月別アーカイブ: 2014年11月

スプリットステップとは

『れねしす』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・・ ところで、重ねての質問なのですが、スプリットステップです。
なんかやたらとカウンターでエースをとられる。そこで、動画を確認したところ、相手がヒットした瞬間に空中にいるではありませんか。着地する頃にはすでにボールはこっちのコート。そりゃあ、エースをとられるわけです。
以前の記事のぴょんぴょんしていれば、出来るようになるといった趣旨の解説を読み、練習時から常にやらせてみたのですが、とくにかわらず・・。試合中、 (体力がないので)ずっとぴょんぴょんしてるわけにもいかず、相手の動きを見ながら、丁度いいタイミングを探ってはいるようですがなかなかうまくいかない ようです。
いいタイミングでスプリットステップができる人は、最初はかなりタイミングを意識して練習していたのしょうか?それともセンス?

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

どっちに打ってくるのかを判断するためにスプリットステップ

と思っている人が多いような気がします。

1411hantukamae

実は私

スタートするため、と考えています。

着地と同時に、どちらかにスタートする。

着地した時はどちらかにスタートの体勢になっているわけで

着地してからスタートの姿勢になるわけではありません。

着地のちょっと前に

左だ、という判断が下り

左に向けて走り出せるような体勢で着地

そのまま、左に向かって、スタート、となるわけです。

dtarokamae1409

普通、相手ボールがどちらに来るかは

ラケットから離れるボールの軌跡を見ればはっきりわかる。

1411gcnisikori

「よし、バック側だ」

 

もう少し慣れると

打球の雰囲気で

クロスなのか逆クロスなのかが

少し早目にわかるようになる。

 

もう少しすると

はっきりわかってからスタートしたのでは

取れないボールがあることに気が付く。

だから、フライングをする。

(だから逆を突かれることもあるのです)

 

だから最初のうちは

相手が打った瞬間は

空中にいても不思議はないのです。

打った途端にこちらに来るようなショットを打たれたのなら

取れませんが

たいていは、そんなに速いはずがありません。

 

相手がウィナーを打つのがわかるということも大事

その時に、相手をだましてでも取りたいのなら

ヤマを張ってフライングをする。

その時に大事なソフトウェアーは

「そうまでしてでも勝ちたいという心」

状況でコースがわかることもあるし

それまでのデータの蓄積で

コースが読めちゃう場合も多いのです。

そうまでして勝ちたい?

Henin14011fs

 

相手コースを読んで、取って、カウンターを取った快感。

それがあるなら

必死に相手を観察し、何としてもコースを読もうとする。

それとスタートするための着地。

自然に身に着けるのではないでしょうか。

 

教えられることは

スタートするための着地をすること

フライングをしても失格にはならないということ。

 

そしてうまくできたら褒めることくらいでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フットワーク, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:23 | 3件のコメント

打球時にイメージすること

『butchcoon』 からの特にフォアに関する質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも参考にさせていただいています。今回の東戸塚ダブルスでの先生のお写真を拝見して、本 当に先生長身な方なのですね、驚きました、ビッグサーブ・ビッグフォアなわけです(笑)。わたしも長身なほうでスピードを出すことに関してはあまり悩みは ありませんがやはりフォアハンドのコントロール(特に深さ、ネットを越えるときの高低のコントロールです)に本当に悩んでいます。自分のフォームを以前ビデオで確認してみたところ思ったより酷いという感じではないように思い(テイクバックの面の下向き、腕をひねらないなど)これは打つときの意識やイメー ジ、要するに精神的内面も大いに関係しているように思いました。先生に質問なのですがやはり上級者のかたや先生ご自身も打球時にターゲットや放物線の意識 などを明確に持っていらっしゃるのでしょうか。そしてやはりそれはキャリアや練習量をもってして培うしかないでしょうか?長文になりましたがどうぞ先生の ご意見お伺いしたいです、よろしくお願いいたします。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

若いころはビッグサーブだったこともありますが

今はビッグな人の普通のサーブです。

 

