニスコーチになり

最新型を教えられるようになるため

テニス、ほぼすべてを

当時の世界標準に変えた。

 

トップスピンのテニスだ。

 

フォアハンドをセミウェスタングリップで

ヘビートップスピンに

バックもトップスピンに。

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(これはずうっと後、スピン量もずいぶん減ったころ)

 

2年たって

トップスピンもなじんできたころ

友人にダブルスの試合に誘われ

帰省を兼ねて出た北海道の試合。

ダブルスは早々に負け

ついでに出たシングルス

2回戦で当たったのは

関東から成績稼ぎに来ていたインカレ選手。

順調に打ち勝ち

ファーストセット、最初に来たセットポイント。

 

ところが

若いころから

セットポイントやマッチポイント

1回で取れたことがない。

何度も何度も

そこからが大変という苦労のテニススタイル。

 

そこで、試してみた

ここでミスっても、いつもと同じこと

最初のポイントが取れないだけ

別に困らない。

 

心の中のもう一人の自分がささやく

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

いきなりリターンエースを決め、6-4

 

そして、そして

ついに来たマッチポイント

心に何を思うかをもう一度試してみることに

 

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

クロスコートにウィナーを打ち込み、6-3

30秒後には

しっかりと、自分をほめていた。

 

勝因は

フォアハンドをぐりぐりのヘビートップスピンにしていたことと

心に何を思うか

身体は何をすべきかを明確に意識して

単純に実行したこと。

 

心と身体が何をすべきか

明確につかむことができた記念すべき試合だった。

 

 

試合で、大事なポイントで固くなるような人は

とはいっても

むしろそんな人が普通の人

だから

フォアハンドのトップスピンは

鬼のようにぐりぐりかけること。

 

マイナス思考の、ミスラナイではなく

肯定的な

具体的に何をするかを明確に意識すること。

 

それが無意識にできればゾーンにも入れるのだろうが。

そしてプロにも ・・・

 

とにかく、グリグリだ。

 

余裕のある状態になったら

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フラット気味にぶったたくもアリだが

この写真のようなショットが打てるようになるまでは

何年もかかっている。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

どれくらいスピンをかける

フォアハンドで

どれくらいのスピンをかけるべきだろう?

 

ジュニアや若い人たちになら

私ならこう答える。

 

かけられるだけ

めちゃくちゃ、大量にトップスピンをかける。

 

スピンをかけたついでで、前に飛ばす。

 

それでもボールが前にすごい勢いで飛ぶようにする。

つまりスウィングスピードは

究極のモノがほしい。

nadal1601fs

トッププロは

ナダルでなくても

とんでもないスピン量で打っている。

 

そりゃあ

同じスウィングスピードなら

スピンをかけるより

フラットの方が速い。

 

だけど

試合中に、どっちが速いかが一番重要。

 

こわごわ打つフラットより

全力で振り抜いたトップスピンの方が

実戦では、はるかに早い。

 

鋭角に打てることまで考えると

スピン量の多い方がコートの幅を大きく取れ

さらに実質の速度を増す。

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そんなテニスは非効率で疲れるという人もいるが

普段からやっていれば

体力は自然につくし

そのテニスの相手をする方がもっと疲れる。

 

効率の悪い分は飯をいっぱい食べて補う。

 

そして

コントロールに自信がつくか

年を取るかしたら

必要に応じて

スピン量を減らしていけばいい。

 

フォアハンドは

めちゃくちゃ、スピンをかけるのだ。

 

打ち損じたのに入ってしまうようになればいい。

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重要なポイントになり

こわかったら

鬼のようにトップスピンをかけて振り抜く。

それが一番、「心に楽な打ち方」

 

プレッシャーがかかって

腕がこわばりそうなとき

一番楽なのは

当てるだけにするか

全力で振り切るか

その、どちらかなのだ。

 

これが

自分から見たら、臆病者のテニス。

 

相手からは

なんて勇気のあるチャンピオンだと思われるテニス。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:43 | コメントは受け付けていません。

テニスは1球目

新年、最初のブログ

とにかく一番最初の話

テニスとしての大前提を明らかにしておきたい。

私の技術論ももちろんここから始まる。

だから、何度も話しているので

またか、マタカ、又か、だが、ご勘弁を。

 

水瓶座  さて

テニスでは1球目が勝負

nishikori1512fini

というより2球目はない。

1球目をミスすれば

2球目は打たしてくれないからだ。

 

サーブが入ってきたら

リターンはいきなり初めての体験だし。

スマッシュも

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ラリーで追い詰めたら

浅いチャンスボールが

前に詰めてウィナーを叩き込むのも、1本目。

 

サーブだけは2本まで打てるから

1本目の失敗を2本目に役立てることができる。

 

それ以外のショットは

常に初体験なのだ。

 

だから、ダカラ、打から

1本目で入る技術を前提に

自分のテニスができていることが

大、だい、ダイ前提なのだ。

 

これが松原さんのテニス論の1番最初

大前提の話なのだ。

 

1本目じゃなければどんな技術論もアリ。

ただし、それでは、テニスの役には立たない。

 

あなたは1球目から

自信をもって打ち込めますか?

それとも

試合でビビるタイプですか?

 

今年は元日から

そして

1球目から自信をもって、バシッといきましょう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:55 | 1件のコメント