今回の異色技術論は、クイックサーブです。(クイックサーブを打っている人も、ままいますが)
これも、高校の軟式テニス(およびそれ以前)にまで遡ります。
当時(今は知りませんが)の軟式テニスは完全に後衛と前衛が分割されていて、私は、前衛でした。
そして、軟式の前衛は、ネットプレーが90%以上で、あとはリターンだけでした。
つまり、サーブは全く打っていません。
さらに、小学生~中学生の、一般的に野球を経験する年頃に、野球経験がなく、ボールを投げる動作を経験してません。
(じゃあ、スポーツで何をやっていたかというと、小学生の時は卓球、中学生の時は陸上単距離でした。)
大学で硬式テニスに転向すると、まずはサーブが打てないと試合になりませんが、どうにも上手く打てませんでした。
左手とラケットを持つ右手を大きく回し、バンザイし、ラケットを背中に落とし、ボールを打ちにいっても、タイミングが合わず、サーブになりませんでした。
そこで、なるべくコンパクトに、動きを少なくすれば、タイミングが合うのではと、ラケットをいきなり肩に担ぎ、そこから打ちにいく、クイックにしたところ、上手くタイミングが取れました。
では、クイックサーブの短所と長所ですが、
短所は、スピードサーブが打ちにくい。ためが少ないので、力が集中しずらく、剛速球は難しいです。
(ロディックのような例外もいますが)
長所は、(アウトドアで)風や太陽から受ける影響を少なくすることが出来ます。
また、動きが少ないので、ミスをする確率も少ない(かなと思っています)。
さらに、レシーバーがクイックになれていなく、リターンのタイミングがとりずらく、ミスを誘いやすいと。
やや変則サーブですが、もうこれ以外では、サーブを打てなくなっている、私のクイックサーブです。