フォアハンドは前向きに

相手の打球が飛んできたとき

まだまだ、バウンドまで時間があるのに

肩の線がすうっと横を向き始める

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これを見た瞬間に

この人はただもんじゃないと感じる

 

逆に初級者だと

ボールがバウンドするころになって

やっと、横向きを作り引き始める

 

横向きになるのが遅いので

当然前向きになるのが遅れて

インパクトを窮屈に迎える

 

これがあるので

フォアハンドの基本はしっかり横向きと

思われている節もある

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しかし、実戦でやっているプロの基本は

インパクトで前向き

sugitayuiti

この形に間に合わせるために

早目に横向きを作るのだ

 

この前向きを実感してもらうための方法が

一切横向きを作らず

前向きのままで打ってみること

 

たいていの人が

この時に、大幅スピードアップを果たす

よっぽど

元が、前向きになっていなかったんだと思う

 

さて前向きだけで打つ話

前向きのままと思っていても

肩の線はある程度横向きになって

上体の回転が生じることも自然に出てくる

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これでも充分

ちょっとした種明かしだ。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 11:45 | 1件のコメント

印西女子D初級

2月25日月曜日

松原テニスクラブ印西では月例の女子ダブルス初級

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今回は9ペアーの参加

3ペアーづつに分かれての予選リーグと決勝トーナメント

それと

皆さんの熱い声にこたえて、松原コーチのミニレッスンの予定 ひよこ

 

早速、予選リーグからの熱戦が始まり

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ノーアド、6ゲーム先取の試合を全員4試合か5試合

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決勝トーナメントでは

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井馬さん、宮本さんのペアーが

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準決勝で名和さん、尾迫さんのペアーに

決勝で、大内さん、鹿野さんのペアーに勝って優勝した

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宮本さんのサーブとフォアの攻撃力

井馬さんの守備力、特にロブのうまさが光った2試合だった

表彰後、全員集合

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そして、ボレーのミニレッスン

普通にクロスにつないだ後、必殺のアングルボレー

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力を抜きすぎないこと

短く落し過ぎないこと

そしてフォアボレーは構えから面をクロス向きに

等々

私の美しい見本の後 (残念ながらカメラマンが私なので絵がない)

皆さんにやってもらった

最後、どう締めてポイントにつなげるか

そこのところを少し理解してもらえたようだ

 

さて次回3月は、3月25日(月)の開催

今回に味をしめて、次回もミニレッスンをやるつもり

是非たくさんの皆様の参加をお待ちします。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 13:19 | コメントは受け付けていません。

相手を追い込む

シングルスの戦術

前回の記事でお尻を決めることを話した

相手ボールが浅くなった、ポイントの最後を

フォアハンドのウィナーや

ネットへ出てロブをあげさせスマッシュでウィナー

これがポイントのお尻

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つぎは、このお尻に相手を追い込んでいく

私が初めて意識した戦術は

ほんの50年ちょっと前

今はないフタバヤラケットの小冊子に出ていた記事

当時の日本人の1番

渡辺康二さんの戦術

彼のフォアハンドは

当時の日本で世界に通用する唯一つの武器だ、ということが出ていた

このフォアハンドで逆クロスに決めるのだが

普通の選手と違って彼はクロスもうまい

だから

まず、クロスに打ち込んで空きを作り

必殺の逆クロスを放つ

これを意識してずいぶん練習したし

コートで少ししか打たしてもらえないので

イメージトレーニングはもっとした

普通にストロークを練習するのとはちょっと違う

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さて、これで終わってしまえばOKだが

よたよたと返ってきたら、お尻

浅いところからどちらかにびしっと行けばいい

 

簡単に言えば相手を左右に振る

相手がまいって、短くなったら

決めるか、ネットへでるか、ということだ

でもできれば決めた方がいい

または決めるつもりでいるべき

 

よく見かけるのは

ここからアプローチを打ってネットへ

相手が息を吹き返して見事なパスというシーン

相手にストローク力があるなら

決めるつもりでいて

万が一とどめを刺せなければ

ネットで

イージーボレーとした方がいいとおもう

 

