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昨日行われたＵＳオープン女子準決勝でセリーナ・ウィリアムズは、エカテリーナ・マカロワをストレートで一蹴して自身２２回目のグランドスラムの決勝戦へ進出しました。日曜日に行われる女子決勝では、カロリーン・ウォズニアキと１８回目のグランドスラム優勝を懸けて対戦します。
そのウォズニアキはペン・シュアイと対戦したんだけど、第１セットを接戦で落としたペン・シュアイは第２セット中盤で足に痙攣を起こしてしまって動けなくなってしまいましたね。
一度はコートに戻った彼女だけどまたすぐに倒れ込んでしまいました。その時は試合続行が不可能と判断して無念の途中棄権でウォズニアキに勝利が転がり込みました。
ペン・シュアイは泣きながら車椅子で運ばれてコートを去って行きましたね。最後は気分も悪そうで、重い熱中症になってしまっていたようですね。現代テニスの過酷さを見た気がしました。
セリーナはこの勝ち上がりで、 シーズン最後に行われるツアー最終戦への出場権を獲得しました。シーズン獲得ポイントの上位８人にしか与えられないこの出場権。セリーナはそれへ一番乗りを果たしました。
そしてその最終戦は今年からシンガポールで開催されます。
「ツアー最終戦は正しくシーズンの目標です。こうしてまたその大会へ戻って連覇を目指せる事に興奮しています。」と語るセリーナは、２０１２年、２０１３年とこれまで２連覇中で、今年は３連覇を狙うの。
「シンガポールへ行く事を楽しみにしているし、世界でも最高の選手達との対戦を楽しみにしています。」って意気込みを語ってました。
日曜日に行われる女子決勝戦、セリーナはウォズニアキ相手にその強さを見せ付けてくれるのかしら？
そして何と言っても日本時間の今夜午前１時から行われる男子シングルス準決勝が待ちきれませんね。第１０シードの錦織圭選手が世界ランク１位で第１シードのノヴァーク・ジョコビッチと決勝進出を懸けて戦います。
これまでの対戦成績は１勝１敗と互角。このＵＳオープンへ入るまではジョコビッチは前哨戦ではあまり勝てなかったのよね。結婚式も挙げてちょっと本来の調子じゃないのかなって思っていたら、やっぱりこのグランドスラムの大舞台ではその実力をしっかり発揮して勝ち上がって来ました。
でも錦織選手も直前に足の手術を受けて前哨戦は全てキャンセル。出場自体も危ぶまれていたのに、いざ試合を始めたら何と絶好調！そしてここまでの２試合は４時間を越えるフルセットマッチをしっかり勝ちきって、怪我の不安を払拭してくれましたね。
現地ニューヨークのメディアでは、そのマラソンマッチの勝ち上がりから「マラソン・マン錦織」って表題が付く彼の記事があるほど話題になっているのよね。
夢の決勝の舞台へ、そして夢の優勝へって思っていたけど、決勝の舞台も優勝もここまで来たらもう夢の話ではなくなりました。この勢いでジョコビッチを撃破してタイトル獲得を目指してもらいましょう！