さて、打球時のイメージですが

3種類あると思います。

1つ目は自打球のイメージ

クロスに飛んでいく打球をイメージする

逆クロスに飛んでいくボールをイメージする。

シングルスコートに絵を描く。

もちろんダブルスもそうですが

ダブルスは単純にクロスの打ち合いが多くなるので

ストロークの場合ですが

私の中では、特にシングルスではっきりしています。

もしかしたらこれがシングルスプレーヤーとして

重要な資質なのかもしれません。

1411nisikori finis

2つ目は相手ボール、バウンドのイメージ。

我々はボールを見てそれをたたいていると思っていますが

実はボールが来るはずの線をイメージしている。

そして来るはずの空間をヒットする。

そしたら、その空間にたまたま本物のボールも

ジャストタイミングで入ってくる。

で、ジャストミートです。

Kei Nishikori

3つ目はボールに激突するラケット面のイメージ。

ボールを捕えたと感じ

ボールに食い込んでいくラケット面を常に感じています。

fede1409frg

これはラリー練習をしているときに

一番はっきりする。

ちゃんと捕まえていれば安心して打てるのです。

いったん捕まえて調子に乗れば

試合中にはバックグラウンドで

自動的に処理されているイメージだと思います。

 

さて、試合中、調子が出ていれば

1つ目の、自打球の線のみがイメージに浮かんでいる。

いくつかの選択肢から、一瞬にして、答えがひらめく。

そこへバシッ。

後の2つはバックグラウンドでの無意識実行。

 

これらのイメージは

練習したら、キャリアを積めばできるということではなく

いわゆる、「テニスセンスのある人」 なら

自然に無意識にやっていることで

本人は、そうであることすら気づいていないと思います。

もし、そこまでのセンスはないのであれば

意識して作ればいいのです。

 

練習中に相手打球をしっかりイメージする

自分の打球時にインパクト面でボールを

必要な角度で捕え、回転も感じること。

そして、ラリーでも、試合でも

空中を飛んでいく自打球をイメージするべきです。

 

初心者でも、これらを意識することで

上達は早まるでしょうし

うまく打てる人は

ボールを捕える感触などを

初心者の時から持っているにしても

意識して行うことで、さらに成果が得られやすくすると思います。

 

形も大事ですが

微妙な部分はすべて、このイメージの方が大切。

初心で、形が変でも、イメージができている人は

それほどのハードヒットでなければ

なんとなく、ボールが続くと思います。

そしてそれに形がついて来れば

ハードヒットしても、エラーしなくなるということだと思います。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 14:54 | 1件のコメント

だから引きも振り子

『ボールボーイ』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   フォアハンドの総集編ですね。
シンプルで分かりやすいです。

少し気になったのですが、フォアハンドでインパクトの形で構え、テイクバックでラケットが体の横に持っていくあたりまでにどうしても上腕を外旋してしまうのですが、このあたりを詳しく教えていただけませんか。よろしくお願いします。

ボールボーイ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

インパクトで垂直面を作るために

テイクバックでこうなるように引く。

h031411

ここへ、腕をひねらずに、内旋外旋をせずに引くために

振り子で引く。

hurikofor1411

そしてそのための構え方がこう。

dtarokamae1409

純粋に振り子で引いて

振り子で打てば

インパクトのラケット面は垂直になり

ラケット面は安定して使える。

だけど

打点の高さの変化に対応するためにはちょっと不便

だから、黄色線のように丸め

後ろでループスウィングにする。

jituyou1411

振り子のラケット面を使いつつ

凹型に、なおかつ外旋しないように引くのだ。

 

さて、砂入人工芝のクラブプレーヤーならこれでいいのだが

男子プロは現代テニスの高い打点に対応しなくてはならない。

だから、脇を開け、構えを高くし、ラケット自体を立て気味にして

1411ftb

面を外に向けていくように

じゃっかん、凹型の黄色線で引き

h031411

のように、低いところからと同様な面の向きに引く。

これが、現代的なフォアの肝。

これ以外のところは少しは妥協できても

ここだけは絶対に妥協できない、肝心かなめ。

 

よく、たった一つだけだから、見なかったことにして

という人もよくいるが

とにかくここが肝、これだけはダーメ !!!

