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男子ツアーもやっと再開し始めたけど、それまでに行われたエキシビションに多数出場して好成績を連発していたのが世界ランク3位のドミニク・ティエム。
ティエムは今週行われているマスターズ1000大会のウェスタン&サザン・オープンでは第2シードで出場していて、2回戦から登場。その2回戦では、1回戦で予選を勝ち上がったスラバトーレ・カルーソを下したフィリップ・クライノビッチと対戦するわ。
その大会もその後のUSオープンも世界ランク2位のラファエル・ナダルも同4位のロジャー・フェデラーも欠場を表明しているものの、それでもこの大会もUSオープンも、厳しい戦いになるだろうし、チャンピオンにはこれまでと同じような価値があるはずって語っているの。
「前にも行ったように、ドローはそれでもかなり強い。これまでもラファやロジャーのいない大会は幾つもあった。彼らがここで戦おうとそうでなかろうと関係ない。優勝はこれまでと同じ価値がある。」
「もちろん観客がいなかったり、特別なエネルギーがなかったり、会場にはあまり人がいなかったり、これまでの普通の大会やグランドスラムではなかったりと、環境は違う。大きな違いはある。」
「ここでタイトルを獲得した選手は、その価値がある。選手としてもドローに関しても、例年と同じ。なぜなら、怪我やその他の理由でラファやロジャーが出場しなかった年はこれまでもあったから。」
「結局、20年経っても30年経ってもグランドスラムのチャンピオンはグランドスラムのチャンピオン。例えそれがどんな環境下であったとしても。」
「(エキシビションに多数出場したことは)ちょっとはアドバンテージになるかも知れないが、エキシビションはエキシビション。28試合をこなしたが、そのどの試合でも通常の公式戦と同じようには感じなかった。」
「もちろん、その試合ができたことは最高のことだった。しかし、ツアーの公式戦のようなテンションや集中力などはなかった。だから誰しもがこの大会ではゼロからのスタートになるだろう。」
そしてヨーロッパからアメリカへ飛んだことには何の不安もなかったようね。
「正直、ここへ来ることに何も不安や怖いことはなかった。全世界の中でもここの隔離された環境はどこよりも安全だと思っている。」
アメリカへ渡ることに何の不安も感じていなかったようなティエム。これまでのエキシビションのような好成績をこの大会でも出せるかしらね。そしてUSオープンでは、念願のグランドスラム初優勝となるかしら?