前回のレオの非常識テニス⑥では、「サーブは打ち上げる」立場の理論は記載しました(次の図)が、
私の持論の「サーブは打ち下げる」立場の根拠は、感覚ベースでした。
その後、たまたま(自分が気になると、意外と情報が入るもので)、私の持論の根拠となりそうなことを見つけました。
それは、どんな人でも、立って、ラケットを上げれば、必ず、ネットの高さ(91.4センチ)よりは、かなり高い。
私であれば、身長165センチ+手を上げた高さ+ラケットのグリップからスィートスポットの長さ=約245センチ。
この高さ(私であれば、245センチ)から、平行にボールを打てば、91.4センチのネットのかなり上を通過して、サービスラインをオーバーします。
従い、サーブは打ち下ろしで打ったないと、サービスライン内に収まらないと。
もう1つ、私の感触ですが、ストロークでも同じことが言えます。コートでバンウドしたボールを打つ高さ(いわゆる打点)は、たぶん半分以上は、ネットよりも低いと思います。
スピン推奨派は、下から上へのスィングでボールを打てば、ネットの高いところを超え、回転で落ちて、ベースラインに収まると。これは、そのとおり打てれば、確かにミスはせず、威力あるボールが打てます。
しかし、スピンで打つのが意外と難しく、かかり過ぎるとネットし、すっぽ抜けるとアウトします。
フラットやスライスは、ネットより低いところが打点となることが多いですが、意外と打ち方は難しくなく、威力は別にして、ミスは少なくなると感じています。
以上の理論と感触が、「サーブは打ち下ろす」の根拠ですが、やはり、少数派と思います。
しかし、まあ、私は、1グリップで全てのショットを打つ等の非常識テニスですので、この少数派をきわめていきたいと思います。