 

さて、どちらの場合も

赤い線のように外旋させて

凸型に引けば、手早くていいのだが

1411ngtb2

こうなってしまい

振り出すところから

面をかぶせながら、内旋させていくしかなくなる。

これでは、フォアを安定させることは不可能。

 

いや、男子プロでたった一人

(女子ではちょくちょく見かける)

デルポトロだけは高い打点からぶったたくときにやっている。

デルポトロ並みのスウィングスピードと

世界1のテニスセンスに自信のある人は

試してみてもいい鴨。

もっとも、デルポトロ

普通にトップスピンをかけたラリーの時は

なぜか、面が下向きになるように引いているが ・・・   テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:16 | 1件のコメント

フラットになっちゃう

『れねしす』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントのほぼ全文です。

 

カラオケ   ・・・ 普段の練習では、回転がしっかりかかったサーブ(トップスライスサーブかな?)を打てているのですが、試合になるとフラットサービスになってしまいます。
そこで、動画を確認してみると、
普段のスイングは、ボールをうしろから叩くわけでなく、審判台の方向にエッジから抜けていきインパクトをむかえているのに対し、試合では、スイング方向は 同じなのですが、面がかえるのが早く、真後ろからボールをたたき、ボールは無回転でかなり右斜めに方向に飛んでいきます。そして、右にいくのを防ごうとし てなのか、トスがどんどん頭の後ろ方向になり(バックハンド方向)、身体をひん曲げてひどいフォームで打ってます。
試合で一度こうなると、トスの位置も戻して、エッジ方向からはいるように注意してもなかなか元にもどらなくなってしまいます。
ラケットダウン後の振り出し自体は悪くないんです。ただ、面がかえるのが早いんです。意識してはいるようですが、直りません。なんかいいアドバイスはありませんか。

また、トスがすごく不安定です。「手首や肘を使ってあげない」とか「ボールを握らない」とか、よくあるアドバイスどおりはやっているのですが、全然上手になりません。頭の後方によくいってしまいます。これもコツはありませか。  ・・・

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

先日のトスの話は読んでいただけたと思います。

意外に単純にあげればいいと思いますが

身体の他の部分の動きの影響が大きいという話でした。

 

トス以外でも

サーブはひまがあるので色々なことがしやすい

だから身体全体を使おうとする。

ところが試合になると

練習ほどスムーズに身体が動かないという事ではないでしょうか。

 

で、いったんぎこちなくなると

というか、すでにぎこちない

ドツボにはまっているわけですね。

 

一発割り切って、簡単にしましょう。

左手でトスを上げ

右手のラケットでぶん殴る

その右手もワインドアップなし

cimg4885

最初からここに置いておく

後はラケットを下げて、上げるだけ。

ひざの屈伸なし

体重移動も極力しない。

せいぜい、横向きの身体が前向きになる程度。

 

腕はリラックスしようとしても

ドツボはまり状態だと、強張ってできない。

ならば、力んで固めちゃいましょう

そうすれば練習も試合も一緒。

 

それでも、面が回内してフラットになるなら

もっと薄く持って

回内してしまっても、薄く当たるようにしたらどうですか。

raf1302sr1

トスが後ろに行っちゃう話は

まず、先日のトスの話をよく読んでください。

次に、リリースの位置

腕を振り上げるときの手の動きは円運動

腕が水平になった時が垂直に動く時

だから、そこで離す。

tssr1120

心配して高いところまでついていけば

後ろへ投げちゃいます

きれいに離すのではなくパッと行きましょう。

 

 

実は今日話したやり方と真逆なやり方もあるのですが

それはまたいずれ。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:09 | 2件のコメント

東戸塚校ダブルス大会

今日は9時から

東戸塚松原テニススクールのダブルス大会だった。

参加資格はスクール生かスクール生OB

8ペアーの予定が6ペアーと少し減ったが

その代り、6ペアーの総当たり

全員5セットづつのちょっとハードなスケジュールになった。

 

