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USオープン2021大会10日目、女子シングルスでは予選を勝ち上がったエマ・ラドゥカニュの快進撃が止まりません。
東京オリンピックの金メダリストで、ここまで1セットも落とさず勝ち上がって来たベリンダ・ベンチッチをストレートで下して、もちろん自身初のグランドスラムでのベスト4進出。
ラドゥカニュはここまで予選3試合、本戦5試合全てストレート勝ち。
彼女は「ここにいることなんて全く予想もしていなかった。予選が終わったあとに飛行機の予約をしていた。そんな素敵なトラブルは大歓迎。」って本人も快進撃に驚きを見せていたの。
そして試合中についてはこう語っていたの。「ただここでの経験を楽しんでいる。今日の試合ではコートで自分自身にこう言っていた。アーサー・アッシュ・スタジアムでの最後の試合になるかも知れない。それなら思いっきり戦って全てを楽しもうと。」
そのラドゥカニュと準決勝で対戦することになったのが、カロリーナ・プリスコバをストレートで退けたマリア・サカリ。
女子のベスト4は、ラドゥカニュ、サカリに加えて、レイラ・フェルナンデスとアリーナ・サバレンカ。誰が勝ってもグランドスラム初優勝。また新たな女王が誕生することが既に決まりましたね。
大会11日は女子シングルスの準決勝2試合が行われます。
男子もベスト4が出揃いましたね。
第1シードで年間グランドスラムを狙うノヴァーク・ジョコビッチはやっぱり強い。第1セットをマッテオ・ベレッティーニに奪われても全く動じず、第2セットからはしっかり自身のプレーを取り戻してそこから3セットを連取してのベスト4入り。
そして第4シードのアレクサンダー・ズベレフは、初めてグランドスラムの準々決勝へ勝ち進んだロイド・ハリスをストレートで下しました。
ここまでの試合を見ていると、ズベレフと第2シードのダニイル・メドベーデフが本当に良いテニスをしてますね。ジョコビッチが優勝するにはこの二人を下す必要があります。
まずジョコビッチは準決勝でズベレフと対戦。もう1つの準決勝では、メドベーデフが先月21歳になったばかりのフィリックス・オジェ=アリアシムと大会12日目に対戦します。