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11月19日にアップしようとして不具合からアップできていなかったものを再度アップします。
男子プロテニスツアーであるATPワールド・ツアーも昨日行われたニットATPワールド・ツアー・ファイナルズのシングルスとダブルスの決勝戦をもって2018年シーズンが終了しました。
長いツアーが終わり短いオフシーズンの始まりは、シングルスではアレクサンダー・ズベレフが、ダブルスではマイク・ブライアン&ジャック・ソック組の優勝で区切りを迎えました。
ズベレフは準決勝でロジャー・フェデラーをストレートで下して決勝進出。その決勝戦ではノヴァーク・ジョコビッチをストレートで下して、若干21歳にして初優勝を飾りました。
一方敗れたジョコビッチは、準決勝でケヴィン・アンダーソンをストレートで下して8回目の決勝進出を果たしたの。でもフェデラーが持つ最終戦最多優勝回数の6回へ向けてズベレフとの決勝戦へ挑んだんだけど、フェデラーに並ぶことはできませんでしたね。
ダブルスでは、ブライアン&ソック組は準決勝でジェイミー・マレー&ブルーノ・ソアレス組をフルセットで下して、決勝戦ではピエール・ウジェ=エルベール&ニコラ・マウー組を大接戦の末に下して優勝しました。
エルベール&マウー組はファン=セバスチャン・カバル&ロベルト・ファラ組をフルセットで下して決勝進出を果たしてましたね。
ズベレフは準決勝で第2シードのフェデラーを、決勝で第1シードのジョコビッチを破って優勝したけど、第1シードと第2シードを下しての優勝は、1990年のアンドレ・アガシ以来のこと。また21歳での最終戦のチャンピオンになったのは、2008年のジョコビッチ以来となりました。
またドイツ人としは3人目の最終戦チャンピオンに。これは、1988年、1992年、1995年のボリス・ベッカーと、1993年のマイケル・スティッチに次ぐもの。
そして21歳にしてこの栄冠を勝ち取ったのは、イヴァン・レンドル、ベッカー、ジョコビッチに次ぐ4人目。そう考えるとズベレフが世界ランク1位の座に立つのも時間の問題って言うことかもね。
マイク・ブライアンはこれが5度目の優勝でソックはもちろん初優勝。マイクは1970年からの最終戦の歴史で、複数のパートナーで優勝した6人目の選手となったの。もちろんこれまでの優勝は双子のボブとのペアーでのものなのよね。
ジョコビッチはこの決勝戦までにプレーした自身の36回のサービスゲームで1度もブレークを許していなかったにも関わらず、決勝戦ではズベレフに4度ものブレークを許しての敗退だったの。
そんなジョコビッチのこれまでの最終戦の決勝戦での成績は、2008年はニコライ・ダビデンコをストレートで、2012年はフェデラーをストレートで、2013年はラファエル・ナダルをストレートで、2014年はフェデラーの棄権で、2015年はフェデラーをストレートで下して、決勝戦では5連続優勝、そして2012年から4連覇を果たしていたの。
続く2016年はアンディ・マレーにストレートで敗れ5連覇の夢は絶たれて今年はズベレフにストレートで敗退し、大会最多タイとなる6回目の優勝も阻まれてしまったの。
マイクとソックのペアーは、10月28日のブログで紹介したけど、マイクのレギュラー・パートナーである双子の兄弟のボブが怪我のためにツアー離脱。今年の芝のシーズンからソックとコンビを組むとウィンブルドンとUSオープンを制する活躍で見事最終戦への切符を獲得して優勝に至ったのよね。
つまり、来シーズンにボブが怪我から復帰したらまたマイクはボブとのペアーでブライアン・ブラザーズとして戦うはずだから、ソックのダブルスの行方はまだ未定なんじゃないかしら?
今日発表のダブルスの世界ランクでは、今年の9月に記録した自己最高位に並ぶ2位へ浮上するの。更なるダブルスのキャリアも望めるソックだけど、まだ26歳と若いだけに来年はまたシングルスに重きを置くことになるのかも知れないわね。