うちのスクールらしく

トップスピンのハードヒッターが多い。

激しい打ち合いが展開され

全勝のいない激戦の中、4勝1敗で優勝したのは

オールラウンドなプレーのお二人

磯部さん、粕田さんのペアー。

CIMG8066

3勝2敗が2ペアーいたが

得失ゲーム数の差で

2位が、穂積さん親子ペアー

CIMG8068

3位に、山口さん、末永さんのペアーとなった。

CIMG8069

表彰式後、全員集合

CIMG8072

まだ皆さん元気なので

私の特別レッスンを行った。

CIMG8084

サーブの強化を目的に

ラケット面の作り方。

CIMG8075

作るというよりも

最初から作って動かすなということなのだが

そうすれば間違いが大幅に減るということ。

 

次は下半身から腕の振りへ

パワーを有効に伝えること、そのやり方。

CIMG8077

下半身がゆっくりと伸び、それが終わってから腕、ということなのだ。

 

そして最後に

スピンサーバーのフォアサイドでの向スタンス

スライスサーバのバックサイドでのスタンス。

CIMG8080

特に難しい内容ではないので

みなさんしっかりイメージでき

生きのいいサーブをしっかり打ち込めるようになってきた。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 15:29 | 2件のコメント

インサイドアウトはある?

現代スウィングについての感想を、『hiyopapa』 さんから頂きました。

以下がそのコメントの気になった部分です。

 

カラオケ  ・・・ それと、以前古典的なスイングと現代的なスイング、どちらが難しいかという話になりましたが、スイング自体は現代的な方がカンタンだとやはり思います。実際、ボールをぶっ叩けるようになってきました。
しかし、打点と言う話になると現代的な方は面が変化する上、アウトサイドインで左右にも面が変わるためまさに一点。
対して古典的な方は面を維持、インサイドアウトの直線的なスイングなので打点の前後左右のブレが調整しやすいように思います。  ・・・

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座  私の考えです。

確かに古典的なスウィングの方が

ラケット面の動きは

体重移動で押す分だけ、ほんの少し、直線的です。

 

しかし、どちらも基本的に肩を中心に円運動させる以上

しかも打点を上体の横より前に取るのであれば

forswing140221

インサイドアウトのスウィングというのは

うんと低い打点のサイドスピンショット以外に

(手前から向こうへ、ブーメラン・スネークというやつ)

気分的、感覚的以外にはありえません。

 

面の向きが変わることの懸念もおっしゃってましたが

インパクトのタイミングは

基本的に1点しかありませんし

どちらの打ち方でも

それを感じ、その時の面の向きも感じているはずです。

1411nisikorifor

それと

ラケット面を動かして当てる方が

動かさずに当てるよりはるかにやさしい。

直線的に当たるには

完璧な位置の、完璧な高さのテイクバックが必要で

そこから完璧に

打点にまっすぐ出さなくてはならないのです。

つまり調整しろがない。

そよ風が吹いただけでミスが出ます。

球出しや、壁打ちのような一定の練習ではなく

1発勝負の試合ではとても考えられないのです。

 

アウトサイドインに動くとか

トップスピンで下からとか

1411nisifshippari

アンダースピンで上からとか

1408fedss

走りながら打つとか

 

そんなふうに振った方が

合わせしろがあって

現実のテニスコート上では

はるかにやさしいと、わたしは思っています。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:22 | 3件のコメント

トスの不安定原因

『いのりん』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつもブログを拝見しております。

サーブのトスについて教えていただきたいのですが、なかなか安定しない理由として、ボールの持ち方やリリースポイントの高さ以外にも何か原因があるのでしょうか。
自分なりに考えてみたところ、後ろ足から前足への体重移動とトスを上げるタイミングが関係しているのかなと思いました。

後ろ足に体重がかかっている時点でトスを上げるのか、後ろ足から前足に体重移動しながら上げるのか、あるいは前足に移った
時点で上げるのか、色々考えています。

ご指導のほどお願いいたします。

いのりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

持ち方の話も

指先でとか、コップのようにとかよく見かけますが

男子プロはほとんどみんなこんな感じ。

CIMG5416b

ただ、わしづかみで握っています。

ちょっと指先気味かもしれませんが

で、手はちょっと横向き。

 

腕をまっすぐひねらないで上にあげるのはけっこう難しい。

哺乳類の前足は基本的にO脚で

走る時に、前に出す時は外旋

降ろす時は内旋するようにできているのではないでしょうか。

141120inumaeasi

(うーん大胆な仮説、いや動物界では常識?)