次に第2号作戦

相手の困るところへ集中的に叩き込む

私の好きなのは

フォアハンド逆クロスの集中攻撃

逆クロ、逆クロ、逆クロ、逆クロ、逆クロ、短くなってクロス

この反対側、特にサウスポーに対し

クロス、クロス、クロス、クロス、クロス、クロス、ストレートドロップ

ドロップの代わりに、逆クロスもアリだし

バックのクロスということもある

基本のお尻があれば

他の方法も生きてくるのだ

 

錦織圭なら

バッククロス、バッククロス、バッククロス、バックダウンザライン

というのは有名なところ

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ごくごく一部を紹介したわけだが

考え方が分かれば

いろいろなパターンがあることが理解できると思う

自分の得意ショットを生かして考えればいい

そして作戦実行に足りない部分があればそれを練習

必要な部分を練習する

とにかくうまくなるためにいっぱい練習するのとは違う

 

え、得意ショットがない

その場合は、日が暮れるまでロブで続ければいい鴨。ひよこ

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 18:01 | コメントは受け付けていません。

シングルスの戦法

先日、シングルスの戦術で大切なのはおしりを決めること

つまり、結末をどうつけるのかということをお話しした

一番わかりやすいお尻は

短くなったボールをフォアでクロスに決めること

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それまでの経過はいろいろ

一番短いのは、サービス

いいサーブを入れて、リターンが浅く来たら、バシっ

もっと短いのは

情けないセカンドサーブをバシっ

一番時間のかかるのは

短くなるまでラリーを永遠に続ける

短くなったらバシッ

 

とにかく

短い飛距離、浅く打てるショット

しかも振り切って

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下にフィニッシュ

 

相手にしてみると

浅くなったら決められる状態

無理にも深く打たなければならない

自然にエラーも出る

 

2つ目のおしりはスマッシュ

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ネットへ出て

相手がロブで逃げてきたのを

逆クロスを中心にバシッと

もちろん

パスに来たのや続けてきたのを

必殺のボレーで仕留めるお尻もあるが

相手にしてみれば

ロブを上げれば逃げられるのなら

パスを打つ危険性を冒す必要はない

どっちもOKなら、たぶんロブ

そのロブを情け容赦なく、バシッ

 

相手にしてみると

ロブは上げられない

無理な体制でも、パスにいかざるを得ない

結局、必殺スマッシャーにとっては

相手エラーで得点できるということ

試合の序盤に

2ポイントくらいのジャンピングスマッシュを

こともなげに決めて見せれば

もう2度とロブは上がってこない

 

フォアの浅いところからの決め球

逆クロスのジャンピングスマッシュ

この2つでしっかりとおしりを閉める

 

あなたはテニス界の上流階級入りだ。 テニス

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 18:13 | 1件のコメント

シングルスのお尻

『sho』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  こんにちは。
今年は、オープンのシングルス大会に出来るだけ参加しようと思っています。
いつもは、環境的に、ほとんどがダブルスです。
シングルスをプレーする時に、ダブルスに比べて切り替えなければいけないと思われていることがあれば教えてください!(技術、動き、戦略、メンタル等、なんでも大事と思われていること、結構です)

sho より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

まず一番に来るのは

どうやってポイントを取るのかを明確に意識することです

それが戦術

ダブルスでも同じなはずですが

ダブルスの場合、わりと分かりやすい

自然に決まっちゃう、わかっちゃう

4人もいるので打つ方向が原則、そこにしかない

クロスの打ち合いから(ボレーも含め)

打ち勝って、パートナーに決めさせる

または、ストレートに打ってサイドを抜く

ロブを使うか

スマッシュを決めるか 等々

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シングルスの場合

ネットマンがいない分

どこにでも打てる

どこに打ってもいいような気がする

結果、わからないのでなんとなくラリーになる

さて、どうしよう ?

