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USオープン2015の女子シングルスでは、全世界の注目を集めたセリーナ・ウィリアムズだったけど、まさかまさかの敗戦を喫してしまいましたね。
1988年のシュテフィ・グラフさん以来となる年間グランドスラムの達成まであと2つと迫って迎えた準決勝。しかも対戦相手はノーシードから勝ち上がって、これまで一度も負けたことのないロベルタ・ビンチだったの。
誰もがセリーナの勝利を確信していたかのような試合でした。しかしセリーナ本人がプレッシャーは感じていないって言葉では語っていたかも知れないけど、実際はそれとはかけ離れたものとなってしまいましたね。
もちろん、ビンチも良いプレーをしていなければこんな番狂わせは起こせなかったのは確か。どんなボールにも食らい付いてセリーナのコートへボールを返し続けたのよね。
でもそんな状況はセリーナだけじゃなかったの。グランドスラムのタイトルを熱望している世界ランク2位で第2シードのシモーナ・ハレプもフラビア・ペネッタとの準決勝では、ハレプらしからぬプレーでペネッタに完敗を喫してしまったの。
そしてテニス史上もちろん初めてとなるペネッタとビンチの決勝戦と言うイタリア人同士の決勝戦が現実のものとなったの。
女子決勝戦のチケットは大暴落してしまったらしいけど、その決勝戦が終わったあとの二人の姿は、本来の長年の友人に戻っていてとても清々しいもので、見ていてとっても微笑ましかったですね。
そして何より驚いたのは、優勝スピーチでペネッタは驚きの引退宣言をしたこと。彼女曰く、このUSオープンの1ヶ月前に決めていたと言うから、コーチなどの自分のチームもそれは知っていたんじゃないかしら。もしかしたら、ビンチもね。
そうなると今回の優勝は、誰もが夢に見るような引退への最高の花道になりましたね。プロテニス人生の最後の最後でグランドスラム優勝を手にするだなんて!
優勝したペネッタには、多くの現役選手、そして引退したかつてのプレーヤーからツイッターを通してお祝いのメッセージが送られていました。
その中には辛い敗戦を喫したセリーナからのものもあったの。「おめでとう、あなたが勝って私も嬉しいわ。あたなたは優勝に値する選手。そしてこれからの人生を思っても幸せな気持ちよ。あなたのスマイルがツアーからなくなってしまうのを寂しく思うわ。」
まだ敗戦の痛手から気持ちの整理がきっと出来てはいないかも知れないけど、こうして勝者を称えるセリーナも素晴らしい女性よね。
ペネッタは「今後はアジア・シーズンの武漢大会と北京大会に出場する予定です。スケジュールはこれまで通りで変更するつもりはありません。」と、あと2大会でテニス人生に幕を降ろす事を明かしたペネッタ。
でも今回の優勝で、ツアー最終戦への今季獲得したポイント・レースで一気に6位へと浮上するペネッタ。上位8選手にしか出場権が与えられない最終戦だけど、その最終戦への出場の可能性を問われると、「それはもちろん出場するわ。もし出場権を獲得できたらね。」と、もう1大会加わる可能性を示唆していました。
キャリア最後のシーズンを最終戦で終わらせて欲しいわね。いずれにせよ、おめでとうペネッタ。そして素晴らしい大会を送ったビンチにも拍手を送りたいですね。
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そしてツアー最終戦と言えば、9月8日のブログでロジャー・フェデラーが今季のツアー最終戦への出場権を獲得し、ノヴァーク・ジョコビッチ、アンディ・マレーに続く3人目の選手になったのをお伝えしたけど、そのフェデラーと準決勝で対戦したスタン・ワウリンカも、このUSオープンでの準決勝進出を決めた時点で最終戦への出場権を獲得しました。
男子ツアー最終戦は、そのシーズンの獲得ポイントの上位8選手に出場権が与えられるもの。ワウリンカは4人目の選手となり、残る切符はあと4枚となりました。
ワウリンカはこれで3年連続の出場となります。
ツアー最終戦へのポイント・レースでは、現在ワウリンカの次に錦織圭選手、トマス・ベルディヒ、ラファエル・ナダル、ダビド・フェレールが続いてます。USオープンで錦織選手は1回戦敗退を喫してしまったので、来週発表の最新のポイント・レースではベルディヒに抜かれてしまうけど、それでも6位に位置しているはず。
錦織選手も今回の敗戦でかなり気持ちが落胆してしまったらしいけど、まだまだテニス人生は続きます。何とかまた気持ちを持ち直して、2年連続となる最終戦への出場も果たして欲しいわね。