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オーストラリア・テニス界のレジェンドであるジョン・ニューコム氏が、最近お騒がせのニック・キリオスに対して、自身の見解を語っていたの。もちろんそれは、もっと他の選手達と仲良くやりなさいって言うもの。
キリオスは8月にカナダはモントリオールで行われたマスターズ大会で、スタン・ワウリンカと対戦した時に、ワウリンカに対して交際中の女子選手の事で侮辱的な発言を試合中に発した事で、テニス界のみならず世間から批難を浴びてしまい、ATPからも罰金などの処分が下されていたの。
ニューコム氏は、1970年代前半にあったイリー・ナスターゼ氏が他の選手達と不仲だった時期を思い出して語っているの。あの頃、世界のトップで活躍していたナスターゼ氏が傲慢な態度を取っていたために、多くの選手は彼と会話を交わさなかった時期があったんだとか。
「1972年から1973年にナスターゼが大活躍していた時を思い返しているのです。彼はあの時、良からぬ態度を取っていたために、他の選手達からロッカールームなどでは約1年ほど仲間外れにされていたのです。誰も彼と話をしませんでした。そして彼は態度を改める必要に迫られたのです。」
「あの頃は、多くのオーストラリア人選手やアメリカ人選手が世界のトップにいました。イリー(ナスターゼ)は皆と冗談を言ったりしたかったようだが、彼が近づいて来て話しかけると、皆は“どっかへ行け!”と言っていたのです。誰も彼の事を気にする者はいませんでした。彼が自分の態度を改めるまではね。」
キリオスもその後、自分の行いに対して謝罪していたけど、ワウリンカとの試合で勝利を飾ってからは、3試合連続で負けていて、USオープンの1回戦でもアンディ・マレーと対戦と、ドロー運にも恵まれず初戦敗退を喫していて、まだワウリンカ戦以降勝利を飾ってはいないの。
先日行われた男子国別対抗戦のデビスカップでも、モントリオールでの事件を受けてオーストラリア代表から外されてしまったのよね。
ニューコム氏は、キリオスと個人的には面識はないらしいんだけど、7度のグランドスラム優勝を持ち、世界ランク1位にも上り詰めたニューコム氏曰く、キリオスはもっと成長しなければならないって思っているようね。
「もし彼が今後もプロとしてテニスを続けるのなら、そしてそんな態度を続けるのなら、それは彼に取って全く良いものではないはずです。他の選手への尊敬の気持ちはとても大切なものです。フェデラーやナダル、ジョコビッチなどは、テニスに対して悪いイメージを与えるようなトラブルがあれば、それを好意的には思わないはずです。キリオスもそれに気付いてもっと勉強するべきなのです。」
って、自身の過去の経験を踏まえてキリオスへ助言していたわ。でも、ナスターゼ氏と他の選手の間にそんな事があったなんて、知らなかったわ。
ちょっと前までは、バーナード・トミックがあれこれ騒動を起こしてバッドボーイと言われていたけど、今度はキリオス。オーストラリアの若手が次々と騒動を起こしてしまって、オーストラリア・テニス協会も頭を痛めているんじゃないかしら?今後の若手への指導方法も考え直さないとならないかもね。
それにはまずトミックやキリオスがナスターゼ氏のように、自分の行いを改めてくれると良いんだけど。才能のある選手だし、今後の成長に期待しましょう!
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そして、女子世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズが先週2つのお祝いをしていたの。
1つは、9月24日の木曜日が彼女がプロになってちょうど20周年だったの。そして26日の土曜日は、彼女の34回目の誕生日だったのよね。
おめでとう、セリーナ!
そして今日発表の最新の世界ランクでも1位にいるセリーナは、これで260週1位にいることになり、これはクリス・エバートさんに並んで歴代3位タイの記録となりました。
もちろん、彼女は来週も1位を継続する事が確定してるので、来週の月曜日には261週になり、単独での歴代3位へと浮上します。
次の目標は歴代2位のマルチナ・ナブラチロワさんの332週ね。あと72週か・・・それには、再来年の2月まで1位でいる必要があるわけで、かなり先の事になりそうね!
セリーナならそこまで1位でいるかも知れないわね。
そしてもっと先を言うならば、歴代1位のシュテフィ・グラフさんは、ナブラチロワさんより45週長い377週なの。かなり厳しくなりそうだけど、セリーナ自身の記録はどこまで続くかしらね?