前足を掻き込むようにして駆動する。

これは4本足での走り方の話ですが

そういえば

昔、マイケル・チャンは

遠いボールを追いかけるときにこうやって

両前足で空を蹴っていました。

陸上競技でも

141121maeasi

右手は内旋、回内

左手は外旋、回外。

 

だから、外旋しながらトスを上げるのが自然

手のひらを水平には保てない

だから、プロは少し横向きに持つのかもしれません。

suzukitakao tos

そして、自然に外旋しながら上げる。

リリースの時の手の平は上向きに

tssr1120

身体を動かさないで

トスだけ上げれば

手の平がまっすぐ上を向いていてもできますよね。

でも一旦、他の身体の動きがあると

本来の身体の動き、4足歩行動物のメカニズムが

体内から、起き上がって来るのかもしれません。

もし、野生の魂が起き上がってくるようなら

横向き持ち、外旋上げ

試してみたらどうでしょうか。

 

もしこれでだめだったら次の策

野生を起こさないよう

身体の動きも右腕のワインドアップも止め

トスだけやる。

その後で体重移動も右腕の動きも開始する。

トス苦手の代表プロ

アンナ・クルニコワがそうやっていましたね。

 

それでもだめなら

松原さん採用、最後の策

テニス歴50年にしてたどりつきました。

「トスなんて所詮、安定しないもの」

と達観したらどうでしょう。

いやはや、私もだいぶ人間ができてきたようです。   テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:23 | 1件のコメント

フォアの振り子はなぜ?

さて、フォアハンドの基本形

基本スウィングの総集編

このところのいくつかの質問に対しての

 

水瓶座   私の答えです。

振り子のスウィング、その理屈は

力の話と形の話からなっています。

 

振り子に逆らわないように

そのパワーを利用するというのは

力の弱い、女子供の世界ではとても重要な話です。

振り子を使うことで

それほどのパワーを使わなくても最低限のボールが打てます。

男性でも左手で打ってみれば

意外に、加速のための力加減がわからないで戸惑うものです。

 

右腕で打つときでも

腕力だけでなく

振り子やその前の慣性力をうまく利用していたことに

気が付くかもしれません。

もちろん男子プロ、特に厚めのグリップの選手は

振り子より腕力の方がものを言っていることは間違いありません。

そんなわけで

振り子パワーも無視できないと思いますよ。

 

そして、これが片手バックだと

明らかに振り子が存在を主張してきますし

男子プロの両手バックでは

ほとんど、存在感がないのはもちろんです。

 

それと、面の安定性

薄いグリップですと急加速は

ラケットヘッドの遅れが面の向きに影響してしまう。

それを抑えるためにも

振り子、そのテンポ感を利用し

なめらかに振り出したいのです。

 

次に面の作り方、2つ目の形論の方です。

hurikofor1411

ラケット面は上の写真のように使います。

腕をひねらない

自然にインパクトで垂直面になる形で構え

dtarokamae1409

内旋も、外旋も、回内も、回外も使わないで

引いて行き、振りだしていけば

ほとんど、間違う要素がなくなるということです。

そうすると、紺色のラケット面の動き

引いたときは下向きになるし

それが徐々に上向き方向に変化して

インパクトで自然に垂直面になるよ

というお話です。

1409nisikoritsfr

もちろん途中で手首の形を変えなければということで

勢いづけに途中で手首の返しを入れたりすれば

それなりの変化の仕方をします。

あくまでも模式的ですが

実際にプロはこれをベースに、安定して打っているのです。

 

