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USオープン2021、男子シングルスは第1シードのノヴァーク・ジョコビッチと第2シードのダニイル・メドベーデフの戦いとなりました。
まず最初に行われた準決勝では、メドベーデフが第12シードのフィリックス・オジェ=アリアシムに対しても、ここまでの安定したストロークと俊敏なフットワークを発揮。
準々決勝で1セット失ったけど、それ以外はこの日の試合含め全てストレート勝利。本当に高いレベルのテニスを維持してここまで来ましたね。
その後の準決勝では、ここまで3回戦の錦織圭選手との試合以降全て第1セットを奪われてからの逆転勝利を飾っていたジョコビッチが、この試合でも第1セットをアレクサンダー・ズベレフに奪われるスタート。
それでも冷静さを失わず戦い続けるジョコビッチは、その後の2セットを奪いそのまま勝利かと思われたの。
第4セットではズベレフが奮起。ジョコビッチから再びセットを奪ってファイナルセットへと持ち込んだわ。しかし、、、
第5セットでは本来それ以上にレベルを上げないといけないセットなのに、ズベレフはミスを連発。簡単なボールをアウトしたり、スマッシュをミスしたりで、一気にジョコビッチが5ー0に。
何とか1つブレークバックして2ゲームを奪ったズベレフだったけど、第8ゲームの自身のサービスゲームをキープできずにゲームセット。
それにしても凄いラリー戦がそこここで見られましたね。50回を越えるラリーもあったほど。それはジョコビッチの高いレベルのストロークにしっかりズベレフも付いていった証。それでもズベレフは最後までそれを維持することができなかったわね。
ズベレフは去年に続く決勝の舞台には立てませんでした。一方のジョコビッチは、年間グランドスラムへあと1勝と迫りました。
そして男子ダブルスの決勝戦では、第4シードのラジーヴ・ラム&ジョー・サリスビュリー組が第7シードのジェイミー・マレー&ブルーノ・ソアレス組に逆転勝利を飾り、今季2度目の優勝を飾りました。
ラムとサリスビュリーは、去年の全豪オープンに次ぐグランドスラム優勝を飾りました。
ミックスダブルスの決勝戦の対戦カードも決まりました。第4シードのデシラエ・クラウチュク&サリスビュリー組対ジュリアナ・オルモス&マルセロ・アレボラ組の対戦となりました。
大会13日目はミックスダブルスの決勝戦と、女子シングルスの決勝戦が行われます。
女子シングルス決勝戦は19歳になったばかりのレイラ・フェルナンデスと18歳で予選を勝ち上がったエマ・ラドゥカニュと言うフレッシュな顔ぶれ。
もちろんどちらが勝ってもグランドスラム初優勝。どんな試合を見せてくれるか楽しみだわ。