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１０月２７日 から２９日にかけて、メキシコはモンテレーで行われた男子シニア・ツアーのＡＴＰチャンピオンズ・ツアーのモンテレー・オープンは、２９日に行われた決勝戦でピート・サンプラスがジョン・マッケンローを6-3, 7-6 (7-2)のストレートで下して優勝しました。
６選手によるトーナメント形式で行われた今大会、第１シードのサンプラスと第２シードのマッケンローは１回戦（準々決勝）が免除されていて準決勝からの登場だったの。
その他、トーマス・エンクヴィスト、トーマス・ムスター、マッツ・ビランデル、アンリ・ルコントが１回戦を行いました。
初日の２７日、第１試合ではエンクヴィストがムスターを6-4, 7-6 (7-5)で下して準決勝進出を決めました。第２試合では、ビランデルがルコントを6-4, 2-0とリードしたところで、ルコントがハムストリングの怪我から途中棄権を申し入れてビランデルが準決勝進出を決めました。
２８日に行われた準決勝では、サンプラスがエンクヴィストを7-6 (7-2), 7-6(7-5)で、マッケンローがビランデルを6-3 6-4のストレートで下して決勝進出を決めました。
２９日には決勝戦に加えて３位決定戦も行われ、エンクヴィストがビランデルを6-4, 6-4で下してました。
４４歳のサンプラスは「ジョン（マッケンロー）との対戦はいつも楽しみでなりません。子供の頃からのアイドルでした。彼は５６歳にして未だにこのレベルでプレーしている事は本当に素晴らしいし、とても競争心も高く、動きやショットもまだまだ鋭い物を見せてくれています。」ってサンプラスはマッケンローを称賛してました。そして「ここモンテレーも最高で、観客もとても熱心でテニスに前向きな姿勢を持っています。」と、詰め掛けた観客へも言葉をかけてました。
「我々が良い影響を与えられたらと願います。もう絶頂期はとっくに過ぎてしまってはいますが、まだ良いプレーを見せてあげられたと思っています。それを見て、子供達がテニスをしたいと思ってもらえたらと願います。ジョンと自分がこうしてここにいる事で、メキシコではそれほど盛んではないテニスがちょっとでも広がってくれる切っ掛けになってくらたらと思います。」ってサンプラスは自身の思いも加えてました。
マッケンローは「ピートはこれまで対戦した中でも最もタフな相手だと思う。ヒートアップしてくれる観客の前でプレーする時は、そんな観客のためにテニスをしたいと思っているんだ。」と、試合中の気持ちを語ってましたね。
ＡＴＰチャンピオンズ・ツアー第５戦の今大会の後は、第６戦がイタリアはヴェローナとモデナで１１月２０日から２２日に、そして今季最終戦は１２月２日から６日にイギリスはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われて今季のシニア・ツアーが終了します。
その試合もまたお伝えしますね！