さて、真上から見るとこちらは円形のスウィングになります。

forswing140221

打球方向から見て

上体からの距離は打点の少し前から

ラケットヘッドが上体の真横に来た辺で

一番遠くなります。

だからそれ以降は

当然、アウトサイドインのスウィング。

腕は引っ張る方向で

赤矢印方向に手の位置を動かせば

細かいことを言うと

遠心力、緑矢印とも戦うので

紺矢印の方に力を入れると

ラケットヘッドがしっかり走るのです。

kmhammar1408

インパクト後に最高スピードを出すつもりでいると

左側に引っ張ることになり

インパクト前から引っ張り始め

結果、一番強く打てるのはこのせいだと思います。

 

もちろん腕を引っ張って縮め

回転半径を小さくすれば

さらに加速しますが

そこまでいかなくても

インサイドアウトを意識して

腕を伸ばしていくよりは

伸びないだけでも

減速要素がない分、相対的に強く打てるということです。  テニス

 

そうそう、もちろん、ワイパースウィングです。

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:37 | 2件のコメント

印西の女子ダブルス

11月17日月曜日、松原テニスクラブ印西

月例の女子ダブルス大会が開催された。

実はわたし

神奈川県テニス事業協会の公式行事、研修旅行というのに重なり

今回は皆さんのプレーを見ることができなかった。

よって、結果のみのご報告。

参加は8ペアー、16名の皆さん。

CIMG0267

まず、4ペアーずつに分かれて予選リーグを行い

その成績でシードを決め

決勝トーナメントは全員参加、8ペアーで。

最低でも、5試合

決勝戦出場組は6試合のハードな日程。

CIMG0268

優勝は、工藤さん、朝来野さんのペアー

準優勝は、酒々井ローンテニスクラブの

清水さん、池田さんのペアーとなった。

 

皆さんお疲れ様でした。

 

さて、次回は12月22日の月曜日

この日は私もいるはずなので

初めて試合にチャレンジしたい方

Cレベルにランクアップを狙っている方

もちろん、あこがれの松原コーチの顔を見たいだけの方でもOK

ぜひ参加してほしい。

要項はうちのHPのこちらにある

松原テニスクラブ印西まで、お電話でお申込みください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 15:09 | コメントは受け付けていません。

アウトサイドイン

『momotaro』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの質問前半です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
いつも参考にさせていただいています。
質問その1
>何度も参加している方も多いし
レベルも高いが
テイクバックの面がしっかり下向きになっていない人が
実は、全員だった。

ということは、テイクバックの面をしっかり下向きにするということは、難しい技術ということなのでしょうか。

質問その2
フォアハンドは、アウトサイドインのスウィングということですが、松原コーチの動画を見ると、バックスウィングからヒットポイントまでは、インサイドアウ トのスウィング。ヒットポイントからフィニッシュまでが、アウトサイドインに見えます。実は私のコーチは、インサイドアウトに打てと教えていて、その様に 打つとボールの回転が良いように感じています。
アウトサイドインのスイングとは、ヒットポイント以降の話なのでしょうか。

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

トミーの参加者のラケット面の話ですね。

面を下向きになるように引くというのは

別に難しいことではありませんし

当日も、私のアドバイスですぐに治りました。

1411nisikoriftb

ですが、もともとの癖があり

それが染み付いちゃっているほどの人は

本人が直すつもりで

意識して打っていないと

自然に、元の癖のように戻ってしまうということです。

そして1か月後に同じ話になります。

ですが毎月、徐々にですが治っているのです。

 

 

質問2ですが

forswing140619

スウィングを模式的に真上から見た絵です。

打点を前に取ると

インパクト付近では

ラケット面の位置も打球方向に対し

赤矢印のように、右側から左側に

つまりアウトからインに入っていくということです。

 

その時に

手の位置は、オレンジ矢印の方向に動きます。

つまり

この方向にしか振りようがないわけで

打点が前なら

インパクト付近で、当然、アウトからインに振られます。

 

図のように、上から見て、円運動をしていると

打球方向の線から見れば

スウィング前半は、インからアウトへ

後半はアウトからイン、ということになります。

 

ただし、感覚としては

ラケット面の動きを感じていると

打球方向に押す感覚があるというのも本当です。

私もそれを感じて打っています。

140711djousiro

ですが腕は、手の位置は左に引っ張り込むのです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:57 | 4件のコメント