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ここで何のプランもないと

上手な相手にはめられる

走らされる、ミスらされる

簡単なボレーや、ドロップショットの餌食になる

さて、困った

 

だから、プラン

言い換えると戦術だ

結論を言っちゃう 「お尻を決める」 のだ

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最後の結末、打ち合いの結末をどうつけるかを意識することだ。 テニス

 

このテニスのお尻をどう決めるか

具体例を考えるので次回を ・・・

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 18:41 | コメントは受け付けていません。

フォアハンドの姿勢

フォアハンド

ラケット面が正確であれば

かなり高い確率で相手コートに収まるのがテニス

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これをしっかり決めるためには

腕の感覚、テイクバックの角度など

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それなりの注文があるのだが

もう一つ

腕の生えている部分の向き

それが上体の姿勢

上体が真っ直ぐであればいいわけだが

そのために名人たちがやっているのが

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おなかを引っ込めること

ここが少し引っ込まないと

打つ反動で

上体は起き上がる

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もちろん大谷君なら構わないのだが

ホームランになってしまうかもしれない

かなりスピン量の多いトップスピナーは

若干この傾向があるが

やりすぎると

飛距離が相当にアバウトになるので要注意

コントロールのいいプロは

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アマチュアでも

先日の松原テニスクラブ横浜

オープンシングルスで優勝、うちのFさん

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さすがのフォアを持つ人たちのおなかは引っ込んでいるのだ。 テニス

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:39 | コメントは受け付けていません。

深く打てるフォアハンド2

「深く打ってのバックアウトにビビッてしまって ・・・ 」

というのは

ぐりぐりのトップスピナーではないんでしょうね

たぶんフラットか、軽いトップスピン

そうすると

やみくもに振り切るのではなく

強さの調整が必要になりますね

大砲の仰角と、火薬の量

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火薬の量を受け持つのはスウィングスピード

具体的にいうと

振り抜いて、スウィングスピードを調整するのは

かなり難しいというか

無理

スウィングの大きさを規制する必要がある

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この直後にスウィングをやめるイメージが必要

この、「やめ加減」 が火薬の調整分

手首の角度を保ったまま

スウィングの力を抜かないで

「やめ加減」 を調整してみるといい

それなりのスピードで

深さの調整ができるようになる

それとついでだが

スウィングを振り切らないようにすると

アッパースウィングにならずに

仰角が抑えられるという要素も出てきてますます安定すると思う。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:08 | コメントは受け付けていません。

深く打てるフォアハンド

『stelliter』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  先生いつも楽しく、また参考にさせていただいております。
フォアハンドに関してですが、自分はいつもボールが浅くなってしまい、よく相手に攻め込まれます。おそらく深く打ってのバックアウトにビビッてしまって、とにかく浅くてもいいから相手コートに入れてラリーに持ち込み、ゲームをつくるという流れです。
比較的自分と同じくらいの相手までならそれでもそこそこ勝ちを拾えるのですが、格上相手となるとひどいスコアでボコボコにされます。
ボールの軌道を高くしてもっと深く打たないと攻め込まれるよというアドバイスをよくいただき自分でもわかってはいるのですが、なかなか改善されません。
なんとか深めに打てるようなコツはありますでしょうか。それとも今のままでも勝てる方法もあるものでしょうか。

stelliter より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

浅くなって困ること

なぜか皆さんフォアハンドのようですね

フォアハンドを深く打つための要件は

それなりの高さに向かって打ち出すことと

ちょうどいい強さに打つこと

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この2つですよね

ちなみに上の写真は明治の大砲

仰角をしっかり決め

203高地越えに、旅順港の軍艦に向けて打っているところです

 

さて、ちょうどいい高さに打ち出すコツは

ラケット面とスウィング方向です

 

