スライスは別に異色でもありませんが、私のテニスのなかでは、特色があるショットかなと思っています。
これも、やはりテニス(硬式)を始めた時がポイントで、当時のトッププロ(レーバー、ニューカム、ローズウォール等)は、皆、バックは、シングルハンドでした。
その中でも、ローズウォールのバックは、スライスで、その美しさから、憧れてしまい、真似をして、バクスラへと進みました。
その少し後に、コナーズ、ボルグ、エバート等の両手バックがテニス界を席巻しましたので、テニスを始める時期がもう少し後だったら、私のバクスラはなかったかもしれません。
で、いつもの短所と長所ですが、
短所は、
まず、高いバウンドのボールが打ちにくい。こればかりは、力が入らず、とりあえず返球するだけとなってしまいます。
次に、スピードが出ない(フラットやトップスピンに比べると)、コートの種類により、適度なバウンドになってしまう等があります。
長所は、
ボールが滑るので、コートの種類により、低い弾道となり、相手がタイミングが取りにくい。
次に、逆回転がかかっていて、ネット際でボールが軽く上昇します。これが、ネットプレイヤーのタイミングをずらし、ボレーミスを誘発します。
まあ、今更、両手では打てませんが、振り返ると、バクスラを選んで、私は正解だったと思います。