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日本時間の今日午後に行われたBNPパリバ・オープン女子準決勝。二十歳の大坂なおみ選手は世界ランク1位で第1シードのシモナ・ハレプを圧倒して決勝戦へ進出しました。
大坂選手のプレーは、ここまでの試合と比べても際立って良かったとは感じられなかったけど、何が違ったかってハレプ。
第1セット途中からハレプは精神的なダメージを受けたように感じました。そこからミスの連発でほとんどゲームが取れませんでした。
それは第1セットの第7ゲームだったか第8ゲームだったか。
ハレプが打ったショットがネットにあたり大坂選手のコートへ。それを、大坂選手が走って何とか拾うとそのままネットへ出なければならないシチュエーション。
大坂選手と言えば、ベースラインからのパワフルなサーブやストロークには定評があるけど、ネットプレー、特にボレーに関してはちょっとお粗末なところがあるのは良く知られているし、ハレプもそれは認識していたはず。
そして思わぬ形でネットへ出ざるを得なかった大坂選手だったから、ハレプは「しめた」と思ったはずだし、見ていたPinkyも「あ、やられる!」って思ったの。
そしてハレプは、オープン・スペースにパッシング・ショットを打ったんだけど、何と大坂選手は素早い動きでボールの方向へと動くと、ボレーではなくバックハンドのドライブボレーでハレプのコートにボールを叩き込んだの!
ネット際での俊敏な動きに対する驚きと、ハレプのパッシング・ショットをドライブボレーで叩き込んだのは想像を遥かに越えるプレーでした。
そしてハレプもその場に立ち尽くしていたの。全豪オープンで戦った時の大坂選手とは違うとハレプが痛感させられた瞬間だったんじゃないかしら。
その辺りからハレプのリズムがみるみる崩れてしまったのよね。精神的なダメージが大きかったはず。
第1セットを先取しながらも大坂選手はセット間にオンコート・コーチングを要求したの。これまでの試合でウィナーになっていたラインを捕らえるショットがアウトしたりネットしたりで、大坂選手自身はもしかしたらこの日のプレーにはそれほどしっくり来ていなかったのかも。
それでもコーチから、コートではネガティブなことは一切忘れるんだって言われると笑顔になった大坂選手。会話中もコーチは終始笑顔で大坂選手を盛り上げてました。そんな指導方針が大坂選手には合っているみたいね。
決勝戦では、ヴィーナス・ウィリアムズとの接戦を制した二十歳のダリア・カサトキナと対戦。二十歳同士の決勝戦となります。
カサトキナはこの勝ち上がりで大会明けのランキングで11位が確定。優勝すると9位へ上昇しトップ10入り。一方の大坂選手はここまでの勝ち上がりで26位へ上昇。優勝すると22位へ上昇します。
大坂選手もカサトキナももちろん自身初のビッグ・タイトル。どんな二十歳の戦いになるかしらね。
そして男子ではベスト4が出揃いましたね。
ロジャー・フェデラーは、好調のチョン・ヒヨンを下したけど、第1セットを取ったのは大きかった。第1セットのチョンはフェデラーが本気モードになっても臆することなく対等なプレーを見せてました。
それでも結局そのセットが取れず第2セットは集中が切れてしまった感じでしたね。
そのフェデラーと準決勝で対戦するのは21歳のボルナ・チョリッチ。自分の良さを出すためにチームを全て一新したチョリッチ。その成果が出てきましたね。
もう1つの準決勝はミロス・ラオニッチとファン・マルティン・デル=ポトロ。
今の注目は、誰が『フェデラー・エクスプレス』を止めるか。それともまだまだ『フェデラー・エクスプレス』は走り続けるのか。楽しみね。