ラケット面を保つために肩の関節を動かさない

内旋も外旋もしない

そのためには

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ラケット面が下向きにテイクバックしなくてはいけない

そうすればいつでも

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写真のようにラケット面が垂直にボールを捕えるので

正確な打ち出し角度で打てるわけです

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スウィング方向

このタテ成分の話ですが

トップスピンならかなりアッパースウィングだし

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フラットならほぼ水平に近くなるでしょう

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この段階でかなり安定度が出ますので

大砲の仰角が決まってきたようです

とりあえず

第1段階のレッスンは終了でしょうか。 テニス

 

第2段階は強さ調整、大砲なら火薬の量です。 射手座

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:30 | コメントは受け付けていません。

シングルス大会

1月14日(月)祝日

松原テニスクラブ横浜では

男子のオープンシングルス大会が行われた

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昨年までは、東戸塚松原テニススクールでやっていたが

新しいクラブの方が面数も多く使い勝手がいいので移動したのだ

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16名の定員で、4名づつの予選リーグを戦い

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各リーグ同順位のトーナメント

3位決定戦もあるので全員が

ノーアド、6ゲーム先取を、5試合づつと結構ハード

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激戦が各所に行われ

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ショット特にストロークのレベルは確実に上がっているようだ

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1位リーグの決勝はうちのクラブ同士の対戦

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若手の相ケ瀬さんが

サーブやフォアのスピードで藤井さんに挑んだ

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序盤競り合ったが

結局、ストローク力に優る藤井さんが

絶妙な試合運び

6-3で相ケ瀬さんを振り切って優勝した

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3位は中沢さん

表彰後、全員集合

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この後は恒例の松原レッスン

藤井さんはなぜスピードのあるフォアハンドを打てるのか?

バックハンドのコースが安定しているのはなぜか?

それをどのようにして実戦で使えるのかがテーマ

残念ながら

中身に集中しすぎて写真を忘れた

フォアの構え方とバックの手首

しっかり説明し皆さんに打ってもらった

皆さんが

実戦的なストロークを身に着けるきっかけにはなったと思う。 テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:46 | 1件のコメント

片手バックの感覚

『うどん県』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、片手打ちバックハンド波動砲について質問です。
フォワードスイングの前半で上半身を回転させながらもインパクトにかけて回転を止め、その止めた反動をつかってラケットを振りぬくと思います。
このとき、以前は腰の左側をボールにぶつけるつもりでひねっていたのですが、最近は腰の『右側』をボールにぶつけるつもりでひねると体の回転が抑えられて振り抜きが良くなったように思います。
松原コーチはバックハンドを打つときはどのようなイメージで振りぬいているか教えてもらえませんでしょうか。
よろしくお願いします。

うどん県 より

 

 

水瓶座  私の答えです

あけましておめでとうございます

そして質問、ありがとうございます

 

さて、右腰をぶつけるようにするとよかったとのことですが

右腰の上に右肩があるわけで

軸も意識しやすいのではないでしょうか

右足を突っ張ってブレーキをかけるようにして

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スウィング後半の加速を使えているのではないでしょうか

あなたのおっしゃる通りでしょうね

 

私の感覚はどうか

どのようなイメージで振りぬいているか、というと

ゆったり、大きく、ここから

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「ブウッ、ウーーン」

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といった感じです

 

片手バックの特徴はスウィングが大きく

時間もかかること

だからゆったり身体を使うことで

身体パワーを有効に、腕にラケットに伝えられること

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逆に

それでジャストミートさせるには

相当早めからの完璧な準備と完璧な位置取り

そして、完璧なタイミングが必要になるのです

だから

試合でそれをびったんこ、正確にやるのが難しい

自分のバックハンドに酔いしれるようになれるまで

いっぱい練習して熟練しなくてはいけないのでしょうね

 

ハイリスク、ハイリターンが片手バックの特徴でしょうか

でもハイリスクを負っても

得られるのは1点だけ

ちょっと損した気分

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両手使いの人を見ると

ギリギリのタイミングで安全に打てる(ような気がする)

正直、ずるいよなって思っちゃうのは

ないものねだりなのですが

かっこよく片手バックハンドのトップスピンを決められた時は

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グウっと、優越感に浸れるから、これはこれでいいのです。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:51 | 2件のコメント