小松です。
今日はガットのお話です。
というのも、先日のスタッフ研修は、バボラの方を招いてのガットに関する研修でした。
研修の修了証です ジャン
ガットをどれにしていいのかよくわからない~ という方は、是非コーチにご相談ください。
もっと詳しい方は沢山いらっしゃいますが、、、
普段あまりガットのことを気にしていない方の為に、少しお話したいと思います。
ラケットの性能は、フレームが50%、ガットが50%です。
改めて考えると、ガットが半分を占めている割には、なんとなくテキトーにガットを選んでいる方も多いのではないかと思います。
せっかく良いラケットを買ったのにガットがテキトーではもったいない、、、
100%に近付けたいですよね。
そこで ガット選びが重要 なのです。
まず、張替の時期ですが「切れるまで張替ない」のはNO です。
週1回のレッスンで使っている人は、だいたい3カ月位が目安です。
ガットは強い力で引っ張られているので使っていなくても伸びてきます。
ボールを打てばなおさらです。
「1年前に張ったまま」なんて方、急いで張り替えましょう。
伸びたガットを使っていると肘に悪いですよ。
次にガットの種類です。
テニスはボールを飛ばしてなんぼです 反発性の高い簡単にボールを飛ばせるガットが良いですが、
人によって力やスイングが違うので、テンションや種類を選ばなくてはいけません。
テンションが低い(引っ張る力が弱い)とボールは飛びやすくなりますが、緩すぎて「ボヨ~ン」と飛んでしまうとコントロール性が悪くなります。
そこで、自分に合った「ベストテンション」を探します。
私などは、繊細な感覚を持ち合わせていないので、1つや2つテンションを変えてもよくわかりません。3つ変えるとさすがに「好き」か「嫌い」か感じます。
よくわからない人は思い切ってテンションを変えてみて、そこから少しずつ調整してみてください。
ガットが合わずアウトしてしまうのか、他に原因があるのか、コーチに相談してみてください。
また、夏の暑い時期と冬の寒い時期では同じテンションでもガットの固さやボールの飛びが変わるので、飛びが悪くなる冬には3つくらいテンションを落とした方が良いそうです。
そして、力が強かったり、スピンをかける人は、ガットが切れやすくなるので、
ガットを太くしたり、耐久性のある素材の物を選びます。「すぐ切れちゃう」という人は、打感だけでなく耐久性も考えなくてはいけないので大変ですね。
結局、どれにすれば良いの?
ということですが、やはり、ナチュラルガットと呼ばれる、牛の腸でできたガットが良いです。
VSやトニックがそれです。
他のガットに比べ、張った時の状態が長持ちするので、良い状態を維持できます。気持ちよく打てる時間が長いのですが、デメリットもあります。自然の物なので、水に濡れると伸びてしまう為、雨上がりの濡れたコートでは使えません。
性能が良い分値段も高いので、「そこまでお金はかけられない」とか、「使ったけど好きな感じではない」という人は、
シンセティックと呼ばれる合成繊維でできたガットを張ってください。
その中でも比較的やわらかめなエクセルやファイバープレミアム等はお薦めです。
「すぐ切れてしまった」という方はもっと固くて耐久性のあるブラストやハリケーンフィールがお薦めです。皆が「ポリ」と読んでいるもので「ポリエステル」の「ポリ」です。
ほんの少しですがガットのことわかっていただけましたか?
普段ガットを気にしていない方はこれを機会に、ガット選びとテンションにこだわってみてください。
「ガットはそうそう切れないな~」という方は、やわらかい、細いゲージのものから張ってみてください。
そして、ぜひぜひナチュラルも試してください。
トニック、エクセルパワー、エクセル、ファイバープレミアムの試打ラケットを用意していますので、ぜひお試しを。
この時期はテンションは緩めをお薦めします。
ちなみに、大森校長は
4月~11月
シングルス トニック35P、トニック&エクセルのハイブリッド38P
ダブルス トニック40P、トニック&エクセルのハイブリッド43P
12月~3月
シングルス トニック33P、トニック&エクセルのハイブリッド36P
ダブルス トニック38P、トニック&エクセルのハイブリッド42P
というように、季節だけでなく、プレーによっても調整しているそうです。